実は予定では「オーメン」を掲載しようかと思いましたが、新年一発目のホラー映画レビューが666とは、仏教徒の僕としても気が引けてしまい「ペット・セメタリー」に差し替えました。
「オーメン」は近いうちに...
「ペット・セメタリー」です。
原作はスティーブン・キング。 1983年に出版。
公開:1989年(米)
カテゴリ:ホラー
実は公開当初にビデオを借りて鑑賞しました。
結構インパクトがある作品で、僕としては未だに映像が断片的ながら頭の中に残っていました。
今回再度DVDを視聴してレビューに臨みます。
初めにウンチクです。
邦題「ペット・セメタリー」ですが、原題を正しく発音すると「ペット・セマタリー」になります。
劇中でペットの墓場として「PET SEMATARY」と記載された門扉が出てきて、それをタイトルに据えています。勿論キングにより「ワザと」間違えている文字で、綴りもままならない幼い子供がペットの死を悲しんで書かれたスペルという設定です。
意図するところは「Cemetery」=墓場、ですので、映画化にあたり「セメタリー」にされたのだと思います。
もう一つ。
映画の音楽には有名なパンクバンド「ラモーンズ」が担当しています。
とかく怖い音楽になりがちですが、ラモーンズの音楽が随所に採用されて、映像(ストーリー)とのギャップが微妙にマッチしています。
僕もラモーンズはベスト版(ラモーンズ・マニア)を聴いていたころがあります。「電撃バップ(Blitzkrieg Bop)」が好きでした(o^∇^o)ノ
冒頭は不気味な墓場の映像で始まります。そしてタイトルでもある「PET SEMATARY」の朽ちかけた門扉。
一転して物語は穏やかで長閑な田舎風景。
そこにクリード一家が引っ越してくる場面から始まります。
しかし街道の先に大企業の工場が建てられており、田舎道(しっかり舗装されていますが)は、およそ場違いな大型トレーラー(コンボイ)が爆音を立てながら行き来しています。
主の医師であるルイス・クリード。妻のレイチェル。娘のアイリーンとまだ幼い息子ゲージ。そしてペットの猫チャーチル。
引っ越し早々ゲージが爆走するトレーラーに轢かれそうになりますが、間一髪隣人老人のジャドに助けられます。
ある日一家はジャドに案内され、アイリーンが見つけた小道の先にある「ペット・セメタリー」に案内されます。森の中からひっそりと姿を現す小さな広場。ペットを失った悲しみに満ちた墓地。ジャドはかつての愛犬も眠っていると話します。
ここまでが背景です。
全てが映画にとって不可欠な要素と思われますので、どのようにレビューとして記載しようか悩みました。
余計な描写が極端に少ないんですよ。これが
感謝祭の日。
ルイスを残してレイチェルは子供たちと実家に戻ります。
レイチェルの両親と折り合いの悪いルイスは留守番です。
そんな日、ジャドがチャーチルの死体を発見します。
どうやら夜の内にトラックに轢かれたようです。
悲嘆にくれるであろうアイリーン。
ジャドはアイリーンが死を受け入れることが出来る歳ではないと考え、ルイスを小道の先にあるある場所へ導きます。
そして埋葬された死体が蘇える場所。
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「ゾンビ系」あります。
「痛い系」あります。
「グロ系」今一つかな。
上記要素もストーリーに味付けされる程度の無いようです。
物語の進行のテンポも良く、終わりまで一気に観れると思います。
映画の中では一貫して「死」の持つ意味を問いかけてきます。
ホラーなので不気味な映像表現もあるのですが、そこは単なる怖い映画では終わりません。
また古いものと新しいものの狭間にある「何か」。
そのギャップ。それの意味するものが背景として感じられます。
なんか中途半端な言い回ししかできずにスミマセン。
ホラーものですが、家族で観ても良いかもしれませんね。主題は重い話ですが(笑)
総合評価★★★★☆
- 面白さ:
★★★★☆ - ホラー度:
★★★★☆ - グロ度:
★★★★☆ - サイコ度:
★★☆☆☆ - ミステリー度:
★★☆☆☆ - サスペンス度:
★☆☆☆☆ - アクション度:
★☆☆☆☆
「ペット・セメタリー2」も出ています。
既に借りていますが、まだ観ていません。
時期をみてレビューしてみようかと思っています。
続きはネタばれです。
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