引き続きおさらいです。
レビュー進行は以下の通り。
観ましたー。
これでシリーズコンプになります。
レクターシリーズ一応の最後の作品です。
前述の通りストーリー的には、初めてレクター博士が登場する一番目です。
シリーズ作品ごとには甲乙つけがたいですが、あえて選ぶなら「レッド・ドラゴン」が一番気に入りました。
ただ、作品はもはやホラーではないですねw
サイコ・サスペンスにカテゴライズするべき作品かと...
早速作品へ。
まず面倒なので「羊たちの沈黙」は「羊」と略します。
【キャスト】
- ウィル・グレアム捜査官(エドワード・ノートン)
- ジャック・クロフィード捜査官(ハーヴェイ・カイテル)
- フランシス・ダラハイド(レイフ・ファインズ)
- ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)
冒頭はオーケストラを聴くレクター。
博士たる知的な一面です。
続いてお仕事する博士。
著名な精神鑑定医として、FBIに犯人特定のためのプロファイリング協力しています。
早速、捜査官グラハムが訪れ博士に相談します。
グラハムの追っている犯人こそが、かのレクターその人です。
悩みながらも「犯人の立場(気持ち)に立って」真相に迫るグラハム。
あらら?
比較的あっさりとレクター博士は捕まってしまいましたとさw
めでたしめでたし。
ぢゃなくて。
どうやらストーリーは「如何にしてレクターは捕まったのか?」ではないようです。
かの「人肉事件」を期待していただけに、ここで肩透かしをくらいました。
物語は数年後に進み、「羊」同様、獄中のレクターとグレアムが世間を騒がしている「噛みつき魔」を捕まえる物語となります。
「噛みつき魔」は幸福な一家を連続惨殺しています。
犯人の目処が全くたたないFBI。
打つ手が無いFBI捜査官のクロフォードは、レクター逮捕後退職したグラハムに犯人のプロファイリング協力を要請します。
グラハムは、かつてレクターを持って「超能力者」と言わしめた「犯人の立場(気持ち)に立って」捜査できる人材です。
グラハムはしぶしぶ協力し、「羊」で投獄されていた病院地下の牢獄でレクターと再開します。
しかしクロフォードの本当の狙いは、グラハムに「レクターを使った「噛みつき魔」のプロファイリング」をさせることです。
グラハムは現場にも足を運びます。
夜中。懐中電灯を手に一人被害者宅を訪れるグラハム。
現場は事件当時のなまなましい血痕を残しています。
でも、化け物の類は出ません。
安心(がっかり?)してください。
グラハムはなかなか犯人像がつかめません。
また次に狙われる被害者の特定(推定)もままなりません。
そんな中、獄中のレクターへ「噛みつき魔」から手紙が来ます。
その内容を捉え、次の犠牲者を特定しようとあがくグラハム。
⇒レクター・噛みつき魔・グラハム
⇒レクター・バッファロービル・クラリス
ここでも「羊」同様の3つ巴です。
グラハムは地道に根気強く「噛みつき魔」に迫ってゆきます。
一つ一つの証左を丁寧に積み上げてゆきます。
ストーリー進行はごく自然で、違和感はありません。
(不明点もありましたがネタばれですので割愛します)
一方、犯人の「噛みつき魔」の物語も並行します。
犯人。ミスターDことダラハイドは、レッド・ドラゴンに魅せられた異常者でした。
さてグラハムは無事に「噛みつき魔」を捕まえられるでしょうか?
「噛みつき魔」はどうなるのでしょう。
その時レクターは?
獄卒バーニー。いました。
Aホプキンスと同様、シリーズ皆勤賞ですね(笑)
ちなみに「羊」のクロフォード捜査官はインテリ気質でしたが、こちらのクロフォードはたたき上げの感じがします。
同一人物とは、チト思えません。違和感がありますね。
ミスターDことダラハイド。
なんが筋肉質な「ハリソン・フォード」って感じを受けるのは僕だけ?
エドワード・ノートン扮するグレアム捜査官がかっこいいです。
冒頭に「3シリーズで一番気に入った」と書きましたが、そう思わせたのは、3シリーズを発表順に鑑賞したからかもしれません。
僕の頭の中でレクターのイメージが確立されており、そのイメージに沿って、もしくは、裏切って物語が進みます。
そのため、最後まで物語に強く興味を持って観ることが出来ました。
たらればですが、
「レッド・ドラゴン」を最初に観ていたら、
きっと違った印象を得たと思います。
レクター博士の今後はあるのでしょうか?
ストーリーとして「ハンニバル」で逃げ延びていることから、伏線は張られています。あとは物語があればといったところでしょう。
是非期待したいです。
さて。続きはネタばれです。
そうですね。
まだ「羊」も「ハンニバル」も観ていない方は、映像を先に観ることを勧めます。ストーリー順に「レッド・ドラゴン」を先に観ても良いと思います。
どこから齧ってもレクターはレクターです。
既にいづれか視聴された方は...
判断はお任せします。
そうそう、
「レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙」
は機会があれば観て見ようかと思います。
しばらくはA・ホプキンスのレクターが頭から離れそうにないですから(笑)
いつものです。
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