201309_nagirikomi-jigoku1
怪談新耳袋 殴り込み!<地獄編 前編>

制作年:2013年(日)
監督:青木勝紀(現場監督:市川力夫)
収録時間:115分(特典映像含む)
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(検証系)
【総括】
このシリーズがリリースされると「夏」を感じる今日此の頃。今回はシリーズ通算9作目になる「地獄編」をご紹介します。なお本作は前後編のDVD2巻に別れており、当初まとめてレビューしようと思っていたが、1本が2時間前後あるので断念。blog自体の文字数制限もあり、ここでは「前編」のみとします。また映像特典も2巻に前後編モノとして分割されているため、当blogでは後日アップ予定の本作後編レビューに一括して紹介することとします。ついでに本シリーズの「劇場版魔界編」(これも前後編。どんだけ撮り溜めてんだよ、と)もリリースされてます。順次ご紹介できればと考えています。
前置きが長くなりました。
心霊上等、呪い上等で心霊スポットに殴り込んでいろいろ検証という名のイタズラ、挑発行為をする本作。心霊スポットで悪戯するいい歳したおっさんたちのヘタレ具合を楽しむ作品とも言うw
地獄編の前編では関東の心霊スポット4カ所(映像特典除く)を訪れている。収録時間は本編が101分、特典映像(の前半)が14分。なお1カ所は前後編に分割されているので本編のチャプターは5つになる。エログロ系は無い。
メンバに変更は無いが新耳Gメンを紹介(敬称略)。

  • 田野辺尚人(キャップ)
  • ギンティ小林(ライター)
  • 青木勝紀(本作監督)
  • 後藤剛(社長)
  • 市川力夫(現場監督)
  • 今宮健太(撮影)
  • 山口幸彦(プロデューサー)
  • はち(♀、市松人形)
  • わらびん(藁人形)
例によって「はち」と「わらびん」の人形ペアもメンバとしてカウント。また一部ゲストが招かれているが、それは各チャプターで紹介したい。新耳袋著者の中山市朗氏と木原浩勝氏も出演。ただしチョット顔を出す程度。
今回は市川力夫さんが(現場)監督に大抜擢。今まで下っ端で虐げられていた彼が思いの丈をぶちまける。コンセプトはハードコアとのこと。キャップの田野辺さんは痩せたのか?人相も変わったように見える。あと本編中も影薄いw
ではネタバレで紹介します。
【概要】(「⇒」部は感想)
  1. 前編/殴り込みファイル001:渓谷の闇に潜む者
    都内の渓谷として紹介。弘法大師の像があることから等々力渓谷かな。
    まずは木原氏がこの場所に纏わる話を紹介。バイト先に出勤してみると店が突然潰れていた女性2人。店長?が夜逃げしたらしい。落ち込んでと歩いて帰る途中、2人は見知らぬお婆さんから励まされる。お婆さんと別れてしばらく歩くとお婆さんと同名のお葬式が行われていた。遺影は先ほど励まされたお婆さん本人。2人は焼香して帰った
    夜。一行は真っ暗闇の中スタート地点へ。冒頭監督の力夫さんが新撰組の話を取り出し、「上司の命令には絶対服従」として自分(力夫さん)の命令には絶対服従する旨の血判状をメンバに要求する。今までの雑な扱いされたことの意趣返しだ。
    ミッション。スタート地点から1人づつお堂に行き、置いてきた血判状に署名、拇印を押して帰ってくる。デスジャンケン(普通のじゃんけん)で順番決め。カメラの今宮さんも参加。
    後藤さん、青木さん、田野辺さん、山口さんがはちを懐に納めてトライ。一様に気配を感じるとの感想。次は今宮さん。血判状(けっぱんじょう)を「けっそくじょう」と読むwそして今宮さんが戻ってくると懐に入れていたはちがズレ落ちて彼の股間にwwラストはギンティさん。道中もビビりまくり。力夫さんが悪戯でかけた電話のバイブレーションに絶叫。お堂で血判状に記入するといそいそと戻ってきた。そんな彼に力夫さんが非情の命令。全員が記載した血判状を取ってこいとのこと。文句を言いながらも1人で取りに行くギンティさんは、途中で取り乱して帰ってくる。見ると懐に納めていたはちの首がもげていた。はちが身代わりになったんだと山口さん。結局全員で血判状を取りに行く。途中、風もないのに突然立て札が倒れる。
    ⇒ギンティさんはおおげさなリアクションつーか要所を押さえているというか。嫌いじゃない。
