制作年:2012年(日)
制作:大橋孝史
演出:政成和慶
収録時間:58分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
静止画系投稿作品集。シリーズ2作目。「絶対に怖い」シリーズとしては「写真」「動画」「都市伝説」および当blogで未紹介な「話」と4つに分かれている(ようだ)。なお「話」は視聴済みだがまとめきれていない。ここで紹介できるかは微妙なところ。
全部で56チャプター。なんか構成をいろいろいじっている。試行錯誤しているのかな?
具体的には心霊写真が無い(と思われる)チャプターとか動画も収録とか。動画はまだしも静止画すら無いのはいただけない。なんか尺合わせだけのような気がして損した気分だ。話も大したこと無かったし。
あとスタッフが現地を訪れる検証パートもある。しかし取材自体は軽く、現状を紹介する程度。このレベルなら検証パートもあまり意味が無いように感じた。
心霊写真のレベルは普通か。所々不気味な写真もあるが頭に貼り付くようなインパクトのあるスナップは無かった。
ではネタばれで簡単に紹介。タイトルは付けられていないので僕が勝手に付けました。あと感想は「⇒」以降に記載。
【チャプター紹介】
- トンネル
いつも通るトンネルがいつもと違う感じがする。生々しく柔らかい壁。見上げると天井に浮き上がるいくつもの顔。さらに壁から手が生えている。人の声がして辺りに眼を巡らすと天井から足。以前行方不明者が出た場所らしい。
⇒トップバッター。いくつも心霊写真が写されたようなのだが、写真がバラバラと紹介されて判りにくかった。 - 彼氏の家で撮影した写真
彼氏の背中を掴む手。その後旅行先で肩を脱臼したそうだ。 - 駅での写真
人身事故の影響で込み合うコンコース。壁に浮き上がる老人の顔。
⇒老人と言うより赤ちゃんのように見える。
⇒ここでオープニング。演出助手:横田直幸さん、籐屋敷隆志さんが紹介される。ちょっと構成変えてきた感じ。 - 東北地方の廃ホテルの写真
喫茶室の壁に浮かぶ人影とロビー?の壁に浮かぶ白い影。
現地取材。無人化してあまり時間が経っていないためか、管理はしっかりしており相当きれい。侵入できず撤退。
⇒現地の現在の状況を軽く紹介しただけの映像。検証にもなっていない。 - サークル合宿での写真
女性の腰に取り憑く白い手。 - 小学校の集合写真
前列の女の子の足が消えている。また指摘されなかったが腰のあたりに手が見える。後日女の子は足に大けが。
⇒欠損系の写真は気持ち悪い。 - 古いカメラに残っていたフィルム
内科医だった叔父が死亡。遺品の古いカメラに残されたフィルムを現像すると、若いころの叔父に被るような人影?
⇒うーん。髑髏なのかな?良くわからず。 - サークル合宿写真
部屋でくつろぐ男性の左手脇の壁に顔。後日交通事故で左手を潰される。 - 公園での写真
バックの木々に写る首を吊ったような少年の写真。過去首つり自殺があった場所。
⇒これ怖いな。 - 旅行先での写真
母親の脇を掴む手。母親は後日脇腹に腫れ物ができたそうだ。 - 物件探し
友人がアパート物件を探す写真。黄色い光と壁に写る大きな顔。 - 駐車場
トラックのタイヤに悪戯しようとして誤って釘が胸に刺さり死亡した事故があった場所。うっすらと浮かぶ人影。 - スキー場での写真
友人の顔が崩れて写される。その後友人はスキーが顔に刺さる事故で死亡。 - 夜の山道の写真
道路脇の林の中に浮かぶ白い顔。
⇒写真がスクロールされるのが微妙に観にくく、さらに普通の写真が混じるので紛らわしい。怖さ半減な演出。 - 海水浴
海で遊ぶ写真。奥の男性の上半身が透けている。 - 自宅にて
白い靄と体にかかる手。 - 夜の道路
道路を走る車を写した写真。大きな子供の顔。
⇒目元だけだがじっと見つめる眼差しが不気味。 - 神社
京都の神社の写真。投稿者は誰かに観られている感覚に襲われる。写真には池の水面に浮かぶ女性の顔。 - 廃村
山中の廃村の写真。以前ある一家で父親によるDVがあった。しかしある日を境に父親の姿が見えなくなる。家族に聞くと行方不明とのこと。その家?を写した写真。室内に透けた人影。
⇒ナレーションは良いが、これも普通の写真がいくつもいくつもスクロールされるのがうざい。最後に肝心の写真がちょろっとだけ出てくる。その写真だけ映してナレーションをかぶせて欲しい。 - 海辺
