201309_fuuin12
封印映像12 ひとりかくれんぼ
制作年:2013年(日)
収録時間:64分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
封印映像シリーズのオリジナル12作目。既に「14」までリリースされている。もうチョイで追いつくな。
全5話収録の標準構成。心霊×3、オカルト×2。エロ系無し。グロ系少々。
実際1話目観たところでどうなるか不安になったけど、他は及第点レベルだったのでまあ良かった。展開は捻りを入れているので飽きることは無いと思う。怖さは中の上か。タイトル作はいい感じの怖さだった。
【概要】

  1. 呪顔
    [カテゴリ]オカルト
    [概要]地方TV局のお蔵入り映像。
    投稿者インタビュー。地方の情報番組のお悩み相談コーナー。番組のキャストが視聴者の自宅に訪問して悩みを解決する企画。今回はひきこもりの息子の将来を憂う母親からの相談。
    投稿映像。軽薄そうな男性レポーターとオバカそうな女性アイドルが相談主の家へ。アイドルは手作りクッキーを持参し2階の息子の部屋に上がる。その奥の部屋は物置のようだ。部屋のドアを薄く開ける息子。アイドルが誘うがドアを閉めてしまう。
    投稿者インタビュー。当初はカウンセラー等を呼んだマジメな企画だった。その内徐々に方向性が変わり、悩んでいる視聴者を小馬鹿にしたような番組になってしまったと。
    投稿映像に戻る。ディレクターに指示されてリテイク。再び部屋の外から声をかけるアイドル。クッキー食べようと呼びかけるが出てこない。収録カット。隣りの物置でどうするか考えていると、アイドルが箱に入った能面を見つける。能面を取り出すと顔に装着しておどけるアイドル。それに気付いた母親が「大切な物だから勝手に使うな」と激怒。ディレクターにはぐらかされる母親。一方アイドルは能面が取れなくなってしまう。仕方なしにレポーター単独で撮影再開。部屋の入り口で息子と話し出すが、突然背後でアイドルの絶叫。能面を付けたまま、アイドルの顔面が燃えていた。悶絶して倒れるアイドル。その後、番組は打ち切りになり、アイドルは顔に火傷を追って芸能界を去ったとのこと。
    スタッフがこのアイドルを探し出して取材。ぼそぼそと話す元アイドル。顔に広く爛れた跡。能面はディレクターがその家の押し入れで見つけたもの。アイドルは怖くて嫌だったがディレクターの指示を断りきれず(断ると仕事が無くなる)に着用したとのこと。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★★
    [感想]能面が燃えるシーンはお粗末。程度の低い特撮(CG)だねっ><
    あとFACTを思い出した。
  2. 道ズレ
    [カテゴリ]心霊
    [概要]車を買い替えた友人とのドライブ映像。
    投稿者インタビュー。友人と2人で新車でナンパしようと駅に向かった。
    投稿映像。夜。2人は道を誤ったのかなかなか住宅街から抜けられない。迷いつつ先に進むと事故現場に遭遇してしまう。停車した車の正面に血まみれの女性が倒れており、すぐ側に男性がへたり込んでいる。男性が運転する車で女性を轢いたようだ。関わりたくないと引き止めようとする投稿者を振り切って運転手の友人が現場へ駆け寄る。座り込んでいる男性を立たせ、ひとまず自分の車の後部座席に乗せる。友人は再び倒れたままの女性の元へ。投稿者は車内に男性と2人きり。男性は呆然自失。車内の空気に耐えられなくなった投稿者は車を降りて友人の元へ。突然友人の車がバック。そのまま加速して壁に追突。カメラが振れて被害者の女性を映すと、倒れていた女性が起き上がっていた。また車が映ると運転席には誰もおらず、後部座席の男性が助けを求めているような仕草。男性は病院に運ばれたが死亡。轢かれた女性も死んでいた。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]何段も重ねた異変はいいね。シチュエーションも悪くない。欲を言えば一つ一つが一瞬の映像で判りにくいのが残念かな。
  3. 廃墟の女
    [カテゴリ]心霊
    [概要]ホラー映画のロケハン映像。
    投稿者インタビュー。心霊スポットでもある廃墟でドラマ等の作品でも使われる場所。
