今日は日本のホラー映画「恐怖」です。
最近レンタル解禁になって視聴しました。
吊り書きに「『リング』の高橋洋と『呪怨』の一瀬隆重が贈る狂気ホラー。」とあって期待していた映画です。
ただ、口コミ評価が悪かったので半信半疑での視聴。
結果。
観終わった感想は、大変残念なものでした。
ぶっちゃけ視聴した時間を返して欲しいとも思った位です
一番残念なのは、何が怖いのかサッパリ判らないところですかね。
ホラー映画と語るのであれば、その作品のウリってやつがありますよね。
例えば「映像が怖い」「クリーチャーが怖い」「音楽が怖い」「物語が怖い」「心理描写が怖い」等々...
でもこの作品には、そういったウリとなる怖さを全く感じません。
一体制作側は何を提供したかったのでしょうか?
言ってみれば、これが最大のミステリーですかね。
期待値が大きかった分の落差だけとは思えない作品でした。
- 制作年 : 2009年(日本)
- 制作 : 一瀬隆重
- 監督・脚本 : 高橋洋
物語です。
冒頭、古臭い映画のシーンカット。
どうやら第二次世界大戦中の日本軍の人体実験の様子を写したものらしいです。
被験者の頭を切り開き、脳みそに電流を流すことで、通常体験できない幻覚を見る実験映像。
見ているのは医師の夫婦。
彼ら夫婦の研究が、旧日本軍で既に行われていたことを知ったようです。
図らずも二人の子供(姉妹)がその映像を見てしまいます。
そこには画面いっぱいの光に満ちた映像でした。
17年後。
成人した姉妹。
姉(中村ゆり)は自殺サイトで知り合った5人の男女で集団自殺を図ります。
彼女が自殺する理由は判りません。
しかしその自殺は彼女の母親(片平なぎさ)による企てで、自殺を企画した男が母親の助手だったのです。
企画した男を除き、仮死状態となった4人の男女が拉致られます。
彼らは母親の被験者として病院のような場所に運ばれます。
一方、姉が失踪した主人公の妹(藤井美菜)は、姉の恋人と一緒に彼女を探します。
姉のパソコンを警察も調査しますが、ログが消されていて手がかりが無いとのこと。
DISK上の磁気データを物理的に消去しない限り、普通にOS上でログを消したくらいでは無くならないし、警察もデータサルベージくらいはすると思うんですが.....
大したことない事件と思われているんですかね?
まぁ、そこはスルーしてあげましたw
と、ストーリーは妹が姉を探す過程で母親の行っている研究を知り恐怖する、といった内容です。
背景、設定も判りにくく、だいたいの全体像が見えてくるのが、終盤30分くらいでしょうか。
設定自体(所謂霊魂は脳が生み出す物質)も目新しい所なく、冒頭にも書きましたが、全然楽しめませんでした。
総合評価★☆☆☆☆
- 面白さ:
★☆☆☆☆ - ホラー度:
★☆☆☆☆ - グロ度:
★★☆☆☆ - サイコ度:
★☆☆☆☆ - ミステリー度:
★★☆☆☆ - サスペンス度:
★☆☆☆☆ - アクション度:
★☆☆☆☆
あんまり気乗りしないのですが、続きはネタばれです。
といっても、何をバラしていいのかも判りませんwww
非常に酷評となり、申し訳なく思ってしまうくらいです。
面白い作品はこちらで探します。