制作年:2010年(日)
収録時間:68分
>心霊スポットとして知られる廃墟に定点カメラを設置して記録した恐怖の映像をまとめたドキュメンタリーホラー。悲劇の一家心中の場となり、今は廃墟と化した家屋に10台のカメラを1年間設置して撮影。そこに映し出された衝撃の映像とは…。
定点カメラを1年間設置
なかなかガチ映像が期待できそうですね
収録時間も手ごろかと。
ネタばれ進行でのレビュー開始です。
場所は神奈川県の某所。母親が一家心中した経緯のある廃墟。長男のみ助かったようだが行方知れずだそうな。
冒頭は家のあちらこちらに定点カメラを設置、カモフラージュするスタッフ。カメラ設置台数合計43台
約1年間の記録映像を編集しています。
順不同で定点カメラの映像を紹介しています。
個人的に変なもの、変なことが確認できたところには「★」印をつけました。
2009/7/21 02:46(深夜)
若者4名、肝試し⇒一人が足を引っ張られる
2009/9/6 15:50(昼)
男子高校生3名⇒一人が頭痛を訴える
★2009/8/5 22:01(夜)
カップル一組⇒嫌がる女性が突然キレる、 部屋の鏡に二人ではないと思われる顔が写っている
★2009/9/20 03:26(深夜)
誰も来ていないのに、謎の音声が入る
★2009/6/2 00:41(深夜)
女子校生1名、壁を打つような物音、室内映像にノイズ
2009/1/15 15:10(昼)
映画関係者6名、ロケハン⇒特になし
2009/4/10 09:52(昼)
女性1名、後から女性1名追加、何らかの取引をしているようだ
2009/5/30 10:30(昼)
男性3名(町内会のパトロール)、その場へ男性1名が来る⇒警察へ連行
2009/12/6 14:48(昼)
女性1名、自殺志願者?大量の薬を服用⇒失敗して帰る
2009/3/17 08:23(昼)
男性2名(廃墟マニア?)、カメラで現場を収録
2009/6/16 06:30(朝)
男性1名(Aと仮定)、各部屋を徘徊
★2009/11/26 03:09(深夜)
男性1名、不法投棄のよう、突然2階から金物のようなものが落ちる音、続いて足音
★2009/12/27 01:53(深夜)
誰もいない部屋に壁を叩く音
2009/6/25 14:15(昼)
男性1名、部屋廻って何かをメモする。
2009/12/9 02:56(深夜)
男性1名、酔っ払い⇒警官現る⇒連行w
★2009/2/23 12:08(昼)
男性3名、作業員が昼食、床のきしむ音
★2009/11/3 04:45(深夜)
映像に柱を掴む手。別のカメラには人がいない、ノイズと共に消える。
2009/9/9 10:56(昼)
女性1名、各部屋くまなく塩を撒く
2009/12/11 02:15(深夜)
男性A、事件のあったとされる部屋の壁の前に3時間ほど立つ
★2009/8/20 02:33(深夜)
カップル一組、エッチ開始、誰もいない部屋から物音
2009/5/14 15:08(昼)
雑誌関係者3名、グラビア撮影中にカメラ故障
★2009/6/19 13:52(昼)
誰もいない部屋から奇妙な物音
2009/6/4 01:14(深夜)
女性4人、肝試し、途中で女性の一人が逃げ出す
★2009/2/5 01:32(深夜)
誰もいない部屋から床をするような足音、カメラには人影なし
★2009/2/26 14:51(昼)
男子高校生4名、撮影中最も訪れた4人でたまり場にしている、エロ本発見!
40分後一人が戻ってきてエロ本でオ○ニー開始、音声にノイズが入る
2009/8/28 17:01(昼)
男性1名、事件のあった部屋で泣きだす
★2009/10/6 12:30(昼)
男性1名、ホームレス⇒物色(エロ本没収)⇒寝る、誰もいない扉がひとりでに閉まる
★2009/12/8 21:20(夜)
ノイズと共に人影、他のカメラでは人は確認できない
2009/10/15 14:00(昼)
不倫カップル一組、密会
2009/10/26 15:00(昼)
男子高校生1名、以前のオ○ニー学生と思われ、雑誌見つからずあきらめて帰るw
2009/12/2 11:03(昼)
男性1名、部屋を散策、隠しカメラに気付くと逃げる
2009/12/6 12:47(昼)
女性1名、「誰かいる」「嫌だ」「シネ」「もう来るな」と独り言を言いながら徘徊する
2009/9/29 16:11(昼)
男子中学生1名、ナイフを取り出すと、段ボール相手に「ヨシダシネ」と叫びながらナイフを突き立てる
★2009/11/13 15:09(昼)
男性1名、突然全裸になり部屋を徘徊開始、風も無いのにブランコが揺れる
2009/9/11 03:56(深夜)
男性1名、各部屋をカメラで撮影して回る
2010/1/16 11:36(昼)
男性A、再び壁を見つめる、今度は6時間程度立ち尽くす
2010/2/27 16:03(昼)
子供1名、やはり壁を見て立ち去る
★2009/3/29 01:16(深夜)
事件のあった同時刻の怪現象、窓の外を横切る黒い影
★2009/8/27 01:16(深夜)
事件のあった同時刻の怪現象、ひとりでに転がるボール
★2009/10/6 01:16(深夜)
事件のあった同時刻の怪現象、暗闇にフラッシュのような光
2010/5/5 01:16(深夜)
男性1名、机に持ってきた封筒をしまう
★2009/9/30 21:32(夜)
若者35名(心霊サークル)、各部屋を撮影する、一人の女性が壁の前に立ち尽くす、彼らが立ち去り深夜になって壁の前に子供か立っている影(透けた人影)が写っている
2010/6/21 9:47(昼)
1匹のぬこ⇒特になく大トリを勤めあげるw
と、こんな感じです。
時間は約60分と手ごろで、映像もテンポよく進むので飽きることはないかと思います。
一か所の心霊スポットに集中して調査するパターン。目標が明確で判り易く、内容も結構面白かったです。
怖い映像もありますし、廃墟に集まるいろいろな人が映されているのは興味深かったですね。
前提としてガチという条件はありますけど、記録映像色が濃い編集をされているためか、フェイク感はあまりありませんでした。
ただ、ホントに一年間ぶっ通しで撮影したのか、明確に確認できるもの(たとえば新聞や時報など)はなかったです。
少なくともバッテリ、テープ(メモリ)交換、故障修理などがあってもいいのですが、そこらへんは一切触れていません。
まあそれなりに一年間撮影したと思わせてくれる映像になっていると思います。
あと。
- 壁を前に数時間立ち尽くす男A。パラノーマル・アクティビティと被りました。
- 誰もいない場所で発行する光は、なんか懐中電灯のような発光体を使用して人為的に作っているようにも見えました。
他にもいくつか不自然な登場人物もいるように感じましたが、世の中にはいろんな人がおりますので、そこらへんは良しとします。
総括としては、恐怖映像はあまりありませんが、ゾッとするような不気味さは堪能できました。
個人的な好みではあるものの、まずまず当たりの部類かと思います。