    投稿映像。昼。建物の中、一つ一つ部屋を確認してゆくロケハン隊。地下に降りる。ボイラー室?の窓(半地下なのか?)に女らしき影。スタッフは気付かないまま別の部屋へ移動。薄暗い部屋の中に浮かび上がる女の姿。スタッフが死亡するなど関係者に不幸が続き、この企画も流れたらしい。
    映像の検証。微量の音声が確認された。解析すると人の声で「死ねばいいのよ」。この映像制作会社はこの件を映画化する予定だそうだ。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]後日潭は微妙だが映像は自然。
  4. 姿見
    [カテゴリ]心霊
    [概要]大学のサークル仲間の家飲み映像。
    投稿映像。深夜。友人の部屋で家飲みする3人の男性。談笑していると部屋の呼び鈴が鳴る。友人が出るが誰もいない。気を取り直して乾杯。部屋の片隅に姿見の鏡が映る。さらにその中に黒衣の女が立っていた。彼等は気付かない。1時間後。飲んでいると再び呼び鈴が鳴る。出るがやはり誰もいない。出た友人が急に場所を変えようと言い出す。面倒そうに立ち上がる投稿者。再び姿見が映り、その中に女の姿。
    投稿者インタビュー。2回目の呼び出しのとき、空き部屋のはずの隣りのドアが開いていた。こんな夜中に開いているのは異常。また隣りの部屋は数年前に女性が殺されたとの噂。友人の部屋にあった姿見のあった方角は件の部屋の方向。友人はまだ同じ部屋に住んでいる。ただ映像はまだ観せていない。
    友人インタビュー。あの日以降異変は起きていない。映像を観た友人は、鏡に写る女ではなく、そもそもこんな姿見は存在しないという。もう部屋に戻らないと言って立ち去る友人。数日後。投稿者から連絡。この友人と連絡が取れず行方不明になったとのこと。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]嫌いじゃないけど大人し過ぎかな。
  5. ひとりかくれんぼ
    [カテゴリ]オカルト
    [概要]幼なじみ女性2人が「ひとりかくれんぼ」をやってみた映像。
    投稿者インタビュー。友人がサイトに載せるため「ひとりかくれんぼ」の動画を撮影した。
    投稿映像。儀式の準備開始。人形の腹に米を詰めて赤い糸で縛る。人形の名前は「よしこ」。午前3時。台所で人形を取り出し、友人が最初の鬼宣言。次に部屋の電気消し、TVだけ点ける(画面は砂嵐)。10数える(眼を閉じているかは確認できない)友人。ふと投稿者の耳に何か聞こえた(映像からは確認出来ず)。しかし友人には何も聞こえないようだ。儀式続行。
    台所に置いた人形に向かい「よしこ見つけた」と友人。投稿者と友人が手にした包丁で人形の腹を刺す。友人が人形に向かい「今度はよしこが鬼」と宣言し、2人は押し入れに隠れる。扉を薄く開けて部屋の様子を窺う。
    投稿者インタビュー。基本的にこの手順が違うと投稿者。そもそも1人でやるもの。友人が参考にしたサイトを調べると、どうもそのサイトではワザと手順を変えて紹介し、その結果を検証しているようだ。
    投稿映像続き。暗い部屋の中、TVの砂嵐だけ。同じ押し入れの中の友人に辞めようと言うが、友人は答えない。画像にノイズが混じりだす。投稿者の携帯が鳴る(放置?)。やがて暗闇の中から床を這う女が現れる。身を隠す投稿者の息遣いが荒い。彼女の息遣いに気付いたように投稿者の方を振り向く女。悲鳴を上げて押し入れから逃げ出す投稿者。途切れる映像。床を這う女は一緒に押し入れに入ったはずの友人だった。映像が途切れる寸前、一瞬押し入れの中が映される。友人がいたはずのスペースには人形「よしこ」と刃物があった。
    投稿者インタビュー。友人は失踪し、後日投稿者の元に差出人不明の荷物が届く。中には儀式に使われた人形「よしこ」と、「はやくおわらせて」と書きなぐられたメモ。投稿者の携帯が鳴ると怯える彼女。映像と人形を処分して欲しいと残して立ち去る投稿者。
    スタッフ調査。気になる掲示板を発見。そこには「よしこを呪い殺してやる」と書き込まれていた。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]割りと怖かったゾ。他作でも「ひとりかくれんぼ」のやってみた映像は結構出ているが、本作の結末で人形と入れ替わるのは結構斬新。途中で映像が途切れるので編集の余地があるのは残念。出来ればワンショットで観せて欲しかった。
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