旅先の海辺で写した写真。カーブミラーに写る投稿者の背後に2つの影。 - 公園の遊具
公園で遊具を前に遊ぶ子供の写真。3人の子供に対して7本の手。 - ゲネプロ
劇団のリハ風景。練習する3人の劇団員。奥に和服姿の女性。
⇒良く判らず。 - 改札
駅の改札でキスするカップルを写した写真。床に横たわる白い影。 - 喫茶店
友人との写真。友人の肩から人の顔。 - 生け花発表会
生け花教室の発表会の写真。天井のライトに混じって人の顔。高校時代自殺した投稿者の友人らしい。 - 旅行先にて
温泉旅行先の写真。白い靄の中に女性の顔。 - ホームにて
駅のホームでの写真。入線する電車のフロントガラスに浮かぶ苦悶の顔。 - 京都の寺社
京都の寺社の写真。鳥居の前に真っ黒な人影。木々の間に白い光。そして歩く女性の消えた足。 - カラオケボックス
友人とのカラオケボックス。肩を組む手が多い。後日この友人は右腕を失ったそうだ。
⇒うわっ。気持ち悪っ。 - 乗馬
女子高生が乗馬する写真。馬体に浮かぶ顔。この女子高生は落馬して大けがを負ったらしい。 - 温泉宿
温泉宿での記念写真。口元にこげ跡にようなシミ。 - コインパーキング(動画)
夜のコインパーキングの監視カメラ映像。通り過ぎる首の無い透けた人影。 - 駐車場(動画)
ネットで見つけた駐車場の動画。地面を動く人の顔。 - 海辺の鳥居
旅行先の写真。海に浮かぶ鳥居。頭上に浮かぶ白い靄。 - トイレ
実家であるお寺のトイレを写した4枚の連続写真。黒い小さな影が移動する。
⇒家のトイレを連写するシチュエーションの方が怖い。 - クラブにて
ピースする男性の手の指に人の顔。 - 工事現場
数人が写された工事現場でのスナップ写真(心霊写真ではない)。この内3人が事故で生き埋めになり死亡。
現地取材。造成工事は終了していた。
事故の救出時に一緒に掘り起こされたカメラに残されたフィルムを現像すると、ショベルカーの窓に浮かぶ顔(コレが心霊写真)。
⇒現地取材の意味無し。 - 書架
友人の家で書架を前にした写真。薄く開いた本棚の隙間からコチラを見つめる眼。 - 卒業式
卒業式後?の写真。画面を横切る白い光。女性の目元と女性の顔が写り込む。 - ピアノ発表会
ピアノ教室の発表会の記念写真。全体にピンぼけしている中、子供たちの間から少女の顔。 - お茶屋
旅先の茶屋での写真。額縁の後ろから覗く手。 - プール
プールで遊ぶ子供たち。画面を横切る黄色い光と木々に浮かぶ大きな顔。 - 民宿にて
旅先の民宿での写真。友人の顔が崩れて消えている。 - バス停(話)
夜の山道のバス停を訪れた投稿者たち。どこからか声が聞こえる。出元を探るとバス停の脇に立てられた看板に描かれた女の子のイラストだった。
⇒なんじゃこりゃ?話だけで変な写真とかないの?看板の女の子のイラストの眼が閉じるとか期待したんだが。 - 観光地にて
観光地での家族写真。被るように白い靄が写る。崩れた人の顔のように見える。また父親の顔にも男の横顔が貼り付く。
⇒白い靄に気を取られ油断した。父親の顔に付いた横顔が不気味。 - 実家にて
実家での写真。壁に浮かぶ大きな顔。 - スノボ
スノボでジャンプシーンを捕えた写真。バックの雪山に浮かぶ大きな顔。被写体の男性は着地に失敗して大けがを負ったとのこと。 - 飲み会にて
サークルの飲み会の写真。男性の腕に浮かぶ痣。後日この男性は腕を骨折したらしい。 - 呪われたラジオ番組(話)
聞くと死ぬと噂されるラジオ番組の話。オープニングのbgmに自殺した女性歌手の声が混じる。この声を聴くと、番組が終了するまでに「成仏してください」と書いたメールを10通送らないと呪われる。また噂には「200人に送る」や「耳が腐る」「聴いただけで死ぬ」との話もある。
バックには夜の電話ボックスの写真。
⇒これも写真関係ないし。話も全く怖くないし。 - 夜の湖畔
夜の湖畔での写真。湖から地面を這うような手。 - 高架下
高架下から見上げた写真。天井に浮かぶ男性の体。 - 四角
夜の住宅街?の写真。闇夜に浮かぶ白い四角。 - 部活の合宿
合宿で写した集合写真。背後に浮かぶ巨大な顔。 - 心霊トンネル
雨の夜に心霊トンネルを前にした写真。壁面に浮かぶ顔。 - 校舎の窓
いじめがあったと思わせる学校の写真。窓に浮かぶ人影。 - 子供時代の写真
自宅で写された子供時代の写真。背後に巨大な眼。