○○○○していってねのblog

主に好きなホラー系DVDのレビューを掲載しています。 生粋のホラーというよりも、心霊、サイコ、サスペンス系に偏る傾向があります。 その他に音楽、ぬこ、漫画もたまに載せています。 お題目は個人的嗜好に偏っていますが、中身は極力客観視しているつもりです^^;

クライヴ・バーカー

ご訪問ありがとうございます。
100万PV突破!しました〜(´∀`)。
文才無く不定期更新ですが、コメでも残していただけると嬉しいです。

ミッドナイト・ミート・トレイン アンレイテッド・エディション

★東日本大震災で被災さ★
★れた方々の一日も早い★
★復興と、不幸にもお亡★
★くなりになられた方の★
★ご冥福を心よりお祈り★
★いたします。    ★

201104_mnight

ミッドナイト・ミート・トレイン アンレイテッド・エディション [DVD]
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制作年:2008年(米)
原題:THE MIDNIGHT MEAT TRAIN
監督:北村龍平
脚本:ジェフ・ブーラー
原作:クライヴ・バーカー
収録時間:100分

カテゴリ:ホラー/スラッシャー

【キャスト】

  • ブラッドリー・クーパー
  • レスリー・ビブ
  • ブルック・シールズ
  • ヴィニー・ジョーンズ

日本人監督と言うよりも、原作クライヴ・パーカー繋がりで視聴。
とはいっても、公開版を視聴していないので、何が「アンレイテッド・エディション」なのか判りません。

【ストーリー】

地下鉄内で繰り広げられる惨劇。
売れないフォトグラファーのレオン。シャッターチャンスを伺いながら、たまたま助けた女性(実は有名モデル)が翌日行方不明になったことを知る。警察に通報しても自身が疑われる始末。意を決して真相に迫る彼の前で、犯人:マホガニーによる残虐な殺戮が行われる。

【所感】※ネタばれ含む

「血の本」「ドレッド」と同じようなジメっとした暗い空気を纏った映画です。主たる舞台は「地下鉄」です。その所為もあるのでしょうが、最後まで息苦しさを纏った映画でした。

ストーリー自体は聞いたことがあるような都市伝説の類です。
目新しい設定や結末はありませんでした。まあこの手の映画においては、手段が重要なファクターだと思っていますので良しとします。

さて。犯人のマホガニーは序盤で姿を現します。犯人登場をもう少し引っ張っても面白かったのではないかとも感じますが、逆に犯人が誰であるかは重要なテーマではないことが判ります。5W1Hで言うところの、who(犯人=マホガニー)、When(終電時刻)、 Where(地下鉄車内)、How(ハンマーによる撲殺)が序盤で提示されます。残りの"what(というよりwhom=誰を)"、"why(なぜ)"を主人公レオンがつきとめてゆく過程となります。

話のテンポ的には「普通」といったところでしょう。「良い」と評価するにはズルズルする場面があったりしますし、かといって寝落ちするようなダラダラ感まではいきません。それなりに観終えることが出来ました。

肝心のスラッシャー(この際スプラッタでも可)たる映像ですが、僕的には満足できました。凶器がハンマー(といっても打出の小槌を鉄の塊にしたような鈍器)であるところも効果的に利用されていると感じました。個人的には「グロさ」<「痛さ」として強く印象に残っています。グロシーンは「続き」にネタばれとして記載しますが、「地下鉄」それも「車内」の限定空間を上手く使っていると感じました。特に吊皮の利用方法は気持ち悪かったです。

これもネタばれになるので詳細は「続き」としますが、犯行の動機は明確にあります。ただ被害者の動機はあまり強いとは思えませんでした。要は「誰でも良い」といった感じで被害者が選択されているように見えました。

【スラッシャーとスプラッタの違い】

個人的にはあまり興味をひかれるジャンルではありません。それもあって「スラッシャームービー」って何?と疑問に思ってチョットだけ調べてみました。

そのなかで興味深かった事項を引用します。
出典はMovieWalker『封印殺人映画』から、制作者のアダム・ロックオフによるスラッシャームービーの定義です。

  1. 若者達を殺して回る殺人鬼が登場すること
  2. 凶器に工夫がこらされていること
  3. 身近な場所で、しかも、祝日や祭日にが事件が起こること
  4. 動機は、過去の因縁に関係すること
  5. 良識の無い若者は死に、純粋な若者だけが生き残ること
  6. 殺人鬼の視線で犠牲者が選ばれること

上記の条件を満たして初めて、スラッシャームービーと呼ばれるのである。<=ココマデ

このように定義付けすると、スラッシャーと呼べる映画がグッと狭くなりますね。なにしろ対象者が若者であることが大前提なので。本作に照らすと、あまりヒットしていないように思えます。しいて言えば「2」「5」「6」あたりかなと。

