○○○○していってねのblog

主に好きなホラー系DVDのレビューを掲載しています。 生粋のホラーというよりも、心霊、サイコ、サスペンス系に偏る傾向があります。 その他に音楽、ぬこ、漫画もたまに載せています。 お題目は個人的嗜好に偏っていますが、中身は極力客観視しているつもりです^^;

闇動画

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100万PV突破!しました〜(´∀`)。
文才無く不定期更新ですが、コメでも残していただけると嬉しいです。

闇動画9

201402_yamidoga9
闇動画9
制作年:2014年(日)
収録時間:68分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
今月リリースの最新9作目。高いクオリティを維持している作品で当然期待しての視聴。
全5話収録。本作基本構成の中編×3、短編×2。カテゴリは心霊×3、オカルト×2。一部作品について若干グロ高め。
直前に視聴した「監視カメラ6」が酷かった所為もあるかも。最近の中では頭一つ、いや二つ抜けて面白かった。何より5話全部が満足出来る出来。フェイク感もかなり抑えられているように見受けられた。所謂「アタリ」作品だと感じた。
冒頭、1話目(中編)は前段が長く(話の内容的に)不快でうんざりするのだが、それも心地よくなるようなオチを用意している。短編はシンプルながらも背筋が寒くなるような映像で恐さ強め。最近の作品の中ではかなりお勧めな仕上がりだと感じる。
次作「10」は初夏の6月リリース予定らしい。
【各話紹介】

  1. 告白
    [分類]心霊
    [概要]中編。サークルの友人に仕掛けたドッキリ映像。
    サークルの友人である男性に、同じサークルの女性が告白する場面を隠し撮り。その映像を飲み会の席で披露しようとする。ドッキリと言うよりたちの悪いイタズラ。仕掛人はサークル仲間の男性2人と告白役の女性1人。騙される側の男性は以前からこの女性に気があるようだ。
    夜。友人宅の近くにある公園。隠しカメラを持たせた女性が友人をメールで呼び出す。離れた茂みの中では男性2人が別のカメラで撮影。数分後。呼び出された友人が姿を現す。ベンチに座って談笑する2人。その後女性が告白。落ち着かない男性。頷いて告白を受け入れる。茂みの中では隠れてはしゃぐ男性2人。と、女性の様子がおかしい。無言で立ち上がると、友人男性の手を取って歩き出す。台本に無い行動で戸惑う茂みの中の2人は彼女らから離れて追跡。公園内の公衆トイレに入る男女。10分経過。女性が1人で出てくる。仕掛人の男性が呼び止めるが、彼女は無言のまま立ち去る。依然トイレから友人は出てこない。仕方無く仕掛人の男性2人はトイレへ。男子トイレの個室。便座に置かれた隠しカメラ入りの紙袋。床には毛髪が付いたままの血まみれの頭皮が落ちていた。
    サークルの先輩であり投稿者である男性取材。騙される側の男性は現在も行方不明。あの後、仕掛人の男性2人は警察に通報。トイレに戻ってみるが髪の毛も血も残されてなかった。今回のドッキリの仕掛人3人。男性1人は自宅の浴槽で溺死。もう1人はバイト先のビルの屋上から転落死。唯一の女性は電車に轢かれて轢死。3人全員が死亡していた。
    個室に残されたカメラの映像。暗視カメラ。カメラは公園内に向いている。ベンチに座って告白する女性の声。照れ笑いの2人。直後、女性が無言になる。カメラに映された公園内の木の陰から黒い人影が現れる。瞬間、眼前に佇む女の下半身に切り替わる。さらにカメラを覗き込む女の顔。すると仕掛人の女性が立ち上がり、友人男性の手を引いてトイレへ向かう。終始無言の女性。戸惑う男性。男性を連れてトイレの個室。中に2人が入ると女性は扉に鍵をかける。突然大きなノイズ音。ノイズが止み映像に変化無く数分経過。女性1人が個室を出る場面。さらに数分後。仕掛人の男性2人が現れる。再び大音量のノイズ。不意に音声が途切れ映像が終わる。この公園は古くから心霊スポットで有名な場所だそうだ。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]★★☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]前段はウンザリしかけたが、その後の展開は秀逸。特にいきなり隠しカメラの直前に現れたのは驚かされた。欲を言えば現れた女と残された頭皮の因果関係が欲しかったかな。
  2. 叫び
    [分類]心霊
    [概要]短編。旅先の温泉旅館での映像。
    室内にある露天風呂。妻が写真撮影。フラッシュの中に一瞬浮かび上がる「かえせ」の反転文字。さらに鏡の中からコチラを見つめる男の顔。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]これもいい感じ。普通の日常に紛れた違和感みたいな。
  3. 消失点
    [分類]オカルト
    [概要]中編。拾ったビデオカメラに収録されていた映像。
    カメラに向かって話し出す1人の男性。場所は自宅の部屋のようだ。彼はネットに心霊スポットの検証動画をうpしている投稿者のようだ。なお彼の投稿動画は既に削除されているとのこと。彼がツイッターを通じて入手した情報。都内に人が消える場所があるらしい。そこは特定の時間に通りかかると消えてしまう場所。今回はその場所が近所であるので、彼が実際に赴いて撮影する。
    夜。住宅街にある公園。その脇の祠の横の電柱付近。人通りが極端に少ない。消えるという時間帯に突入。件の場所から数メートル離れて撮影する。特に異常は観られない。時間帯終了間際。彼が接近するが変化無し。ペットボトルを投げ込むが路面に落ちるだけ。時間帯終了。
    別の日。再度検証。今回は友人を呼び出して、その場所を歩かせる。友人を携帯で呼び出す撮影者。彼は友人の背後から隠れて撮影。時間帯突入。携帯で誘導し友人を問題の場所に歩かせる。友人はその場所を通過。消えない。がっかり半分の撮影者は姿を現し友人を呼び止める。友人が振り返り、撮影者に向かって戻ってくる。途中、問題の場所を通過する友人がこつ然と消えてしまう。驚いて近寄る撮影者。路面に落ちた煙草。彼が拾ってその場所に向かって放ると、煙草は宙空で消えてしまう。どうやら消える方向があるようだ。
    数日後。自室。消えた友人はそのまま失踪したと撮影者。ツイッターでこの情報を提供した人物も連絡が取れない。3度その場所に向かう彼。時間帯突入。近くに立ち前回と同じ方向からその場所に向かってペットボトルを投げる。消えるペットボトル。映像にノイズ。眼前に黒い渦が現れる。取り乱す撮影者。彼を呼ぶ声。背後を振り返ると消えたはずの友人らしき男が立っており、撮影者をその場所に向かって突き飛ばす。映像が乱れノイズに紛れて彼の悲鳴。背後にサイレンと爆撃音らしき音。戦時中、この場所は空襲があったとのこと。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]面白い。撮影者の男のドアップはうざかったけど。いや。それも計算されているんだろうな。
  4. 古戦場
    [分類]心霊
    [概要]短編。社員旅行で訪れたキャンプ場での映像。
    昼。キャンプ場で寛ぐ家族。家族の背後に立つ白い服の女。この場所は付近に有名な古戦場跡があるそうだ。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]シンプルなんだけどいいんだよね。特に幽霊の風体はゾッときた。こういった立っているだけで不気味な存在感があるのって好きだ。
  5. 振り込め詐欺
    [分類]オカルト
    [概要]中編。振り込め詐欺グループへの潜入取材映像。
    昼。街中で待ち合わせする撮影者。男が近寄ってきて地図を渡される。地図に従い歩き始める撮影者。地図に示された一軒家に到着。ドアをノックすると脇から男が現れて彼を招き入れる。散乱している屋内。男は彼にリストとスマホを渡す。リストアップされているメールアドレスにメールするように指示。返信が来たら呼ぶように言うと、男は家の奥に姿を消す。数時間経過。メール送信を続ける撮影者。やがて1通だけ返信が来た。男を呼ぶ撮影者。男は返信メールを読みスマホを受け取る。撮影者には新しいスマホを渡す。しばらくして男が現れ、撮影者に現金を受取に一緒に来るように指示。
    電車に乗って移動する2人。まだ明るい時間。住宅街を歩くと相手の家へ到着。家には男1人で乗り込む。撮影者には終わったら連絡するので近くのファミレスで待機するように言いつける。家に入ってゆく男。撮影者がファミレスで待機するが、一向に男からの連絡が来ないまま夜になる。仕方無いので1人でメールを送り続けた家へ戻る撮影者。家の前では昼間に地図を渡した男がいらだった様子で待ち構えている。撮影者が経緯を説明する。男が携帯で電話を始める。電話の相手と揉め始める男。男が電話先に「撮影者を事務所に連れてゆく」と聞くと、撮影者は一目散に逃げ出す。どうやら撮影者が嘘をついていると疑っているようだ。逃げ果せた撮影者。
    後日撮影者は詐欺を仕掛けた相手の家へ行く。夜。周囲から家を窺うが中は暗く人気が無い。玄関をノック。応答が無い。扉に手をかけると開いた。恐る恐る扉を開ける。暗い中玄関先で倒れている人。声をかけるが全く動かない。絶命している。よく見ると撮影者を伴ってこの家に来た詐欺グループの男だ。全身にぬめった液体。屋内を観察。脇の部屋や廊下の先に、人の抜け殻のように衣服だけが散乱している。どれもぬめった液体。屋内を探していると、突然天井からドタドタと人が走るような大きな物音。動揺して逃げようと玄関を見ると、玄関のガラス戸の向こうに立つ白い人影。押し入れに隠れる撮影者。しばらく息を殺していたが屋内に人の気配がしない。押し入れから外に出る。ふいに耳元で笑い声。振り返るとミイラのような顔の崩れた女。差し伸ばされる手。乱れる映像の中、撮影者の悲鳴。映像終わり。
    その後、撮影者は放心状態で徘徊しているところを保護される。現在療養中であるが、話が出来る状況ではないそうだ。また後日この家を調べたが家具など何も無い状態だった。以前から空き家だったとのこと。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]振り込め詐欺ネタは多く出回っている中でも本作は秀逸。やっぱり一つ一つの観せ方が良いんだと感じた。
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【シリーズ過去ログ】

