201309_norosin8

呪いの心霊映像8
制作年:2013年(日)
収録時間:58分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
シリーズ8作目。比較的良作を収録しているシリーズで、そこそこ期待しての視聴。
58分で全8話。検証込みの映像なので標準的か。全部心霊系でエログロ映像は無かった。
映像は派手さ控えめ。作りました感はさほど鼻につかない反面、怖さも弱かったりする。ここら辺はシリーズ共通かな。また考えてるなと思わせる展開もあった。今作では前半の取材過程がイマイチだったか。映像の怖さを煽るために前半に持ってきているのだろうが、クドさが目立ち正直内容的に退屈だった。まあ個人的に2、3気に入った映像はあったので良しとする。
以下ネタバレで紹介します。
【各話紹介】
  1. 植物園
    [概要]渡航先で訪れた植物園での映像。
    植物園で現地の方から説明を受けるツアー客達。カメラに映り込んだ大きな樹の幹に浮かぶ3つの顔。この地では戦時中多くの犠牲者が出たらしい。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]心霊写真レベル。まあオープニングだし。
  2. 徘徊
    [概要]夜の森を彷徨う映像。検証あり。
    投稿者インタビュー。投稿者が訪れた廃集落の外れにある廃屋で拾った映像。この後、吐き気と発熱で寝込んだ。
    現地取材。舗装道から外れて山道へ。進んでゆくと林の奥に廃集落を発見。探索。投稿者が映像を拾ったとされる廃屋を発見。周辺探索するが特に異常なし。人里まで降りて廃集落について聞き込み。地元で有名な心霊スポットで、女性の霊に追いかけられ捕まるとバラバラに切り刻まれるとの噂。役場で土地の所有者を調べると民間企業が所有していることが判明。電話で問い合わせ、会社の上役が元住人の知人であったらしい。廃集落の元住人男性にインタビュー。昔は林業で栄えたが、ダム建設や林業の衰退によって人がいなくなったとのこと。また心霊の話は知らないが、彼が幼少期に聞いた話を披露。昔祈祷や降霊を生業としていた女が幼い娘と共に住んでいた。ある日、儀式中に彼女が錯乱。子供を包丁で殺し、森を逃げ回ったあげく住民に殺された。当時は村の恥になる事件として隠蔽されたのかもしれない。
    投稿映像。暗い夜の森を徘徊している撮影者。何かに怯えるようでしきりにカメラが振られる。突然カメラを取り落とす。地面を写すカメラを覗き込む女の顔。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]目が黒く落ち窪んだゾンビ顔は気持ち悪いね。
  3. 海水浴
    [概要]海水浴場で遊ぶ映像。
    岸辺で着替える子供。隣りに母親らしき女性が映るが、彼女の頭部は消えていた。この女性は撮影された数年後に交通事故で死亡した。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]頭部を失った状態で動く姿は不気味であり滑稽でもある。
  4. 闇の中
    [概要]山道で車が故障した時の映像。検証あり。
    投稿者の女性インタビュー。温泉旅行帰りで車で山道を走っていたら突然エンジが止まってしまった。調べてみても原因が判らない。あらためてエンジンをかけると動いた。あとで映像を確認すると、血まみれの男が映っていた。またこの後ちょっとした事故に遭う。カーブでハンドルが利かなくなったとのこと。
    投稿映像。いきなり吹き上がると停止してしまうエンジン。ボンネットを開けて確認する。男性の背後に立つ青白い顔の男。30年前にひき逃げされた男性の遺体が発見された場所らしい。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]映像だけで十分。投稿者も大した事話してないし。30年も昔の事故と関連付けるのは無理があるんじゃない?
  5. 電話ボックス
    [概要]公園に設置された監視カメラの映像。
    深夜の公園。道路に面した電話ボックス。辺りには誰もいない。電話ボックスの明かりが明滅しドアが開く。透けた女が入ってきて、ゆっくり消える。閉まるドア。過去にホームレスの女性の凍死死体が発見されたらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]いーなー。コレ。地味ながら本作では一番印象に残った。
  6. タイ旅行
    [概要]渡航先の宿泊所での映像。検証あり。
    投稿者の女性インタビュー。彼女の彼氏が友人の男性を2人でタイを訪れたときの映像。ホテルの下見をしている映像で、室内の鏡に存在しない男の姿が映る。帰国後、映っている男性は性格が変わり、仕事も辞めてしまう。またこの映像撮影前に交通事故の遭遇し、轢かれた人と目が合ってしまったと言っていた。
    投稿映像。ホテルの部屋を確認する2人の男性。室内の鏡に男性に近づく半透明の男。なお男性は現在失踪中らしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]接近してくるシチュは怖いね。でも印象に残らなそうな映像。
  7. 投稿ムービー
    [概要]携帯電話の映像。検証あり。
    投稿者の女子高生のインタビュー。携帯ムービーで応募できるアイドルオーディションがあり、ソレ用に撮影したもの。自分の背後に女が映っていた。映り込んだ女は3ヶ月前に交通事故で死亡した同級生に似ている。その娘もアイドル志望だった。この映像を撮影した以後、ドアが勝手に閉まったり、視線を感じたりする。
    取材から2週間後、投稿者の姉から連絡。投稿者の女性が交通事故に遭い、頭と顔に大けがして入院中とのこと。
    投稿映像。カメラを前に自己アピールする投稿者。彼女はカメラに寄ってきて前屈みになると、背後に女性のような黒い影。彼女が振り向くと消えている。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]これも嫌いじゃない。背後の人影が二次元に見えるのはなんだけど。
  8. 肖像画
    [概要]引っ越し&誕生日祝いの部屋飲みの映像。検証あり。
    投稿者インタビュー。大学の友人を祝った時の映像。そこで女の姿が映ってしまう。翌日からこの友人の様子がおかしくなる。元気がなくなり部屋に引きこもるようになった。また女が映り込んだのとは別に、部屋に置いてある女性の肖像画が変化している。肖像画は知人から譲ってもらったらしい。
    肖像画を譲った同級生に電話取材。この絵は大学の美術室に置いてあった絵で、美術室が改築される際に持ち出してきた。今回異変が起きた友人が欲しいと言ったので譲ったとのこと。古そうな絵で誰が書いたかは判らない。また気になる事として、譲った友人が学校に来ていないことを心配して電話したところ、友人の背後で女の声が聞こえた。
    投稿映像(その1)。映像で見られる肖像画の変化。比較映像では明らかに表情が変わっている。憤怒で歪んだような顔。
    スタッフは投稿者と一緒に引きこもっている友人のアパートへ。部屋は施錠されており留守のようだ。外でしばらく待っていると、友人の部屋のカーテンが不自然に動く。再び部屋へ行き呼びかけたり電話したりするが応答は無かった。
    数日後。絵を譲った男性から肖像画を知る女性の紹介を受ける。
    女性のインタビュー。この肖像画がかつての同級生の女性の自画像であり、絵が完成した後自殺した事が判る。作者の女性は当時いじめを受けていたとのこと。彼女が死亡した後、絵の処分が出来ずに学校で保管していた。当時は教室で女性の霊が出る噂があった。
    投稿映像(その2)。バースデイケーキを吹き消す友人。彼の背後、腰の辺りからカメラを見つめる女の顔。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]中編。絵が変わるパターンは珍しい。生首掛け軸生首の目が動く動画を思い出した。
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【シリーズ過去ログ】