ライアー×ライアー(2) (デザートコミックス)
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今回はホラーじゃありません。コミックです。
以前紹介した『ニコイチ』の作者、金田一蓮十郎さんの作品。少し前に『ニコイチ9巻』と共にリリースされた『ライアー×ライアー2巻』です。
潔癖症の女子大生:高槻湊が主人公。友人:真樹ちゃんにそそのかされて女子高生「みな」に扮したところ、家では犬猿だった義弟:透に一目ぼれされてしまう。女子大生であり義姉の湊と、女子高生の湊(=みな)の二重生活を送るといった、ニコイチと似たようなドタバタ系ラブコメストーリー。
1巻では透の押しの強さに一方的に流されて付き合いだす湊(=みな)。
2巻では透の「みな」へのアプローチがさらに加速してくる。貞操の危機(笑)を感じる湊。一方で湊は大学のサークルで知り合って、好意を抱いていた烏丸くんに告白される。「このままじゃ(なにかと)いけない!」。湊(=みな)は一念発起して透に別れ話を持ち出すのだった。
透の直情的なアプローチがギリギリの線で心地よい。また2巻でチョイ出の塚口先輩(♂:湊のサークルの先輩)が波乱を呼びそうな気配を感じ、まだまだ二転三転する感じだ。今のところ湊の潔癖症は、小ネタとしてアチコチに表現されている程度。今後の関係を決定づける重要な属性になるのか?
ニコイチは設定は重いが展開は軽妙。ライアー(ryは設定こそ軽いが展開がチョットヘヴィー。ここら辺は好みの分かれるところだと思う。個人的にはニコイチのノリの方が好み。
ちなみに『ニコイチ9巻』は真琴がカミングアウトしまくる展開。さらに菜摘の両親にも血痕、、、結婚の了解を取り付ける。(ホラー記事ばかり書いていたので「ケッコン」の変換第一候補が「血痕」とでてしまう。我ながら苦笑。)
見所は菜摘の母親(義理)と、菜摘の親友:なおちゃんへのカミングアウトか。特に母親へのカミングアウトから親しくなる過程はニコイチならではかと。いろいろ問題はありつつも順風満帆な真琴だが、元カノと同窓会で出会ったことで前途に暗雲が立ち込めてきて続くとなる。
コミックの発売周期は年2冊程度で長め。ゆっくり次巻を待ちます。