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闇動画8

201312_yami8-sn
闇動画8
制作年:2013年(日)
収録時間:74分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
シリーズ8作目。最近のシリーズものの中では期待値の高い作品の一つだ。
全5話収録。中編×3、短編×2でカテゴリは心霊×1、オカルト×3、そして珍しいUMA×1とした。実際は生物か無機物か判らないんだけど、UFOとも異なるんで未確認物体としてカテゴライズ。軽めにグロ。エロ要素無し(ジャケ写はちょっとエロいけどw)。
好みとしては前作の方が優勢であるが、今作も結構面白かった。よりオカルト要素が強くなった感じだ。個人的には心霊で押して欲しいんだが、ネタが出尽くしている感があるから仕方ないのかもしれない。
次作「9」は年明け2月リリース予定だそうだ。今から楽しみである。
【各話紹介】

  1. おつかれさま
    [分類]オカルト
    [概要]中編。お蔵入りとなった心霊番組映像。
    カメラを前にアイドルの自己紹介。彼女がネットで噂になっているマイナーな心霊スポットを検証する内容の番組。なお投稿者は彼女自身。
    アイドル取材。作ったものの制作スタッフが不自然な死に方をしたとかで中止となった。
    制作プロデューサー取材。当時制作した会社は既に解散。映像素材は彼の会社で引き取った。深夜のバラエティ番組のオカルト特集として制作されたもの。
    映像。会議室らしき場所でオープニング。アイドルが今回の番組のお題を開示。お題は『おつかれさま』。(台本通りに)テンション下がるアイドル。(台本通りに)彼女が嫌がるのでディレクター(以下D)とADも一緒にやることに。『おつかれさま』の説明。一種の招霊術。手順は、①暗闇で行う、②呪文「昇抜天閲感如来雲明再憎(しょうばつてんえつかんにょらいうんめいさいぞう)」と3回唱える、③コップ一杯の水を飲む。早速部屋の電気を消して開始。映像は暗視カメラに切り替え。ADの後に続いて呪文を3回唱え、コップの水を飲み干す3人。電気点ける。特に異変はない。この後アイドルと女性AD組、DとAD(先導して呪文を唱えた男性)組に分かれ一緒にお泊まり。その様子をハンディカメラで撮影する。
    D+AD組の映像。深夜。ADの車でDの家へ向かう(Dの家に泊まる)。ナビに住所を入力して出発。助手席のDはカメラを動かしたまま途中で寝てしまう。Dが目覚めると見知らぬ場所へ。「家は練馬なんだけど」とD。運転手のADはナビ通りに走ったと主張。故障かと訝しむが、あらためてナビ情報を入力してリスタート。しかしナビの指示に従って走るとまた別の場所に案内される。舗装されていない狭い道を進んで、とりあえずナビの指示する目的地へ向かうと脇には閉鎖された大きな門。暗闇で様子が分からない。車を降りてみるとそこは墓地だった。車内に戻ってナビを操作するが、壊れたように到着メッセージを繰り返す。Dが手にしたカメラを運転席のADに向ける。ADの頭に張り付く女?の顔。驚いて車から飛び出すD。車内から(ADの?)絶叫。走ってその場から逃げるD。そこに車が通りかかり。。。
    再びプロデューサー取材。Dは通りかかった車に轢かれて死亡。ADは車内で死んでいた。検死の結果心臓マヒとのことだが詳細は不明。なおアイドルと女性AD組の映像は全く撮影されていなかった。後日彼女らのカメラを調べるが故障などは見つからなかった。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]後半からの盛り上がりはまあまあ。ラストのADにしがみ付くような顔の表情もインパクトある。しかしそこまでの映像はグダグダ過ぎ。特にアイドルが映っている部分は必要ないでしょ?ナビ通りに走ったら変な所へ連れてゆかれた的な進行だが、自分の家が「練馬」ってんだから運転途中で気付けよw
    「おつかれさま」ネタは「2ちゃんねるの呪い」でもあったな(未レビュー)。結構前に観たんだけどラストの映像はまだ頭に残っている。結構怖かったな。
  2. 爆光
    [分類]UMA
    [概要]短編。スマホで飛行中の機内から外の景色を映した映像。
    アジア上空。眼下には雪を被った山並み。上空から落下する石仏のような物体。地上に衝突するとすさまじい光。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]いいねぇ。怖くはないけどwこういった単純で意味不明な映像は好きだ。
  3. 帰り道などない
    [分類]オカルト
    [概要]中編。集団自殺現場の潜入取材映像。