【評価】

総合評価:★★★☆☆

  • 面白さ:★★★☆☆
  • ホラー度:★★☆☆☆
  • グロ度:★★★★★
  • サイコ度:★★★☆☆
  • ミステリー度:★☆☆☆☆
  • サスペンス度:★★☆☆☆
  • アクション度:★★☆☆☆

まあ観て損したとまではいきませんが、繰り返し観るかというと「観ない」に部類する作品でした。


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クライヴ・バーカー 血の本

CB-chinohon

クライヴ・バーカー 血の本 [DVD]
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ドレッドから遡ってクライヴ・バーガーの「血の本」です。

制作年:2009年(英)
原作:クライヴ・バーカー
原題:CLIVE BARKER’S BOOK OF BLOOD
監督,脚本:ジョン・ハリソン
収録時間:101分

カテゴリ:ホラー

レンタルサイトのコメント
>巨匠、クライヴ・バーカーの名作を映画化したホラー。超心理学者のメアリは霊能力者のサイモンを雇い、ある幽霊屋敷で霊界の存在を証明する実験に着手する。実験が進むうち、やがてサイモンの皮膚が裂け、死者の言葉が血文字となって浮かび上がり…。

読む感じは面白そう。
あまり期待しすぎると落ち込みも大きいので、「どんなもんだろ」といったニュートラル感で視聴開始します。

 

【キャスト】

  • ジョナス・アームストロング(サイモン・マクニール)
  • ソフィー・ウォード(メアリー教授)
  • クライヴ・ラッセル(ワイバード)
  • ポール・ブレア (レッジ・フューラー)

 

【ストーリー】

冒頭は語りです。
「霊魂の通り道がある。時折、通り道が交錯する場所があり、その場所では死者たちの語りかける言葉を傾聴しなければならない。」

レストランで食事中にもフードをかぶり、如何にも怪しげな感じで食事する男。肌は青白く、唯一表に出ている顔や手には無数の生々しい傷を負っており、今でも血が流れ落ちています。
その男を監視していた別の男:ワイバードは、食事を終えレジでよろめいた彼を介抱するふりをして連れ去ってしまいます。

ワイバードの目的は、傷だらけの男の生皮でした。
どうやら「そういった趣味」を持つ金持ちに依頼されたようです。
小さな山小屋(?)に連れ込むと、男が全身くまなく傷を負っており、何もしていないにもかかわらず、次々と傷が出来てきます。

驚いたワイバードは彼に囁きます。
「どうしてこうなったのか話せ」と。
「話したら一瞬で楽にしてやる」「話さなかったら、ゆっくりと生皮を剥いでやる」と。

机とも言えないような粗末な木の台に縛り付けられた傷だらけの男:サイモンは一言
"quick"
と答え、自らに起きた出来事を語り出します。


メアリーは大学の教授です。
専攻は何か判りませんが、「科学では解明できないこと」を生徒に講義しています。

メアリーの最近の興味は、とある屋敷(トーリントンの屋敷)でした。
その屋敷では過去に凄惨な事件があり、今なお不可思議な事象がおきているようです。その不可思議な事象を記録し本にすることが彼女の仕事の一つです。
ビデオやレコーダーなどの機器を持ち込んで、エンジニアのレッジと共に彼の屋敷に乗り込みます。

サイモンはメアリーの講義に中途編入してきました。
彼には不思議な力がありました。千里眼、予知能力です。
メアリーは屋敷を調査するに当たり、そんな力を持ったサイモンに協力を求めます。

調査当日。
夜になってサイモンの部屋で異変が起きました。
室内をモニターしていたビデオが壊れ、急いで飛び込んだメアリーとレッジは見ます。
サイモンの身体のあちこちに切り傷が刻まれていました。

こうしてサイモンは己が身に起きた事実をワイバードに語り出しました。

彼に起きた出来事とは、
屋敷に隠された秘密とは、
メアリーは探し当てることができるのでしょうか?

続きはネタばれとします。

 

【所感】

ドレッドと比較すると、こちら「血の本」の方が面白かったです。
発表順は「血の本(本作)」⇒「ドレッド」の流れですが、ストーリーの連続性はないと思われます。
全体的に中弛みも少なく(すこしウトウトしてしまった場面はあります)観ることが出来ました。

総括するとスピリチュアルなホラー、所謂心霊現象ですね。
ポルダーガイストがバンバン出てきます。
しかし悪魔は出てきません。
ネタばれ含みとなりますが、主役は霊魂であり、彼らを侮辱するような振舞いを行った者たちを断罪する場面がホラー表現されています。
この映画では「怖い」「痛い」「気持ち悪い」はあるのですが、どこかすがすがしいモノを感じます。怨念じみた表現、「呪怨」や「リング」のような毒々しさは薄く、どこか崇高なもの尊ぶべきものとして扱っているように感じました。
やっぱり文化の違いなんでしょうね。
日本的なホラー映画とは思いますが、やっぱり邦画の方がジワッ怖さがと来ますね。