    ⇒ギンティさんが血判状に署名して帰ろうとした時、彼の後を追うように漂う光点があったのだが。特に指摘されなかった。
    ⇒等々力渓谷は学校が近かったため何度か行ったことがある。当時は心霊スポットという意識は無かったし、昼間だったので怖いといった記憶は無い。
  2. 前編/殴り込みファイル002:突撃!墓地の道
    場所不明。巨大霊園の中を通る道。街頭はあるようだが映像からは相当暗い。
    この場所の噂。夜。道沿いにあるお墓の前でサラリーマン風の男が「ハイシャホイショ」とかけ声をかけていた。彼の身体には全身真っ赤な子供、また足には緑色の子供がしがみ付いていた。そのお墓には「Mちゃんの墓」とあった。
    全員で「Mちゃんの墓」を探すとすんなりと見つかる。また霊能力者に「ハイシャホイショ」の意味を聞くと反魂の術(死者を蘇らせる)と即答されたとのこと。
    ミッション。Mちゃんのお墓に単独潜入して反魂の術を行う。デスジャンケンで青木さんに決まると、わらびんとはちを伴いMちゃんの墓へ。かけ声をかけていると通行人が。一旦かけ声をやめて木陰に身を寄せるのだが明らかに不審者w次は後藤さん。赤い運動帽を被って挑戦。最後は今宮さん。彼が戻ってくるとはちは再びオマタの所にズレていた。
    Mちゃんのお墓に設置した定点カメラの映像。今宮さんが立ち去った後、「ふぁ」と子供のような声。
    ⇒巨大霊園の中央に普通の道路があるロケーションは怖いな。でもこの辺りに住む人にとっては怖いとかは無く、生活の一部になっているんだろな。
    ⇒青木さんが墓の前で踊る姿は通報レベルw
    ⇒後藤さんが赤い運動帽を被る姿は不審者というか異常者ww
  3. 前編/殴り込みファイル003:忌まわしき霊トンネル
    Kトンネルとして紹介。小峰隧道(旧小峰トンネル)っぽい。
    死体遺棄現場で遺棄された少女の霊が出るとか、タクシー運転手バックミラー越しに女の霊を見たとかの噂。
    まずは全員で一列に並んで潜入。トンネルを抜けた先に集合。今回はキーワードのバックミラーを取り付けたヘルメットをかぶって挑戦。また力夫さん作成のルーレットで順番を決める。
    ミッション。全員が居なくなるまでこの場所で1人で待機し、合図を受けたらヘルメットを被りトンネルを抜けて戻ってくる。ルーレットがクセもの。メンバの名前が書かれたシートを円盤に置くのだが、ほとんどがギンティさんのいかさまルーレット。ルーレットを回すと「青木」を指す。驚喜するギンティさん。しかし針はまだ動いており、指した先はギンティさんだった。ギンティさん1人残してトンネルに向かう一行。彼らがトンネルを抜けると距離を取って待機。そこへ肝試しに来た一般人(ギャラリー)が現れる。力夫さんはギャラリーにギンティさんへ出発連絡をさせる。誰か判らない電話にビビりながらも出発。トンネルに入り何か光っているというが確認できない。メンバの元に戻ると待機場所で足音が聞こえたとギンティさん。定点カメラを確認すると「トントン」と音を拾っていた。
    次のミッション。トンネル内で霊を罵倒する。ルーレットのシートが替わる。「力夫」と書かれたエリアが極小のルーレット。しかしその「力夫」エリアに針が止まる。血判状を行使して後藤さんが指名。トンネルを抜けた場所で気配を感じて声をかける。無応答。帰りのトンネル内で霊を罵倒する後藤さん。特に異常なし。
    収録後。パーカーが触られたと山口さん。突然力夫さんが驚く。声が聞こえたらしい。リプレイ映像には「ヴぁぁー」と威嚇するような男のうなり声が入っていた。
    ⇒観ててもやっぱり怖いね。ここ。
  4. 前編/殴り込みファイル004:幽霊病院 前編(ニコ生編)
    元病院で、現在は映画とか撮影に使われるスタジオ。ニコ生で放送された映像。なので一部映像には視聴者のコメントが流れる。
    ここでは階上から足音が聞こえるとか悲鳴が聞こえるとかの噂。ゲストとして神聖かまってちゃんのmonoさんとマネージャーの劔さんが参加する。ちなみにmonoさんはチョー恐がり。現役で使用されているため落書きや壊れているところは無い。全員で中の様子を確認。ある部屋で電気が止まっているにも関わらず、蛍光灯の端がほのかに光っていた。