    映像。街中を歩く撮影者の男性(フリーライター)。路肩に停車中の車の前に立つ男性に挨拶すると、後部座席に乗り込む。彼は隠しカメラで撮影している。運転手が戻って出発。ワンボックスの車内は運転手の男性、助手席に男性、後席に撮影者、その後ろに女性の計4人。山の中へ向かう車。人気のない森の中に車を止める。まだ日があるので夜になるまで待つことに。日が暮れて準備が始まる。車外で佇む女性。彼女の足下にはタロットカードが置かれている。何かと聞くと「ちゃんと死ねるようにおまじない」と彼女。別の場所で同じようにカードを地面に並べて何かを唱える。車内に戻る。運転手が他の3人にクスリを手渡す。飲み込む一同。ライターはクスリを飲むふり。真っ暗な中車内の様子を窺う撮影者。2時間ほど?経過。「もおいい?」と女性の声。「大丈夫そう」と運転手。助手席の男性はぐったりと動かない。撮影者は(まさに)死んだふり。女性が助手席の男性を選ぶと、運転手は彼(の遺体?)を車外に連れ出す。1人残されてとまどう撮影者。やがて彼は車外に出て彼等の向かった方へ進む。暗視カメラに切り替え。森の中を進むと彼等を発見。動かない助手席の男性を地面に寝かせ、彼に覆い被さるように運転手と女性が顔を近づけている。撮影者は誤って物音を立ててしまう。運転手と女性がゆっくりと彼の方へ顔を向ける。走り出す撮影者。車から離れる方向へ逃げる。ライトが見つからず、暗視カメラの映像を頼りに歩き出す。しばらくすると目の前に灯り。車の車内灯のようだ。よく見ると先ほど乗ってきた車だった。慌てる撮影者。人の気配はしない。ゆっくりと近づく。地面には見覚えのあるタロットカード。再び車から離れる方向に歩き出す。しばらく歩くと目の前にはまた車。そしてタロットカード。また戻ってきてしまった。これが数回続く(映像省略)。何度も目の間に現れる車に疲弊する撮影者。近くで足音。急いで身を隠す。人気はない。彼は立ち上がると、別の方向(彼等が居た場所)へ歩き出す。そこには上半身裸で横たわる助手席の男性。身体に牙を突き立てたような穴と、そこから流れる血。眼前に運転手。振り向くと女性。撮影者に血に染めの口を大きく開けた女性が襲いかかる。彼女の口には人ではない牙があった。撮影者は悲鳴を上げて抵抗。カメラを手落とす。抵抗もやがて弱くなり大人しくなる。「もういいや。はこぶ?」の声。撮影者の身体が移動し車のトランクへ。助手席の男性も一緒に詰めて走り出す車。
    投稿者取材。撮影者は音信不通。カメラだけが投稿者の会社(出版社)に送られて来た。差出人は不明とのこと。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]自殺志願者を狙って補食する吸血鬼といったところか。暗闇の森を逃走するシーンは緊張感がある。
  4. 牢獄
    [分類]心霊
    [概要]短編。旅行先の映像。
    東南アジア。過去監獄として使われたとされる鍾乳洞。岩肌に浮かび上がる顔。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]こっち見んな( ゚д゚ )
  5. 邪教
    [分類]オカルト
    [概要]中編。廃墟でのきもだめし映像。
    映像。夜。バイト先の仲間3人(撮影者+男性+女性)で廃墟を訪れる。この場所は白い人影が出るなど、地元で曰く付きの廃墟で元は旅館だった。立ち入り禁止と書かれた門を開けて中に入る撮影者達。屋内を笑いながら徘徊していると、上の階から水道の栓が抜けたような異音。立ち止まって天井を見上げる一同。階上へ向かうが笑い声は無くなる。誰か居るかと声をかけつつ各部屋を確認。ある和室。部屋の片隅に首のない仏像。その両脇に天井から吊るされた犬の首と首のない犬の胴体。「帰ろう」。一気にブルーになって部屋出る。階下へ降りて屋外へ。
    撮影者が庭に祠を見つける。友人に声をかけるが、彼等は声が聞こえないかのように撮影者を残して車へと歩く。残された撮影者。がさがさと物音。そして念仏を唱える声。彼は誰か居るのかと声をかけるが応答がない。傍らに首のない仏像。友人達の名前を呼びながら戻ろうとする撮影者。庭先に友人達と別の誰かが居た。とっさに身を隠す。よく見ると友人達と話をしている男の衣服は撮影者本人のそれと酷似している。友人達と現れた男は乗ってきた車に乗り込んで走り去ってしまう。撮影者は慌てて後を追うが置き去りにされてしまう。撮影者の背後から彼の名を呼ぶ声。振り返ると廃墟の2階に浮かぶ2つの人影。立ち去ったはずの友人達のようだ。撮影者は友人達の名前を呼ぶが返事がない。廃墟へ戻る撮影者。いつの間にか人影は消えている。映像にノイズ。
    屋内に入って名前を呼ぶがやはり答えない。2階へ上がると背後から呼び声。廊下の先。部屋から半身を出して彼を呼ぶ友人女性。やがて彼女は室内に姿を消す。後を追うように撮影者が部屋に入るが誰もいない。女性の呼び声だけ。片隅に置かれた仏像。その首が悪魔(サタン)のソレに変わっている。絶叫して廊下に飛び出る撮影者。開いた扉の磨りガラス越しに異様な人の顔。腰を抜かして逃げようとする撮影者。耳元(カメラの直近)で念仏。映像終了。
    投稿者取材。この撮影者は山道を彷徨っているところを保護された。彼は両手の手のひらの皮が剥がれて心神喪失状態で発見される。現在も治療中。また先に帰った友人たちは途中のトンネルの側壁に車で激突。事故死していた。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]ワリと良かったな。映像そのものよりも置かれた状況に恐怖を感じるパターン。意味不明な儀式とかドッペルゲンガーとかオカルトネタをいろいろ取り込んでいて退屈しない。仏像の頭部がサタン(山羊ね)にすげ替えられていたのには笑った。

