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流出封印動画 ~誰・魔・落・死~ [DVD]
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制作年:2012年(日)
制作:島野伸一、庄子圭
監修:田口清隆
収録時間:66分

カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)

【総括】

なんか似たような文言を繋ぎ合わせただけのタイトルで、残念な感じがヒシヒシと伝わってくる本作。サブタイ「~誰・魔・落・死~」は「だる・ま・おと・し」と読むべきなんだろうな。大して期待もせずに(失礼)視聴したことが良かったのか、観てみるとかなり面白かった。

66分で3チャプターと長編の投稿映像を中心。オカルト×2、心霊×1か。グロは主に流血シーンで多少高め。残念な作品は1本だけ。その1本がサブタイ作品なのはどうかと思うが、失敗が1/3なんだから上出来の部類と思うことにする。

シリーズ化は不明だが、本作を観るに次作を期待してしまう。

以下ネタばれ進行で紹介します。

【概要】

  1. (Chapter01)ゲシュタルト崩壊
    [カテゴリ]オカルト
    [概要]ゲシュタルト崩壊(←wikiにリンク)とは、「あるまとまりを持った構造や形態をずっと見ていると、その全体を認識する脳の機能が誤作動を起こしてしまう現象」のこと。(本作中引用)
    大学のオカ研がゲシュタルト崩壊の実験を記録した映像。以下敬称略。
    メンバは以下の5人の男女。
    ◇部長:宮田広志(♂)
    ◇部員:繁野裕子(♀)
    ◇部員:大森美紗子(♀)
    ◇部員:鈴木隆之(♂)※何故か1人だけモザイク
    ◇部員:佐藤友香(♀)
    自分の顔を鏡に映してゲシュタルト崩壊を起こさせ、その状態で鏡像(鏡に映った自分)に「おまえは誰だ」と言うと、自分を認識できなくなるとされる都市伝説の実証実験。大げさなものではなく、メンバがそれぞれ自宅で鏡に向き合った映像を記録(撮影)、報告するというもの。実験期間は14日間。
    1日目:
    まだ半信半疑、遊び気分で各々の報告を談笑。
    4日目:
    何も起こらない。メンバに多少疲れが見える。
    -鈴木、繁野、大森>鏡像が自分では無いような気持ち悪い感じを訴えるメンバが
    -佐藤>問題なし
    7日目:
    部室の空気が重い。
    -佐藤>変わらず問題なし
    10日目:
    -宮田>異常無し
    ★鈴木>鏡像の背後。頭部から首にかけて「手」が映る。実体の背後に「手」は映っていない。
    -大森>背後を気にするが特に異常無し
    ★繁野>鏡像に映る自身の背後。廊下に人の頭のような黒い影。背後を気にして部屋の扉を閉める。
    -佐藤>途中から嗚咽
    体調不良を訴えるメンバが出てくる。昨日佐藤が4時間実験したことに対して宮田が(疑いの口調で)聞き直す。するとムッとした感じの佐藤が証拠のテープを取り出す。気まずい空気でメンバ感の信頼が崩れてくる。
    11日目:
    -鈴木>異常無し
    -大森>疲れた様子だが異常無し
    ★佐藤>ほほ笑む⇒笑い出す。鏡像の背後に黒い塊のようなものが現れる。
    -宮田>歯磨き
    ★繁野>鏡像に映る自分の黒髪の中に人(自身?)の顔が浮かび上がる(笑っているように見える)。ゆっくりと鏡に顔を近づける。突然映像にノイズが入ると共に鏡に飛び散る血。
    ★宮田>口をゆすぐ鏡像の背後に人の顔が浮かび上がり消える。次の瞬間、鏡に頭を打ち付け倒れる(映像に軽いノイズ)。血まみれの鏡。
    ★佐藤>顔面蒼白で白目をむいて(?)鏡を揺らす。映像にノイズ。揺れる鏡像の背後に白い服の女のような姿。唐突に切れる映像。
    結果:
    ◇宮田⇒死亡(心不全)
    ◇繁野⇒死亡(心不全)
    ◇佐藤⇒失踪
    ◇大森⇒?
    ◇鈴木⇒?
