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ミッドナイト・ミート・トレイン アンレイテッド・エディション [DVD]
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制作年:2008年(米)
原題:THE MIDNIGHT MEAT TRAIN
監督:北村龍平
脚本:ジェフ・ブーラー
原作:クライヴ・バーカー
収録時間:100分
カテゴリ:ホラー/スラッシャー
【キャスト】
- ブラッドリー・クーパー
- レスリー・ビブ
- ブルック・シールズ
- ヴィニー・ジョーンズ
日本人監督と言うよりも、原作クライヴ・パーカー繋がりで視聴。
とはいっても、公開版を視聴していないので、何が「アンレイテッド・エディション」なのか判りません。
【ストーリー】
地下鉄内で繰り広げられる惨劇。
売れないフォトグラファーのレオン。シャッターチャンスを伺いながら、たまたま助けた女性(実は有名モデル)が翌日行方不明になったことを知る。警察に通報しても自身が疑われる始末。意を決して真相に迫る彼の前で、犯人:マホガニーによる残虐な殺戮が行われる。
【所感】※ネタばれ含む
「血の本」「ドレッド」と同じようなジメっとした暗い空気を纏った映画です。主たる舞台は「地下鉄」です。その所為もあるのでしょうが、最後まで息苦しさを纏った映画でした。
ストーリー自体は聞いたことがあるような都市伝説の類です。
目新しい設定や結末はありませんでした。まあこの手の映画においては、手段が重要なファクターだと思っていますので良しとします。
さて。犯人のマホガニーは序盤で姿を現します。犯人登場をもう少し引っ張っても面白かったのではないかとも感じますが、逆に犯人が誰であるかは重要なテーマではないことが判ります。5W1Hで言うところの、who(犯人=マホガニー)、When(終電時刻)、 Where(地下鉄車内)、How(ハンマーによる撲殺)が序盤で提示されます。残りの"what(というよりwhom=誰を)"、"why(なぜ)"を主人公レオンがつきとめてゆく過程となります。
話のテンポ的には「普通」といったところでしょう。「良い」と評価するにはズルズルする場面があったりしますし、かといって寝落ちするようなダラダラ感まではいきません。それなりに観終えることが出来ました。
肝心のスラッシャー(この際スプラッタでも可)たる映像ですが、僕的には満足できました。凶器がハンマー(といっても打出の小槌を鉄の塊にしたような鈍器)であるところも効果的に利用されていると感じました。個人的には「グロさ」<「痛さ」として強く印象に残っています。グロシーンは「続き」にネタばれとして記載しますが、「地下鉄」それも「車内」の限定空間を上手く使っていると感じました。特に吊皮の利用方法は気持ち悪かったです。
これもネタばれになるので詳細は「続き」としますが、犯行の動機は明確にあります。ただ被害者の動機はあまり強いとは思えませんでした。要は「誰でも良い」といった感じで被害者が選択されているように見えました。
【スラッシャーとスプラッタの違い】
個人的にはあまり興味をひかれるジャンルではありません。それもあって「スラッシャームービー」って何?と疑問に思ってチョットだけ調べてみました。
そのなかで興味深かった事項を引用します。
出典はMovieWalker『封印殺人映画』から、制作者のアダム・ロックオフによるスラッシャームービーの定義です。
- 若者達を殺して回る殺人鬼が登場すること
- 凶器に工夫がこらされていること
- 身近な場所で、しかも、祝日や祭日にが事件が起こること
- 動機は、過去の因縁に関係すること
- 良識の無い若者は死に、純粋な若者だけが生き残ること
- 殺人鬼の視線で犠牲者が選ばれること
上記の条件を満たして初めて、スラッシャームービーと呼ばれるのである。<=ココマデ
このように定義付けすると、スラッシャーと呼べる映画がグッと狭くなりますね。なにしろ対象者が若者であることが大前提なので。本作に照らすと、あまりヒットしていないように思えます。しいて言えば「2」「5」「6」あたりかなと。
【評価】
総合評価:★★★☆☆
- 面白さ:★★★☆☆
- ホラー度:★★☆☆☆
- グロ度:★★★★★
- サイコ度:★★★☆☆
- ミステリー度:★☆☆☆☆
- サスペンス度:★★☆☆☆
- アクション度:★★☆☆☆
まあ観て損したとまではいきませんが、繰り返し観るかというと「観ない」に部類する作品でした。
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