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闇動画7

201309_yami7
闇動画7
制作年:2013年(日)
収録時間:68分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
8月にリリースされたシリーズ最新作の7作目。総じていい感じの映像を揃えたシリーズだ。
全5話収録。中編×3、短編×2の構成はシリーズデフォルト。内容は心霊×2、オカルト×3。ラストの「魔の領域」を心霊にしようか悩んだが、狐に化かされたような話だったのでオカルトとした。グロ系少々、エロ無し。
いやぁ。かなり良かったっす。短編はイマイチなんだけど、主要な中編の出来が良いので全体的に好印象。内容はめちゃ怖い話がある訳ではないが、平均的にクオリティが高い。勿論ある程度のフェイクは容認した上で、致命的な破綻や不自然さが見受けられないのでリアリティがある。久しぶりに映像面もストーリー面も納得のいく満足感が得られた。
【各話紹介】

  1. 非在の視線と不在の視線
    [分類]オカルト
    [概要]中編。宅配荷物を配達する映像。
    投稿者インタビュー。バイク便のバイトしていた投稿者は仲の良かった同僚がいた。投稿者がバイトを辞めた後も同僚との付き合いは続いた。その同僚から預かった映像。この同僚がよく配達に行った翻訳会社の荷物の受取対応が変わっていた。荷物を届けると玄関に誰も出てこない。部屋の奥から印鑑を押して荷物を置いていくようにと女性の声がかかるだけ。投稿映像は家の中にカメラを固定して同僚が荷物を届ける姿を映していた。何度も配達に行った同僚だが、その日はチャイム押しても返答が無くて不在だった。不在は初めてなので気になってドアに手をかけると鍵がかかっていない。ドアを開けて玄関に入るが人の気配もしない。カメラも設置されていない。不審に思いつつもいつも通り印鑑押して帰ろうとすると、床に手書きの手紙とDVDが置かれていた。手紙には「必ず観てください」とのメッセージ。誰宛かも判らないが、同僚はDVDを持ち帰って自宅で観てみる。それが今回の投稿映像で、今まで同僚が配達する光景が映されていた。
    投稿映像。ドアを開けて入る同僚の姿。室内から印鑑を押して荷物を置いてゆくようにと女性の声がかかる(女性の姿は映っていない)。同僚は指示通り荷物置いて部屋を出ようとするが、ドアの前でもう一人の半透明の同僚の姿が浮き上がる。部屋を出てゆく同僚本体とは別に、半透明の同僚は部屋の中へ入ってゆく。
    別の日。いつも通り配達する同僚。映像がジャムりノイズが混じる。
    別の日。配達する同僚の身体から黒い靄が浮き出る。靄は画面いっぱいに広がる。
    別の日。映像にノイズが混じると同僚の頭部が消える。
    投稿者インタビュー。同僚がDVDを持ち帰った日から、この宛先への配達が無くなった。気になった同僚がこの会社を訪れるが既に空き部屋になっている。同僚はこの会社について管理人に聞いてみるが教えてもらえず、いけないことと知りつつ配達元のデータを参照。すると配送元も同時期に配達依頼が止まっていた。投稿者が同僚からDVDを預かってから2週間位後。同僚から「今度は配達先の人がしんだ」とメールされてくる。すぐに投稿者が同僚に連絡するが捕まらない。同僚は既にバイトを辞めており家にも帰っていない。そのまま失踪してしまった。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]タイトル凝ってる。つかみはおk。面白い趣向。映像の意図が掴めないシチュエーションもさることながら、さまざまな異変の総集編みたいだ。怖さは並ながらとても興味深かった。
  2. 赤い乗客
    [分類]心霊
    [概要]カップルが旅行中の電車内で撮影した映像。
    車窓から流れる風景を写真に納めている彼女を映す彼氏。トンネル内。ノイズに混じって彼女の背後に佇む赤い服の男。映像をスタッフが解析すると、電車が駅に到着する際、ホームに佇む似たような赤い服の男が映っていた。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]切り貼りしたような男は興ざめ。
  3. 超越と俗悪の関係
    [分類]オカルト
    [概要]中編。映像会社が万引き現場をテーマにして制作した映像。
    投稿者インタビュー。TVの実録犯罪ものとして制作したがお蔵入りとなった映像。神奈川県のスーパーで万引きGメンの女性に密着し万引き犯を捕まえる瞬間を撮ろうとする。店内に固定カメラ、万引きGメンの胸元に隠しカメラを設置。スタッフは営業の邪魔にならないように車で待機。
    投稿映像。スーパーを出て歩くサラリーマンを追う店員。店員は男をレジを通していない品物があるとして連れ戻す。スーパーの会議室では取った取らないの押し問答。店員が男の鞄を調べると未会計の商品が出てくる。会計を忘れただけと高圧的に逆ギレする男。素直に応じない男に対して警察を呼ぼうとすると、とたんに大人しくなって土下座する。投稿者曰くヤラセではないとのこと。
    店内で挙動不審な女性客の後をつける女性Gメン。万引き現場を確認した後、会計せずに外に出た女性客を捕まえ事務所へ連れてゆく。鞄を検めると万引きした商品。別途購入した商品を鞄に移しただけだと逆ギレ。警察に通報すると言っても、自分(万引き女)の親戚には警察の偉い人がいるとまくしたてる。結局警察に引き渡したようだ。
    店内を回るだけの女性に目をつける。女性Gメンが現場を確認し店外に出たところで捕まえる。無言のまま大人しく事務所についてゆく万引き女。取り調べるが女は終止無言。鞄を調べると中から未開封の包丁。問い糾すが女は無表情のままひたすら店員を睨み続ける。埒があかないので警察へ通報しようとすると、女が腕を上げ店員の男性を指差し中空に文字を書く仕草。口元は何か呟いているようだ。すると指差された店員が突然暴れ出す。唖然とする女性Gメン。店員は緩慢な動きでテーブルに置かれた包丁を開封すると、おもむろに女性Gメンの腹を刺す。Gメンの腹から包丁を抜くと、今度は自分の首に包丁を突き立てる。倒れる店員。女性Gメンも力つきて倒れる。万引き女は店を出てゆき行方不明。店員の男性は死亡。女性Gメンは重傷。警察は店員男性の突発的凶行として処理されたとのこと。
    この後、万引き女がスーパーから出てゆく所を映した固定カメラ映像。店内に姿を現した女がカメラを睨む。映像が乱れて鳥居の映像が割り込む。店内映像に戻ると女は消えていた。さらに鳥居の前で女が高笑いする映像が割り込んで終わる。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]これも凝ったタイトルで興味を引く(但し意味不明)。作りも凝っていて、よくあるTV番組で起きた不気味なこととして面白く作っている。首を刺した店員の出血量が少ないような気が。もっと派手にぷしゃーと血しぶきが上がっても良いのでは?