    1人ミッション。ゲストの2人が血判状に署名する。血判状は3Fの霊安室に設置。まず劔さん。病院内は消灯されて真っ暗。速攻で署名して帰ってくる。そしてmonoさん。スタートから無理連発。階段を昇るが2階で断念。励まされてリトライするが、またしても途中でリタイヤ。仕方なしに今宮さんが3Fまで同行。3Fに到着して霊安室に入り速攻で署名。ダッシュで戻る。しかし血判状が無いと容赦ない力夫さん。monoさんは文句言いながらも取ってくる(今宮同行)。今度は拇印が無いwwwが、さすがにこれでおk出す。階上で話し声が聞こえたとギンティさん。
    ミッション。数多のロケで痛んできたはちとわらびんを入院させ、回復したら退院させる。入院は後藤さん。3F病室にはちとわらびんを「隠す」w退院はインチキルーレット(monoエリアが異常に広い)でmonoさん。やはり途中リタイヤ。何で俺なのか?と訴えるmonoさんに、再度ノーマル使用のルーレットで山口さんが当選。力夫さんのリクエストで白衣を纏った山口さんが挑戦。後ろから追いかけられるような気配を感じたとのこと。待機所で話していると階段で足音。
    次のミッション。車いすに霊を乗せて蛍光灯の部屋へ行き罵倒する。ニコ生視聴者からのリクエストによりブリーフマン(ギンティさんのブリーフ一丁姿)登場。準備中にも階上で子供のような足音。開始。途中配信映像にノイズ。蛍光灯の部屋を探すブリーフマン。2Fで見つけると蛍光灯の明かりは消えていた。「電気は大切に!」と罵倒するブリーフマン。突然頭上からカタカタカタッっと走るような足音。驚いて逃げ帰るブリーフマン。
    ⇒蛍光灯の明かりって電気を止めてもしばらく光ってたりするからそれじゃないかと。
    ⇒夜の病院なら何度も経験あるけど真っ暗闇で誰もいない病院は重いな。
  5. 前編/殴り込みラストファイル:幽霊病院 後編
    ニコ生終了後に収録した映像。ゲストも引き続き参加。
    病院全体は電気が点いて明るい中、待機部屋でくつろぐメンバ。噂から地下室が一番ヤバいとのこと。後藤さんが地下室で過去に体験した話。ここn地下室は中央に部屋がある。部屋には入り口に
    扉があるのだが、何度閉めてしばらくすると開いている。
    待機場所として3Fに移動。最後を歩いていた力夫さんの背後から「タタタタタ」と足音。
    ミッション。車いすに乗ってエレベータで地下へ行き、一周して帰ってくる。力夫さんも参加してデスジャンケン。今回は途中リタイヤもありのルール。まず今宮さんが看護師の服に着替え車いすに乗り出発。ヘッドライトの明かりが天井を照らすのが不気味。戻ってきて子供たちの遊ぶような声が聞こえたと話す。呆然自失状態の今宮さん。
    2番手は後藤さん。白衣を来て出発。物を摺るような異音が聞こえたと後藤さん。
    3番手は力夫さんの指名で劔さん。劔さんがエレベーターで地下に降りると、わざとエレベーターを3Fに上げておく。劔さんは地下でダッシュで周回してエレベーターに戻るがエレベーターは3F。戻ってきて不満を言う劔さんに皆はしらばっくれる。ビビる劔さん。
    終了後に後藤さんと力夫さんが車いすを2Fに戻す。2Fに到着してエレベーターに車いすが引っかかると、突然重量オーバーのブザーが鳴り響いた。メンバ全員が乗ってもブザーは鳴らない。見えない誰かが乗っていたということで。
    ミッション。病室に入院して怪異を待つ。待機部屋で力夫さんが奥のベットで異変を訴えたが良く判らなかった。また後藤さんがお尻を指で押されたらしい。3F病室にギンティさんが入院。目隠&手錠&ベットにロープで拘束状態wさらにベットの頭上には仏壇?2F病室には山口さんと力夫さん。山口さんは耳栓、力夫さんは車いすに拘束されてスタート。3Fのギンティさんの悲鳴が2Fまで響いてくる。足を掴まれたと山口さん。力夫さんの部屋でパキッとラップ音?そしてカメラ停止。終了。3Fのギンティさんを迎えに行く一行。拘束されて叫びまくるギンティさん。静かに近寄って頭上の鈴(リン)を鳴らすと半狂乱。曰く誰かの足音と触られたとのこと。力夫さんを映した定点カメラに歌っているような声。そしてエレベータ移動中にうめき声が入っていた。
    ⇒悪ふざけも不快にならない程度で良かった。
    ⇒音声メインの異常だが割と鮮明に入っているな。
    ⇒そろそろ視覚的な収穫が欲しい。あ。指摘されていないが冒頭の光点があったか。
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