201108_sikoku1

屍國 禁じられた遊び1 [DVD]
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制作年:2011年(日)
収録時間:78分

カテゴリ:ホラー/ドキュメント(検証系)

【総括】

えー吊り書きに釣られて視聴。なんでも心霊スポットで「やってはいけないコト」を「やってみた」といった内容らしい(コレ書いているトキはまだ観ていない)。それだけだと「殴り込み」シリーズを連想させられる。チョットだけ期待してみる。

主に女性レポーターがハンディカメラを持って心霊スポットを探索する。勿論レポーターの他にカメラマン等のスタッフが同伴する形式。訪れるスポットは全て廃屋系。時刻は夜。なので夜の廃屋と言うこともあり、映像としての怖さはまあまあある。
女性レポーターは2名。鳥飼愛美さんと工藤ちあきさん。一緒にレポートすることはなく、場所ごとにどちらか1名が担当する。そして彼女らが禁断の「遊び」を行ってどうなるのかを検証するのだ。コンセプトは「殴り込み」シリーズを似た感じ。実行者が女性一人であるところがミソなんだろう。

本作では5か所の心霊スポットを訪れる。場所の詳細は明かされていないが、茨城県と千葉県が各2か所、栃木県が1か所と、関東圏での撮影となっている。
女性レポーターということもあり、本作もご多分に漏れず結構煩い。イヤ。差別する意図は全くないのだが。鳥飼さんはまあ許容範囲であるが、工藤さんはチョット耳触りな感じだ。また小ネタを結構仕込んでいると感じた。全体的には作った感が強く出ていて、女性レポーターによる肝試し映像といった印象を受ける。そんな中でも「小川脳病院」は結構面白かった。詳細は後述するが、ガチっぽさを感じた。