  4. 盗視者
    [分類]心霊
    [概要]赤ちゃんを囲んだ家族の映像。
    赤ちゃんの授乳風景。見守る家族。背後の襖の模様に眼が現れて瞬きする。眼の形で現れる霊は現世への執着が強いとテロップ。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]短編。マグロの眼パターン。まあ面白い。勿論笑えると言う意味で。
  5. 魔の領域
    [分類]オカルト
    [概要]中編。地方のTV局が制作した心霊番組の映像。
    投稿者のカメラマンにインタビュー。女の幽霊が出るとの噂がある山奥の神社でロケ。怖い場所で女性レポーターとディレクター(以下、D)の会話を撮影する企画。スタッフは女性レポーター、D(♂)、AD(♂)、投稿者であるカメラマン(♂)の4人。
    投稿映像。まだ明るい時間に現場到着。ロケ車内で女性レポーターが怖い話を披露。投稿者はその時点で違和感を感じたという。女性レポーターが披露した夢の話が、今後の出来事を暗示しているかのようだと。女性レポーターは自身の金縛り体験談をした後、昨日見た怖い夢の話をする。それは今日の撮影に関する夢。撮影中に幽霊が出てスタッフが襲われる。スタッフが1人ずつ消えてゆき、最後に彼女だけが山中に取り残される。その彼女も幽霊に殺されるという夢。と、ここでADの呼び声。見てみると道ばたにカラスの死骸。「ヤバいんじゃないの?」とD。
    夜になり撮影開始。鳥居を前に女性レポーターがこの地を紹介する。神社の中に入る。Dが女性レポーターに「子供の声が聞こえても反応しないように」と注意点を教える。と、カメラのライトが消え、すぐに点灯する。
    投稿者インタビュー。実はスタッフは女性レポーターの怖がる姿を撮りたかったために仕掛けを用意していた。冒頭のカラスの死骸やカメラのライトもヤラセだった。
    投稿映像(続き)。不安がる女性レポーター。そのとき山全体に「どーん」と爆音が轟く。地面も揺れているようだ。投稿者はこの爆音は仕込みではないと。そもそも地震など仕込める訳が無いと。他の仕込みは男性スタッフ全員がトイレに行くふりをして、女性レポーターを1人にして怖がる様子を遠くから撮影するだけとのこと。映像に戻り撮影は続行される。ようやく境内に到着。灯りなど無く一面闇。女性レポーターが参拝し一行は帰路へつく。男性陣3人が仕込みのトイレへ。1人取り残される女性レポーター。DとADがマジトイレ。1分ほど経過して女性の悲鳴。急いで女性の元へ戻る。しかし彼女は悲鳴など上げていないと。それどころか聞こえもしなかったと。男性3人は全員女の悲鳴を耳にしていた。
    ロケ車へと道を戻る一行。Dが途中で止まる。彼は「女性レポーターがこの地でやってはいけないことをやってしまった。このままじゃまずいので別の社へ1人でお参りしてこい」と言う。また、彼女の行為の何がまずいのかは「今は言えない」とのこと。戸惑う女性レポーターにピンマイクを着けると、彼女は暗闇の中1人お社へ向かう。実はこれはDの思いつき企画。なので彼女の行為は関係ない。Dは彼女を怖がらせるために、ロケハンで見つけた山奥のぼろい社に向かわせたかった。そんな「ボロ社」があった記憶も行った記憶も無く戸惑うADと投稿者。
    投稿者インタビュー。このDの発案自体がおかしい。彼女にカメラも持たせていなければ、カメラマン(投稿者自身)も同行していない。映像が無いので番組が成り立たない。意味不明。
    投稿映像に戻る。女性レポーターが出発してから5分ほど経過。彼女の悲鳴。彼女の後を追うスタッフ。彼女が向かった先は行き止まりになっていた。「社があったよね?」とD。「行っていない」と他のスタッフ。投稿者をその場に待機させてDとADが女性レポーターを探す。数分後。暗闇に彼女の姿が。投稿者が駆けつけるが彼女はいない。そして一面にカラスの死骸が散乱している。投稿者は一瞬自分がドッキリを仕掛けられたと思ったとのこと。にしても1人では怖すぎるので神社に戻る投稿者。境内でスタッフを呼ぶ。どこからかうめき声。社殿の縁の下からのようだ。床下にカメラを向けると、柱にもたれて座るADの背中。呼んでも応答しないので近くに寄ると、ADは首を括って絶命していた。呆然とする投稿者。ADの後ろからひょいと顔を出す女の顔。驚いて縁の下から表に出る投稿者。再びうめき声。逃げ出す彼の前にDの姿。声をかけてもDは答えず、何か呟きながらふらふらと同じ場所を回る。投稿者曰くロケ車の鍵はADが持っていたので、そのまま近所の民家に逃げ込もうとした。参道を走り車を止めた場所に戻ると、ヘッドライトを点けたロケ車からクラクション。車から「何してんの?」と近寄ってくるD。Dは撮影終わったから帰るよと投稿者に告げる。映像終わり。
    投稿者インタビュー。投稿者以外の3人はロケ車に乗っており、投稿者だけがトイレから戻ってこなかったとDに言われた。投稿者は3人が違う世界の住人じゃないかと不安になり、自分の体験を話すことが出来なかった。そして収録テープはADに渡して放送された。放送を観た投稿者。内容は彼が体験した内容とは異なっており、参拝後特に異常なく終わっていた。幻覚を観ていた?しかし映像は残っている。その後投稿者がTV局を退社する際、この撮影テープを探す。それが今回の投稿映像。投稿者の体験通り。一方放映された映像を探すが見つからなかった。D、AD、女性レポーターはこの撮影後半年以内に退社しており、その後は判らない。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]よかった。荒唐無稽な話しながらストーリーは破綻していない。オチも考えられている。爆音はびっくりしてしまった。音量注意と言うことで。あとうめき声が不気味で頭に残る。

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【シリーズ過去ログ】

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闇動画6

201309_yami6
闇動画6
制作年:2013年(日)
収録時間:67分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
シリーズ6作目。本作からジャケ写が和風?イラストに変わってますね。悪くないと思います。
67分。検証付き中編×3、小作×2の5話収録されていて、中、小、中、小、中の構成はシリーズで標準的。心霊×4、オカルト×1と心霊要素が濃い目。グロ映像あり。エロ系なし。
そこそこ楽しめる内容だった。予定調和的なドッキリもあったけど、物語としては退屈しない。ただ映像は雑な感じがした。幽霊は背景と微妙にズレていて浮いたような印象を受ける。またグロ映像は人形、もしくは、メイクしているのが判るようでちょっとシラケる感じ。それでもストーリーは破綻しない範囲なので良しとしよう。
【各話紹介】

