制作年:2011年(日)
監督:田口清隆
収録時間:78分
カテゴリ:ホラー
【キャスト】
- 波多野美希
- 小糸綾子
- 島貫紘一
- 田口清隆
【総括】
『怨霊塔 都市伝説全集の地獄』の続編にあたる作品との話しを聞いて視聴。怨霊塔と同じくフェイクドキュメント扱いでフィクションにカテゴリ。つかPOV形式のフィクション作品なんだと思っている。出演は怨霊塔と同じく島貫氏(♂)、小糸さん(♀),波多野さん(♀)の3名。それと田口監督、スタッフさん、あと小糸さんの祖母(設定として)が出演している。それにしても、みなさん「怨霊塔」から無事生還したんでつね。なによりでつ。ちなみに怨霊塔から生還できた経緯は触れられない。
前作「怨霊塔」では、イマイチ物語の背景設定が判らない作品だったため、評価は低いものとなってしまった。続編ということで、前作を踏まえてあまり期待しないで観ました。
しかし。
面白かった。
ベースは心霊モノだと思う。カルト色はほぼ無い。グロ映像も控えめ。でもしっかりホラーしていると思う。「怨霊塔」を見ていなくても、さほど抵抗は無いと感じた。
【概要】
「怨霊塔」のその後。生還した後、出演者の周りで不可解な事象が発生する。その中でも小糸さんの実家で異常現象が確認された。舞台は小糸さんの実家だ。そこで待ちうけていたものは。。。
※詳細は「続き」にネタばれ記載します。
【感想】
「怨霊塔」の後日譚的な設定。だが直接的な関連性は薄いと感じた。確かにアイテムベースでの繋がりを持たせているものの、そのアイテム自体の意味は今作でも触れることは無かった。
POV仕立てとなっており、カメラを複数配置して状況を映している。画面を4分割して映像を映していて、同時進行で複数の状況を映しているのは面白い。反面観ていてどこに集中して良いのか判らないとも感じた。どうも異常を見つけようと探してしまうのだが、4つもあるとなかなか集中できない。まあ映像全体を俯瞰するように観るしかないか。
前作では心霊なのかカルトなのか訳のわからないエンディングにフラストレーションを感じた。本作では一応曖昧なエンディングとしているものの、心霊要素からホラー展開への自然な流れがあり、視聴者にも緊張感が伝わってくる。また前半のゆるーくてぬるーい展開から、ラストにかけて一気にトップギアまで持ってくる演出はGOOD。
アイテムの謎が解明されていないことから、次作もあるのではないかと思っている。今作が予想以上に良かったので期待したいところだ。
【評価】
総合評価:★★★★☆(4.0)
- 面白さ:★★★★☆
- ホラー度:★★★☆☆
- グロ度:★★☆☆☆
- サイコ度:★☆☆☆☆
- ミステリー度:★☆☆☆☆
- サスペンス度:★☆☆☆☆
- アクション度:☆☆☆☆☆
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