それではいつものようにネタばれ進行で紹介。

【概要】「⇒」部分は感想

  1. 惨殺屋敷-火だるまにされた家族の霊が今も棲む-
    千葉県某市。以前一家惨殺のあった廃墟。
    レポーターは鳥飼さん。時刻は1:20AM。
    屋内には血の付いたワンピースや血痕の残ったトイレや蛇の死骸がある。
    一番奥の部屋で行う遊びは「鏡わたり」。呼び出した霊と目が合うと不幸になるというもの。手順は以下の通り。
    1)鏡の前に座る
    2)蝋燭に火をつける
    3)片手に塩を持って目を閉じる
    4)呪文を唱える
     「ワタリさんワタリさん後ろにいる人を映してください」
    5)ゆっくり目を開ける
    6)鏡に霊が映る
    結果>人の顔らしき姿が突然映る。また、後ろに人の頭のような黒い影が現れる。
    ⇒まあ掴みはおkといったところかな。地味な映像だけにこれもありかと思える。ただカメラアングルからノーカット映像じゃ無いように思える。ここら辺は改善きぼんw
  2. 西洋館-殺された西洋人の地縛霊が棲みつく館-
    茨城県某市。住人の西洋人が赤ワインを飲んでいる姿を見た地元民が生き血を飲んでいると誤解して西洋人を殺害。地下室に埋めた。といわれる廃墟。
    レポーターは工藤さん。時刻は2:00AM。
    館まで林の中を進む。途中に墓場があり雰囲気は十分。さらに林を分け入るように獣道を進むと洋館が姿を現す。
    鳥の死骸や眼帯や櫛に巻き付いた血みどろの髪の毛がある。
    ⇒小ネタ振りすぎなのでは?逆にリアリティが無くなってくると思うのだが。
    地下室?で行う遊びは「あめふり三番」。童謡「あめふり」。「あんめあんめふれふれかあさんぐぁ」ってやつだ。その歌には3番があって、それ歌うと霊が集まってくるという話し。
    カメラを前に歌うレポーター。
    結果>映像が乱れ、逆さになった顔が映る。
    ⇒まさに肝試し映像。ハンディカメラの画像ブレ杉。レポーターが一々きゃぁきゃぁ言ってイラッとする。
  3. ブルースカイ-自殺者の霊が巣食う廃レストラン-
    ⇒ブルースカイってどっかで聞いたな。思い出せん。
    栃木県某市、従業員がイジメを苦に自殺。数年後オーナーも自殺したとされる廃レストラン。
    レポーターは引き続き工藤さん。時刻は2:30AM 。
    屋内には動物の血、天井からぶら下がったロープ、同じく天井に吊されたエプロン、男の顔だけが潰されたカップルの写真。うめき声が入る。
    母屋(レストラン)の裏に小道発見。突き当たりに小屋。ドアを開けた瞬間顔のようなモノが映り、スッと消えた。ライトの加減か???映像ではスルー。同じくうめき声が入る。
    レストランへ戻る。スチール写真に顔に見えるモヤが映る。テープの入ったラジカセ発見。電池を新しくしてテープを再生。小屋と同じうめき声が入っている。
    最奥の部屋で行う遊びは「ひとりにらめっこ」。鏡に霊が映るという降霊術。手順は以下。
    1)鏡を用意する
    2)桶(洗面器)に水を入れる
    3)呪文を書いた紙を桶に入れる
    4)呪文は「ソシソアカ ミクニツクモ」
    5)紙を取り出す
    6)人差指で文字をなぞりながら呪文を唱える
    7)人差指でおでこから鼻の先までなぞる
    8)鏡の自分に向かってにらめっこを唱える「にらめっこしましょ笑うと負けよあっぷっぷ」
    結果>目を閉じたレポーターの鏡に映る顔が歪み、顔の位置に他の顔が浮かび上がる。
    ⇒あー。この娘ダメだ。チョットうるさすぎ。怖い怖いいいながら、なにかあったらキャー。少し進んでキャー。場所的には結構迫力あるだけに残念。
  4. 小川脳病院-幻の心霊スポット-
    茨城県K市。ホームレスで人体実験していた噂のある廃病院。ただし場所が特定できない幻の心霊スポットらしい。
    ⇒場所的に興味をそそられる。
    レポーターは工藤さん。日中帯で地元での聞き込み。ようやく知っている人が見つかり、竹林に入って捜索。途中、工藤さんが体調不良を訴えて一旦打ち切り。
    2日後、スタッフオンリーで再突入。時刻は昼。いい天気。捜索すること数時間?。竹やぶまみれの中に半壊状態の建物が現れる。壊れかけの屋内に落書きなどはない。
    ⇒天気の所為もアリ、不気味さはあまり感じられない。
    遺体をホルマリン漬けにしたとされる浴槽の部屋で行う遊びは。。。
    ここで映像が乱れる。機器故障⇒撮影不可能⇒中止。
    、、、、、
    ⇒って、ええー。中途半端過ぎる。結構面白くなってきたのに、これは納得いかないかな。是非後日リベンジしていただきたい。
  5. 油井(ゆい)グランドホテル-真夜中に少女の怨念が渦巻く廃ホテル-
    千葉県某市。女子高生殺人事件のあった廃ホテル。
    レポーターは鳥飼さん。時刻は1:30AM。
    屋内は相当荒れている。2階へ行くと手形の付いた扉などがある。ある部屋の扉を開けた映像に一瞬人の顔が映り込む。
    2階の一室で行う遊びは「ひとりかくれんぼ」。結構扱っている作品はあるが、本作では結構手間をとっている。手順は以下の通り。
    1)浴槽などに水をためる
    2)自分の髪の毛を一本抜く
    3)人形の腹を割く
    4)中の綿を取り除く
    5)米と髪の毛を入れる
    6)赤い糸で縫ってぐるぐる巻きにする
    7)ぬいぐるみに名前をつける
    8)ぬいぐるみに向かって自分が鬼であることを告げる。「最初の鬼はxxxだから」*3
    9)ぬいぐるみを水へ浸す
    10)別の部屋へ逃げる
    11)部屋にテレビを置く
    12)テレビの電源を入れる(砂嵐状態の画面)
    13)目をつむり10秒数える
    14)ぬいぐるみの部屋へ行く
    15)ぬいぐるみは居た
    16)ぬいぐるみの腹を刃物で刺す
    17)次はぬいぐるみが鬼の番であると告げる。「次はzzzが鬼」*3
    18)塩水を持って急いで隠れる
    ※ここで隠れたレポーターを映す定点カメラセット
    途中経過>隠れて30分後、定点カメラに黒い影。またつけっぱなしのテレビが消える。
    19)塩水含んで終わる
    20)ぬいぐるみを置いた部屋へ
    途中経過>ぬいぐるみはいない
    21)ぬいぐるみを探して他の部屋へ
    22)別の部屋でぬいぐるみ発見、傍らに刃物
    23)含んだ塩水をぬいぐるみにかける
    24)勝ちを宣誓する。「私の勝ち」*3
    25)ぬいぐるみを燃やす
    結果>炎の中に女の顔
    ⇒他作品でもいろいろな形で取り扱っている「ひとりかくれんぼ」。いろいろなやり方があると思った。場所としては普通レベルの廃墟。

「1」と銘打っているので次作があるのだろう。前述したが怖がらようとする意図が見えてしまい、逆に興ざめする印象だ。おのおの場所としてのスペックはあると思うので、小ネタに頼らずガチで勝負して欲しいと思った。また「殴り込み」で扱って欲しいとも思いますた。

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