総合評価:★☆☆

  • 面白さ:
    ★★★☆☆
  • ホラー度:
    ★★★☆☆
  • グロ度:
    ★★★★☆
  • サイコ度:
    ★★☆☆☆
  • ミステリー度:
    ★☆☆☆☆
  • サスペンス度:
    ★★★★☆
  • アクション度:
    ★☆☆☆☆

 

さて、続きはネタばれです。

と、その前に久々にミュージッククリップなどを。

LINKIN PARKの"Papercut"です。
なぜこの曲なのかは続きに書かせていただきます。
結構古い曲ですが、今聞いても色あせない曲ですね。

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クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]

dread

クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖] [DVD]
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制作年:2009年(米/英)
制作,原作:クライヴ・バーカー
監督,脚本:アンソニー・ディブラシ
収録時間:約95分

カテゴリ:ホラー(サイコ)

久しぶりのホラーレビューです。すみません。
クライヴ・バーカーによるホラー映画。

【キャスト】

  • ジャクソン・ラスボーン
  • ショーン・エヴァンス
  • ハーネ・スティーン
  • ローラ・ドネリー

冒頭...

『望みは?』
『魂の叫びが訊きたい。』

 

全体を通しての所感。

テーマが判りにくい。
中盤からトラウマがテーマだと判って来ます。

またホラーというよりサイコホラーといった感が強いと思いました。

 

【ストーリー】

映像論を専攻している大学生スティーブンは、ある日同じ講義を受けているクウェイドに声を掛けられ、「恐怖」の感情に対する課題論文の共同作成を提案されます。
初めて声を掛けられて戸惑うスティーブンですが、気さくなクウェイドに押されるように提案を受けます。

彼らの取り組んだ課題は、いろいろな人に恐怖体験をインタビューし、追体験することで「人間の恐怖とは何か」探るものでした。
クウェイド曰く「カタルシスの実験」(字幕和訳ママ)。

スティーブン(♂)とクウェイド(♂)、そしてエディターとしてシェリル(♀)の3人組で課題に取り組み始めます。

ビデオカメラを前に学内からさまざまな人が体験した恐怖(DREAD:ドレッド)を語ります。

スティーブンに好意を寄せているアビー(♀)も巻き込んで、彼らの研究、恐怖の収集を進めてゆきますが、提案者のクウェイドは今一つ納得できていません。

クウェイドを中心にドレッドの収集に収まらず、次第に彼ら各人のトラウマに迫り、研究はエスカレートしてゆきます。

彼らの研究の結末は.....

 

【所感】

クウェイドのサイコっぷりが結構イケていました。
自分の考えている成果を見出せず、クウェイドが暴走してゆく過程は面白かったです。

「サイコ」物映画は役者さんによるところが強いように感じました。
クウェイド役のショーン・エヴァンス。
一見平凡な若者なのだが、ふとしたことで頭のネジが一本ぶっ飛んだような表情を見せてくれます。
その言動もどこまで本気なのか、スティーブンらを振り回します。

ただホラー映画としては、やっぱりイマイチですかね。

後に残る怖さはありませんでした。

斧でざっくりとか、ウジの湧いた肉を食べるとか、両耳を拳銃で撃ち落とすとかはあって気持ち悪いですが、スプラッタ系でもないと思います。

キレた人間、ぶっ飛んだ人格が観たい方は一見しても良いかもです。

 

以前のblogでも書いた覚えがあるのですが、欧米の「恐怖体験」って、やっぱりリアルな体験談なんですね。

例えば、
両親から受けた過度の愛情(≒虐待)、だったり
隣人が猟奇殺人犯、だったり
誤って蜂の巣を突いてしまい追いかられる、だったり
いつも一緒だった親類が、たまたま一緒ではなかった時に起きた悲劇、だったり。

劇中のインタビューに答える生徒たちは、全部リアル系統の恐怖体験でした。

日本で「恐怖体験」というと、まず頭に浮かぶのが「霊体験」だと思います。少なくとも僕はそう。

そういった文化的背景もあるのでしょうが、本映画のテーマ「恐怖」に対して感情移入がしにくいです。
確かに気持ち悪いし、ドッキリしますけど、「恐怖」といった感情は今一つ湧きません。

日本人特有の感情なんですかね?

 

総合評価は★★☆☆☆
としました。

  • 面白さ:
    ★★☆☆☆
  • ホラー度:
    ★★☆☆☆
  • グロ度:
    ★★★★☆
  • サイコ度:
    ★★★★☆
  • ミステリー度:
    ★☆☆☆☆
  • サスペンス度:
    ★★☆☆☆
  • アクション度:
    ★☆☆☆☆

クライヴ・バーカーの「血の本」を借りる予定です。順序が逆ですが本作を踏まえて観てみたいと思います。

 

つづきはネタばれです(なんか久しぶりです)。

 

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