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2014年明けましておめでとうございます★☆★
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201401_zekyoureisyou
制作年:2013年(日)
制作:庄子圭、島野伸一
演出:三島祐
ナレーション:佐々木ちあき
収録時間:59分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
先月リリースされた新作。読者さまのコメントに触発されて視聴(新東宝さんありがとうございます)。制作はマジカル。ずば抜けた作品は無いものの、一定のクォリティ映像を提供してくれるとこ。過度な期待は禁物です。
59分に全10話収録。パフォーマンスは良い方だろう。タイトルに「霊障」とあるように全て心霊もの。グロといえるような表現はなくエロくもない。
全体的には想像していたよりも良かった。フェイク感は比較的低い方だと思う。それでいて怖い絵はまずまず入っているので視聴後の敗北感は無かった。
オープニングは「霊障」の連呼。撮影者が異変を感じて霊障を映像に納めた動画として紹介される。なお全ての投稿者は連絡が取れない状況で、動画を観ると霊障の恐怖を感じるそうだ。まあだから何状態なんだけど。この手の設定を台詞で説明して恐怖を煽ろうとするのはあまり頂けないかな。
構成として各話にリサーチなる映像検証パートがある。後日スタッフが映像を見返すと、というアレだ。しかし本体の映像に対してインパクトが低い内容ばかりだった。コチラも「んで?」といった印象。シリーズ化されるかは不明であるが、現時点ではこのパートはあっても無くてもどちらでもいいです。ちなみに続編が出たら観ると思います。
【各話紹介】
  1. 展望台
    [概要]旅行先でカップルが撮影した映像。
    高台にある展望台。狭い階段を上り展望台へ。ポーズを取る彼女。それを映す彼氏。一通り景色を楽しむと、カメラを持った彼氏が先導して階段を降りる。振り返り階上の彼女を映す。彼女の足下に横たわる女の姿。悲鳴を上げ彼女を置き去りに逃げる彼氏。乱れる映像。息を荒げた彼氏が立ち止まると、カメラに彼自身の足を掴む手が映り込む。
    映像検証。展望台の映像に血溜まりのような赤い液体が映り込んでいた。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]貞子登場。2段構成はGOOD!トップバッターの役割は果たしたか。
  2. 漆黒の穴
    [概要]温泉地で道に迷ったときの映像。
    夜の山道を歩く3人の男性。灯りはカメラのライトだけ。地面に落ちている薪。その間で蠢く人の口。
    映像検証。薪の中に3つの石が積まれている
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]初見判らず。灯りが乏しい所為だろうが映像が荒い。開いた口の中の白い歯が生々しい。
  3. ネイル
    [概要]自宅で買ってきたネイルを試している2人の女性の映像。
    購入してきたネイルをガラス製のテーブルに広げ、あれがいいこれがいいとガールズトーク。友人がネイルを塗った手をテーブルに広げて見せる。それをカメラで映した途端、撮影者の女性は悲鳴を上げてカメラを落とす。撮影者は友人ではない人の手が映ったと言う。落とされたカメラが床を映す。床を這いずる手が映され、やがて顔が現れかけると消える。
    映像検証。彼女達の会話。2人の学校の友人について話している。その会話は友人を馬鹿にした悪意を感じるソレだった。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]手だけだったらかなり面白かったのに、透けたような顔は余計だったかな。
  4. 通さない
    [概要]公園で遊ぶ子供を映した映像。
    アスレチック公園だろうか。楽しそうに遊ぶ子供。子供が網で作ったトンネルに入る。子供の後を追う父親のカメラ。映像にノイズが混じる。網のトンネル内の子供にカメラを向けると、網の間から現れるいくつもの手
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]手が浮いているような映像はちょっと残念だけど悪くない。
  5. 買ってきて