  1. 死は誰も経験したことがない
    [分類]心霊
    [概要]中編。「自殺の木」を記録した映像。
    ライターである投稿者インタビュー。頻繁に首吊り自殺される木の話。林の中の木々にあって、毎回「その木」で首をくくられる。その木の幹には「入」の文字が刻まれている。自殺した人の数分刻まれているとの噂。現在その木は燃やされて存在しない。投稿者が「自殺の木」の取材過程で入手した映像。
    投稿映像。夜。「ツアー」と称して自殺の木を映す撮影者の男性。暗い道を歩いてゆくと問題の木が姿を現す。幹には沢山の「入」の文字。特に異変はなく「収穫無し」としてツアーを終了する撮影者。投稿者によるとこの映像は2年前に撮影され、撮影者は引きこもりの男性だそうだ。彼は数ヶ月に渡り「自殺の木」に通い記録していた。
    別の日の映像。「自殺の木」へ向かう途中。林の中でサラリーマン風の中年男性とすれ違う。撮影者はこんな時間に人とすれ違うことに驚くがそのまま木へ向かう。すると木には男が首を吊っていた。足下には倒れた折畳み椅子。興奮する撮影者。一通り死体を撮影して帰路へ。帰り道で林の中に佇んで撮影者を見つめる男に遭遇。驚いて立ち止まる撮影者。その男は撮影者の方を指差すと、いきなり迫ってきた。逃げる撮影者。行きにすれ違った男、帰りに遭遇した男、そして首を吊った男性が同一人物に見える。このあとしばらくツアーは中断される。
    ツアー再開後の映像。夜。いつものように「自殺の木」へ向かう撮影者。木に異変はないが、背後の林の中から人の声。振り返るが誰もいない。再びカメラを木に向けると、木の幹に無数の苦悶に満ちた顔が現れていた。途切れる映像。
    最後のツアー映像。夜。脚立を持って「自殺の木」へ向かう撮影者。木が映るようにカメラを固定して「準備」する。木の幹に「入」の文字を刻む。脚立を立てて枝にロープを垂らす。ライトを消して棄てる。ロープに首を通す。「入ります」といって脚立から飛び降りる。ぶら下がって揺れる撮影者の身体。
    投稿者インタビュー。その後、撮影者の母親と弟が「自殺の木」首吊り。精神に異常をきたした父親は「自殺の木」を燃やす。父親は病院送りとなり、その病院のトイレで首吊り自殺した。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]男の首吊り映像に軽い違和感。なんというか首を吊っているにしては姿勢が妙な感じを受けた。いやまあ実際に首吊りした人を見た訳ではないので何とも言えないが。木の幹に現れた沢山の顔は作った感満載。苦悶の表情を浮かべているけど、無表情の方が怖さ的に良いような気がした。
  2. 通行者
    [分類]心霊
    [概要]保養所でビリヤードを楽しむ家族の映像。
    結核の療養所跡地に作られた保養所。遊ぶ家族の後ろ。通路からゆっくりと歩いてくる半透明の女の姿。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]女の姿が妙に浮いていて違和感が残る。
  3. 場を乱す者
    [分類]オカルト
    [概要]ヒーリングセミナーを取材した映像。
    投稿者インタビュー。知り合いのジャーナリストがTV局の依頼を受けて取材した映像。心に傷を負った参加者を癒すセミナー。講師の女性はスピリチュアルビジネスの会社社長。セミナーの邪魔をしない条件で撮影を許可された。
    投稿映像。ビルのフロアで開催されたセミナー。出席者は講師、アシスタント、4人の参加者で計6名の女性。最初の参加者が自らの不幸な境遇を話す。妊娠時に受けた夫のDVにより流産。夫も出て行ってしまった。原因は?と優しい口調で問う講師。参加者は夫の所為であると答えるが、講師は「なぜ?」を繰り返す。徐々に声高に、威圧するように女性を責め糾す講師。講師はひたすら激しく責めて、最後に「自分の所為」と言わせる。泣き崩れる参加者。彼女が落ち着くと両頬を合わせ、「もう大丈夫」と言って終了。投稿者は参加者のプライドを叩き壊していいなりにさせる典型的なカルトのやり口と非難する。また頬を合わせる行為は、ここの教義では顔が最も神聖な部位であり、汚れが無くなり魂の浄化、再生がされたことを意味するとのこと。他の参加者も一様に自らを責めて終わる。
    最後の参加者の映像。彼女が話し出すと、突然照明が消える。照明が点くと、彼女は椅子に座りぐったりとしている。再び照明が明滅。明滅する中、数人の黒衣を纏った人影が講師の周りに現れる。半透明なその人影は講師に近寄る。気付いていないのか講師は「大丈夫」と参加者達を落ち着かせる。明かりが点き人影は消える。相変わらず項垂れている女性の身体が揺れている。講師は話の続きを催促するが彼女は応答しない。次第に語気が荒くなる講師。また明滅する照明。三度点灯すると講師の目の前に立つ参加者の女性。彼女は講師に襲いかかる。アシスタントは取材者と共に他の参加者を部屋の外へ出す。室内から悲鳴、そして静寂。アシスタントが血を浴びた姿で呆然と出てきてへたり込む。取材者が呼びかけても返事がない。恐る恐る部屋に入る取材者。入り口の扉の影にもたれて座り込んでいる(講師を襲った)参加者の女性。
    ここで以降の映像は精神的ショックを与える可能性があると警告メッセージ。
    映像の続き。両手や口元が血まみれの参加者の女性。講師の姿を追うと、机の影に倒れている。カメラが寄る。倒れて血まみれの講師の顔面は喰われていた。映像終了。現在会社は廃業。講師を襲った女性は警察に連行されるが、その後消息不明となる。また講師の生死は不明であり、アシスタントも消息が判らないとのこと。そして事件は表沙汰にならなかった。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★★★☆☆
    [フェイク度]★★★★★
    [感想]大声で「なぜ」を繰り返すだけの簡単なお仕事ですwいかにも詐欺ビジネスっぽくて観ていて不快。これでお金がもらえるなら簡単だね。血まみれの講師はなんか人形っぽい。出てきて消える黒い人影の映像も違和感があって雑な感じを受けた。
  4. 老少女
    [分類]心霊
    [概要]結婚式、披露宴の映像。
    出席者同士が挨拶する背後に現れる黒く透けた女。カメラが反対側の入り口に振れると、同一人物と思われる女がカメラに向かって手を振っている。その白い顔は老女のように見える。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]無表情な顔は気持ち悪いけどそれだけ。
  5. 呪縛地帯
    [分類]心霊
    [概要]病院跡地の駐車場の映像。
    投稿者インタビュー。大学のサークルの先輩が持ち込んだ映像。その先輩は現在連絡が取れない。2組のカップルがテーマパークへ遊びに行った帰りに心霊スポットを訪れた映像。そこは病院跡地に残された駐車場。取り壊そうとしたが、その度良くないことがあって放置されたらしい。
    投稿映像。夜。心霊スポットの駐車場に到着した男女4人。ループ状になったアプローチを進み、噂のある地下駐車場2階へ。車を降りて探索。特に異常はない。
    彼等は面白半分にネットで調べた霊を呼び出す儀式を行う。その儀式。地下2階の駐車場で車を止めライトを消す。わらべ歌の「ひらいたひらいた」の1番を歌う。車のライトを8回点滅。わらべ歌の2番を歌うと霊が姿を現すというもの。なおライトを5回まで点滅させたら、儀式を最後までやり通さないと最悪の事態が待っているという。早速儀式を開始する男女。
    車内でわらべ歌1番を歌う。
    ライト点滅1、2、3回目:異常なし。
    ライト点滅4回目:後部座席に座った女性の1人がぐったりとしている。呼びかけても返事がない。寝ているのか?「コン」と何かが車に当たる音(映像にはノイズのような音も混じる)。男性2人が外に出て確認すると、コンクリの地面にいくつものコウモリの死骸。コウモリが車にあたった音?車内に戻る。相変わらず寝ている?女性。起きている方の女性が嫌がるが振り切って儀式続行。
    ライト点滅5回目:正面に懐中電灯の灯り。そして「何やってんだ」「危ないぞ」とのかけ声。車を降りて誰かいるのかと呼びかけるが応答なし。近づいても誰もおらず、懐中電灯が地面に落ちていただけ。もう止めて帰ろうとごねる女性。最後までやらないとと怒り出す彼氏。再開。
    ライト点滅6回目:ライトが付かない?ようやく点いたライトの灯りの中に女性が歩く姿。見ると後部座席でぐったりとしていた女性のようだ。車内を確認すると彼女の姿がない。いつの間にか同乗者に気付かれずに消えていた。彼女は突き当たりの角を曲がって姿を消す。運転手の彼氏が車を降りて彼女の後を追い突き当たりを曲がる。しばらく待つが2人の声もしなければ戻ってもこない。残された2人の男女が後を追う。彼等が消えた突き当たりを曲がるとそこは行き止まり。男女もいない。動揺する2人。女性はヒステリックに叫ぶ。(儀式を)終わらせると車内に戻る2人。
    ライト点滅7回目:異常なし。駐車場全体がざわつく気配。そしてラスト。
    ライト点滅8回目:目の前に無数の半透明の人影。人影達は車に迫ってきた。車を捨てて逃げる気配。映像終了。男女4人は全員行方不明になったらしい。
    後日スタッフがこの廃墟の特定を試みる。ネットの書き込みを頼りに現地を確認するが、別の場所だったようだ。消えた4人は異なる廃墟で儀式を行ったのではないかとナレーションされて終了。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]またこの場所かw
    儀式の形式で終盤にかけて徐々に盛り上げる過程はいい感じだ。ラストの半透明な群衆もインパクトがあるものの、切って貼ったような映像はちょっとがっかり。あと久々にギャーギャー五月蝿い女性だったな。彼氏がキレるのも納得してしまった。