    佐藤の残した日記を紹介。最初は実験を楽しみにしている様子が綴られている。次第に自分だけ何も起こらないことに対する不安と不満へ。やがて他のメンバが自分を罠にはめていると思うようになる。特に宮田と繁野。最後には乱れた字でメンバに対する呪詛の言葉が綴られる。その中に出てくる「鏡の人」の文字。最後のページには意味不明な記号。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]★★☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]コレ面白かったな。約21分とちょっと長いけど長さを感じさせず、メンバ間の歯車が徐々にズレてくる感じがいい。また映像で確認出来たが作中スルーされている異変もあった。まあワザとなんだろう。鈴木と大森の結末と、鈴木だけモザイク加工されていたことが気になる。
    佐藤の日記の最後のページに書かれた記号については「続き」にネタばれで記載しておく。まあこの展開なので鏡像=左右反転というのは簡単に思いつくだろう。映像反転が面倒な人は参照してください。一応「ソウナンデスネ」と納得すると思う。
  2. (Chapter02)だるま堕とし
    [カテゴリ]オカルト
    [概要]元番組ディレクターの山崎氏が取材した「だるま堕とし」の映像を編集したもの。
    山崎氏はある業者の取材を通して、オカルト「だるま堕とし」の取材を始める。突きとめた事務所の建物を張り込む山崎氏。建物には業者の男に混じって連日女性たちが出入りしている。山崎氏は女性達がクスリ(麻薬)を投与していると推察。
    ある夜身なりの整った男性と共に、業者が建物からビニール袋を手に出てきた。尾行すると業者はビニール袋を山の中に投棄。業者たちが立ち去った後、山崎氏が投棄された中身を確認すると切断された人の手足だった。
    数日後?いつも通り女性が建物に入る。何やら内部が騒がしくなると建物の2階から何か落ちてきた。それは両手両足を切断された女性だった。
    ラスト。映像テープを手渡した山崎氏は、両足を失い車いすでその場を去ってゆく。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]★★★☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]サブタイが示唆しているように、約33分と本作のメインなんだろう。でも長い割にはgdgdだった。ほとんどの映像が暗くてノイズがあってブレブレで観ていて疲れた。山崎氏のインタビューを交えて進行するのだが、バストショットのみであったためラストの状況も想定できてしまう。オチの割には無駄な映像がだらだら垂れ流されていて苦痛だった。
  3. (Chapter03)Hi 8
    [カテゴリ]心霊
    [概要]ゾンビ(?)に襲われる女生徒の映像。
    唐突に廃校舎でゾンビに襲われるシーンから始まる。逃げまどう女生徒のAとB。Aと共に逃げ込んだ室内にあった盛り塩をゾンビに投げつけるB。苦しむゾンビ。と、突然Bが苦しみ出してそのまま卒倒、奇声を挙げて痙攣する。一転して戸惑うようなゾンビとA。倒れたBにしがみつく女の姿。一同逃げ出す。逃げ遅れた?ゾンビに覆いかぶさるB。テープが終わる。
    場面が切り替わり出演者のオフショットになる。この映像は高校生たちが心霊スポットで撮影した自主制作映画のワンシーンだった。役割は以下の通り。
    ◇Aさん:女子生徒、投稿者
    ◇Bさん:女子生徒
    ◇Cくん:ゾンビ役の男子生徒
    ◇Dくん:カメラの男子生徒
    しかし女子生徒が昏倒するところから台本にないストーリー。
    ◇Bさん⇒死亡(脳梗塞)
    ◇Cくん⇒総合失調症で入院中※原文ママ(統合失調症デスヨネ)
    ◇Dくん⇒死亡(撮影後自宅で首吊り自殺)
    ◇Aさん⇒死亡(投稿後に心不全)
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]所謂劇中劇。冒頭からワザとらしい自主製作映画のような映像だなぁ、と思っていたらその通りだった(笑)。約10分の短時間。全体に渡るドキドキ感と、まずまず意表を突かれた感じで悪くない。

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(続き)ネタばれ






【佐藤の日記の最後のページ】

鏡面⇒左右反転でひらがなが読み取れる。

:やっとわかったあっちのいきかた
:あいつらころせばあっちにいける

宮田と繁野を呪い?殺して佐藤は「あっち」に行ってしまった(失踪)ということ。

以上です。