    [概要]コンビニに駐車したカップルの映像。
    車を降りて彼女が買い出し。どことなく命令口調の運転席の彼氏に促され、気乗りしない雰囲気の彼女がコンビニに走る。彼女が戻ってきて買ってきた缶コーヒーを手渡す。彼氏はブラックが無い事に不満。彼女にセンスが無いなどと罵倒する。彼女の表情を映すカメラ。その顔が異様に歪んで崩れる。短い悲鳴を上げる彼氏。
    映像検証。2人の会話から普通のカップルではないと類推。彼女は終止彼氏に怯えた様子だった。さらに女性の腕に大きな痣も映されていた。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]ありがちな映像効果。
  6. 害虫騒動
    [概要]携帯で撮影された自宅トイレの映像。
    トイレに虫(おそらくゴッキー)が居たのであろう。女性が彼氏(旦那?)に退治するよう訴える。丁度トイレの電気が点かず、携帯カメラのライトで便座の裏を照らすが何も見つからない。と、床に複数の目玉が現れる。彼は虫と思いすかさずスリッパではたくが、既に目玉は消えて何も無い。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]なんか口とか手とか身体のパーツが多いな。家主的には目玉より本物のゴッキーが出てきた方がよっぽど恐怖なんだがw
  7. 聞き違い
    [概要]公園を歩く男女の映像。
    歩きながら女性がカメラで男性を映す。彼は付合っている彼女?の不満を女性に打ち明けているようだ。唐突に映像にうめき声のような音声が入る。不審に思った女性が振り返ると、木陰に佇む子供の姿。そして子供の胸元が血が噴き出すように赤く滲む。
    映像検証。不審な音を逆再生し速度を変更すると、子供の声で「やだよやめてよ」と入ってた。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]普通に子供が立っていただけのように見える。逆再生は久しぶりだ。しかしなんで逆再生なんだろう?
  8. 僕が撮る
    [概要]公園で子供が母親を映した映像。
    ベンチに座った母親を撮影する子供。母親は子供(カメラ)に向かって献立について話しているようだ。その母親の背後に人の横顔が徐々に現れる。異変を感じたのか彼女が振り向くと消える。母親は子供を促して逃げるように帰る。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]現れた横顔の引っ込み方が不自然。
  9. 白い橋
    [概要]深夜の心霊スポットである橋で撮影した映像。
    山間にかかる橋。歩道レベルの道幅しかない。橋を渡るカップル。彼女が撮影。橋の外は真っ暗。彼女がこの橋が心霊スポットであることを彼に話す。渡りきると立ち入り禁止の看板。先に進みたがる彼女を促して橋を戻る2人。途中で欄干に寄りかかり橋の外を眺める彼氏。カメラが彼氏を映すと、橋の外を落ちる白い人影。驚いて彼氏の元に駆け寄る彼女。彼氏は気付いていない。カメラが欄干を映すとそこからコチラを覗く人の顔。悲鳴を上げて逃げ出す彼女。
    映像検証。欄干に黒い手形が付いていた。また立ち入り禁止の看板の足下に巻かれたロープ。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]いいね。ちょっと作った感は残るが、欄干から覗く顔が怖い。場所の雰囲気もいい感じだ。
  10. 知り合いの女
    [概要]男女の会話を隠し撮りした映像。
    和室に座る女性。彼女の自宅のようだ。ネットで知り合った男性(隠し撮りしている)を自宅に招いてオフ会といったところだろう。会話の流れで肩こりが辛いとの話に。女性が「コレを始めてから」と取り出したのは透明な液体の入ったペットボトル。普通の水のようだ。彼女は「普通の水と違う」と男性に勧め出す。その彼女の背後。和室の障子に浮かぶ無数の手形。女性が振り返ると手形は消える。男性も気付いていないようだ。執拗に高額な「水」を勧める女性。お断りして早々に退散する男性。
    映像検証。和室の戸棚に沢山の人形。その全てが背を向けていた。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]いやですねぇ。キャッチセールス。

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