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闇動画5

201303_yamidoga5
闇動画5 [DVD] [DVD]
制作年:2013年(日)
収録時間:77分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
リリース後半年以上経過してしまって今更感がありますがシリーズ5作目です。既に続く「6」「7」とリリースされており、順を追ってご紹介出来ればと思います。
77分で中編×3、小作×2の5話収録。中編の合間に小作が入っている。心霊だけで無くいろいろ合わせ技的な映像となっている。比較的カルト色が濃いかと。グロ映像あり。エロ映像は無いが一部ストーリーとして盛り込んでいる感じ。
前作よりはややマシになった感じを受ける。ただ中編は退屈とまではいかないまでもややダレ気味かな。なんせ複数のネタを盛り込んでいるので消化不良感が残る。ネタ的には悪くないので、もそっとネタを絞り、その分話数を増やして欲しいを思う。
フェイク感は前作に続いて高め。怖さを訴える映像にやり過ぎ感があって、シラケるギリギリのラインか。いっそフェイクドキュメントと割り切って観れば良いと思う。まあ魚の腹に目玉は笑うしか無かったけど。
以下ネタばれ進行です。
【各話紹介】

  1. イタズラ電話
    [分類]心霊
    [概要]中編。心霊の噂がある公衆電話でドッキリを仕掛けた映像。
    冒頭は公衆電話に携帯を貼付ける男女の映像。
    投稿者インタビュー。大学の映像サークルのイタズラ映像。イタズラの首謀者と撮影者(投稿者)の男性2人と女性1人。公衆電話に携帯電話を貼付けてその携帯に電話。あたかも公衆電話が鳴っているかのようにみせかけ、通行人のリアクションを撮影するというもの。またこの公衆電話には女の霊が出る、急に鳴り出す等の噂があるらしい。彼等は近くの建物の屋上から撮影。首謀者の男性が撮影を前にはしゃぐ。
    通行人1人目。サラリーマン(♂)。早速携帯へ電話。公衆電話の呼び鈴に恐る恐る近づく男性。受話器を取る前に呼び鈴は止まり、訝しみながら立ち去る。
    通行人2人目。サラリーマン(♂)。鳴り出す呼び鈴。立ち止まった男性は電話ボックスに入る。男性が受話器を取る直前に電話を切る。
    通行人3人目。OL風(♀)。鳴り出す公衆電話に一旦立ち止まる。しかし無視して足早に立ち去る。
    午前零時過ぎから通りも人気が無くなる。電話ボックスから道路をはさんだ反対側に駐車した車で撮影待機する投稿者達。既にイタズラに飽きてきて、もう止めようと言い出す。その時電話ボックスに人影。女性が電話しているようだ。突然首謀者の男性の携帯が鳴る。発信元は公衆電話。恐る恐る電話に出る。受話器の向こうから「ミセテヤル」との声。カメラを電話ボックスに戻すと人影は消えていた。
    午前一時。撤収することに。首謀者と撮影者の男性2人が電話ボックスに設置した携帯を回収。いきなり公衆電話が鳴る。戸惑う彼等。首謀者が受話器を取り耳にあてる。電話ボックスの外に巨大な顔が張り付きカメラを睨む。驚いた撮影者は首謀者を残して車に逃げ帰る。車内から電話ボックスを映す。首謀者が電話ボックスからゆっくりと出てくる。車道をとぼとぼ渡っていると走ってきた車に轢かれた。血を吐いて倒れている首謀者。彼は全身骨折でそのまま大学を辞める。また彼を轢いたのは彼の友人で事故の記憶が無かったとのこと。
    実は首謀者は二重のドッキリを仕掛けていた。彼と彼を轢いた友人が共謀。ドッキリの最中に本物の霊と遭遇する構図で、午前一時に幽霊役の友人が女性の霊に変装して車内の2人を驚かすつもりだった。
    スタッフが現地を調査。元となる女の霊の噂の出所が不明。付近の聞き込みでは誰も噂を聴いた事が無く、警察に問い合わせるが死亡事故の事実も無い。投稿者に確認すると首謀者から聞いた話との事。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]多少クドい感じはするが展開は考えている。轢かれるシーンも予想はついたがいい感じ。電話ボックスに張り付く大きな顔はいかがなもんか?単純にボックスの外に女が佇んでいたなど、地味目な方が怖さもリアリティも出たような気がするが。あとチャラそうな首謀者の言動にイラつくw
  2. 迎える女
    [分類]心霊
    [概要]観光地を訪れた時の映像。
    昼間。日本家屋を散策する撮影者。外に開け放たれた和室。カメラが横に振れると、誰もいなかった和室に正座する和服の女が現れる。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]牛抱せん夏さんに見えたw
  3. デリヘルの客
    [分類]事件+カルト
    [概要]デリヘル嬢がペンダントに仕掛けた隠しカメラの映像。
    元店員である投稿者インタビュー。この後店長は失踪。映像は店長がデリ嬢了解のもと客とのプレイを盗撮し、流出映像として売っていた。
