制作年:2011年(日)
制作:張江肇、鈴木ワタル
監督:岩澤宏樹
収録時間:61分
カテゴリ:ホラー/フィクション
【総括】
シリーズ2作目。前作ではいささか消化不良感が残った。「くだん」とか「緑の光」とか「フロッピー」とか「12日」とか、いろいろ問題となっていたコトは解決するのだろうか?解決しないまでも前作との繋がりはあるのだろうか?
なんて考えつつ観てみると、これが全くといっていいほど関係なかった。
投稿を元に再現したオムニバス作品で全5話を収録している。1回観た感じで各話の繋がりは読み取れなかった。また「呪いのサイト」自体も直接的に取り扱っていない。1作目の話の続きとして観てはいけないのだろう。
実は初見では3話目で寝落ちしてしまった。確かに寝不足で眠かったこともあるのだが。。。
えー。つまるところ退屈?
ドッキリや怖い絵はある。しかしストーリー性が希薄で、結局何の話をしているのかよく判らないため怖さが伝わってこない感じ。これは短編作品ではある程度仕方ないと思うが、それにしてもチョットいただけない内容だった。久しぶり?に「二作目は駄作」と思ってしまった。
【ストーリー】
敬称略。タイトルのカッコ内は投稿者名。一応各話ごとのラストは「続き」に記載する。
- サナエ(仮名:篠崎有里)
OLの有里は1人でバーで飲んでいると、偶然中学校の同級生ヒロミに声をかけられる。懐かしい話しをしていると、ヒロミは有里に「ヤスカワサナエ」を憶えているかと訊く。有里には覚えのない名前。当時「呪いのサイトのチェーンメール」が流行っており、呪いのサイトを見るか他の人に送るかしないと死んでいしまうといったものだ。サイトを見たサナエは1週間後自殺してしまったという。 - 死者のブログ(仮名:藤井真由子)
女子大生の真由子は友人の長谷川志穂を交通事故(投身自殺)で亡くした。真由子は自室で志穂の残したblogに「トモキ」と一言だけ書かれた1年前の記事を見つける。智樹は真由子の彼氏の名前だ。そんな真由子の背後に黒服を着た女(志穂?)の姿があった。 - 深海の鳥居(仮名:大島沙智)
沙智の高校時代の友人、鈴子が行方不明になる。沙智は鈴子から失踪直前に「変なサイト見た」のメールを受け取っていた。沙智と鈴子の兄は2人で鈴子の行方を追う。ある日鈴子の兄が鈴子の部屋で「鳥居の写真」を見つける。それは鈴子の兄の見覚えのある鳥居だった。鳥居に向かう2人。鈴子の兄はあるサイトの話しを思い出す。サイトには鳥居の画像があり、2週間以内に同じ鳥居を見ないと死ぬというものだった。 - 呪いのサイト作成者(仮名:西山なぎさ)
なぎさはバイト先の先輩であるヨシダの家を訪れる。どこか疲れているヨシダは、なぎさにパソコンを見せる。ヨシダの言うままにクリックすると、画面一面に「死」の文字。そして女の顔。ヨシダの作った呪いのサイトらしい。なぎさが理由を問うと「おもしろいから」。後日、なぎさはバイト先に現れなくなったヨシダを心配し、彼の家を訪れると。。。 - 黒手帳(仮名:影山俊之)
会社で残業する影山とコイデ(♀)。コイデを残して帰宅する影山。
翌日コイデは休み。再び残業している影山はコイデの机の下に黒い手帳(つかノート)を見つける。手帳をコイデの机に戻す影山。事務所で煙草を吸っていると女の姿と何かが落ちた音。見ると黒い手帳がまた落ちている。何んともなしに手帳の中を見ると。。。
【感想】
ネタばれ要素もあるが触れずにはいられない。
なにこれ。
凄く不満の残る作品。呪いのサイトそのものではなくサイドストーリー的な作品を集めている。まあそれは許せる。そういったスパイスもアリだろう。しかし全話<つづく>で終わるってどういうこと?その<つづき>を観るとき、今までのストーリーを思い出せってか?再視聴するのが苦痛なんですけどwだいたい本当に「つづく」のかもわからん。
各話共に「呪いのサイト」を見た者に災いが起きていること、同じ(だと思うが)女の姿が現れていることだけが共通している。これらが1つの「呪いのサイト」として収束するとは思えない。逆に次の作品で1作目と併せて収束させることができたら高評価なんだが。。。難しいんではないの?
はぁー。っと溜息をつきたくなるように60分が長く感じた作品だった。
【評価】
総合評価:★☆☆☆☆(1.0)
- 面白さ:★☆☆☆☆
- ホラー度:★★☆☆☆
- グロ度:☆☆☆☆☆
- サイコ度:★☆☆☆☆
- ミステリー度:★☆☆☆☆
- サスペンス度:★☆☆☆☆
- アクション度:☆☆☆☆☆
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【シリーズ過去ログ】
- 呪いのサイト [2011.8.25]