    投稿映像。サラリーマン風の男性客。無口でデリ嬢が話題を振っても盛り上がらない。デリ嬢がプレイ前のシャワーを促すが男はそれを拒む。男の携帯に電話。電話に出て席を外す男。デリ嬢が誤って男の鞄を落とすと中から注射器。男が戻って来た。とっさにバスルームに逃げ込むデリ嬢。急いでバスルームの鍵をかけて店にメール。クスリをやってる人間など、ヤバい客の場合はバスルームにこもって店にメールする決まりで、メールを受けた店員が駆けつけることになっているらしい。バスルームをノックする男。デリ嬢は震える声でクスリやってる人にはサービス出来ないと伝える。しかし男は無言でドアを開けようとする。執拗に。徐々に乱暴に。男は一旦ドアの前から離れすぐに戻ってくる。今度は工具を使ってドアを開けようとする男。恐慌状態のデリ嬢。そこに店長が到着。男が部屋から出てゆく気配。意を決して外に出るデリ嬢。恐る恐る店長を呼ぶが応えが無い。唐突に客の男が現れる。手には注射器。デリ嬢をベッドに押さえ付けると嫌がる彼女に注射する。すぐに大人しくなるデリ嬢。男は彼女の下着を脱がすと、慣れた手つきで彼女の陰部を切り取る。立ち去る男。
    その後、デリ嬢は女性器の一部を切除された状態で発見された。店長は行方不明。店員はデリ嬢を医者に連れてゆくが、彼女は翌日病院から姿を消してしまった。なお警察へは通報していないとのこと。
    女性器の切除について「スコプツィ」が紹介。スコプツィはロシアのキリスト教一派で、この世の諸悪の根源は肉欲であるとの教義のもと、全人類の去勢を目的にしているとのこと。
    スタッフは店長の行方を調査。ダイエット食品の輸入業をしていることが判明。その事務所前で張り込んでいると店長らしき人物が出てくる。スタッフが駆けつけて取材を試みるが取り合ってくれない。ただ彼はスタッフに「人じゃない」「監視カメラを見れば良い」と言って立ち去った。
    ラブホの監視カメラ映像。部屋のドアが開いて後ずさりするように出てくる店長。続いて客の男が出てくると、男が手も触れていないのに店長が後ろに吹き飛ばされる。男の背後に一瞬現れる白くて大きな2つの顔。ノイズが混じって映像が切れる。超能力なのか?とナレーション。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★★★☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]かなーり捻っているしネタも盛っているね。客の異常性が気持ち悪い。デリ嬢の緊迫感は出ていて良かったか。前作もデリヘルネタ(栄光の手)があったけど、スタッフ好きなのかな?まあドストエフスキーが出てくるとは思わなかったw
  4. 漁港の眼
    [分類]オカルト?
    [概要]漁港の市場で撮影した映像。
    水揚げされた冷凍マグロ?その腹に大きな目玉。まばたきする。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]わろす。瞳に何が反射しているか見てやろうと思ったがよく判らなかった。
  5. 奇妙なキャンプ場
    [分類]心霊+カルト
    [概要]河原でのキャンプを映した映像。
    映像制作会社から提供された映像。昼間。河原でテントを設営する2組のカップル。他の客は居ないようだ。河で遊んでいると文字の刻まれた石碑のようなものが2つ見つかる(画像が暗すぎて良く判らない)。日も落ちてバーベキューを始める撮影者達。途中ボトルオープナーが無いため、代用品を探しに車の工具箱を取りに行く1組のカップル。面白そうと後を追う撮影者の男性。暗い中、車で工具箱を探す男女。カメラがズームアウトすると、木の下に佇む白い服を着た女らしき姿。カメラが外れ、再び映すと姿が消えていた。付近を調べるが何も無い。不審に思いつつキャンプ地に戻る。
    テントで怪談を始める一同。女性が江戸時代にこの地で大きな飢饉があったと話す。その際、死体置き場が無くてこの辺りに沢山の死体を置いたとのこと。突然テントの外で水音のような大きな音。一瞬硬直する一同。再び大音。そして周りを走り回るような音。身を潜めていると、やがで静かになる。カメラを手に男性2人が様子を見に外へ。誰もいない。ふと遠くからかすかに歌声が聞こえる。河音に混じってフェードアウト。テントに戻ると女性の1人が靴を残したまま姿を消す。テント内には石のような物が映っている。居なくなった女性の彼氏が持ち帰ったらしい。
    3人で消えた女性を捜す。キャンプ場のトイレ。外から呼ぶが応答無し。中を見ても居ない。扉を閉めるとその影から大きな口の怪物(もしくはその仮面を被った人)。襲いかかられノイズまじりに映像が途切れる。撮影者達は逃げ切れたが消えた女性は戻らなかったとのこと。現在も行方不明なままらしい。
    スタッフの現地調査。映像の撮影者にコンタクトを取るが返信が無い。現在キャンプ場は閉鎖されていた。キャンプ場のある町の老人にインタビュー。この地は江戸時代は狩猟が中心であった。飢饉があったという事実は知らない。キャンプ場は経済的な理由で閉鎖されたらしいとのこと。
    この地を取材していた女性雑誌編集者インタビュー。政治家の献金問題を調べていた。この政治家に献金している宗教団体があり、現在この山はその宗教団体が所有しているはず。なぜこの山を購入したのか判らない。この宗教団体の幹部が行方不明になっている。またこの地で落雷の確率が高いなど怪現象が起るようになったとのこと。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]これもいろいろ盛り込んでいるなあ。でも「とりあえず怖いことを並べてみました」みたいで消化不良起こしている。俯瞰すると何が怖いのか判らない。最後の怪物は不気味さというよりドッキリ演出でしかないし。

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