制作年:2012年(日)
制作:島野伸一、庄子圭
演出:木場丈
ナレーション:左京充
収録時間:51分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
どうやらシリーズ化されたようで。タイトル通りシリーズ2作目。前作ではドンナモンカナーとあまり期待せずに観た。結果ガチっぽさを前面に出していて割と楽しめたとの記憶が。
さて本作。
内容はかなり良かった。映像の派手さは無い。しかし一つ一つのガチっぽさが高く、背筋が寒くなるような映像が多い。心霊オンリーの映像なのでグロさは皆無。うーん。最近では当たりの部類だろうか。投稿映像メインで紹介するが、一部スタッフによる簡単な検証映像がある。
収録時間は50分チョイと短め。収録本数は10作と良心的な作りで適切。時間の割に密度が濃い作品だと感じた。
以下ネタばれで紹介。
【チャプター紹介】
- ダンスの練習
[概要]自分用にダンスの練習風景を撮影した映像。スタジオでジャージ姿の女性が鏡の前で音楽に合わせて踊る。男性が現れて女性が振り向く。しかし男性の姿だけが鏡に映っていない。
[怖さ]★★☆☆☆
[フェイク度]★☆☆☆☆
[感想]初見判らず。どこかで観たような構成。確かに男性の姿は映っていないのだが、男性の動きに合わせて床に影とモニターから靴先のようなモノが一瞬映し出される。どう見るかの問題だけど、こんな判り易い映像をそのまま流している点(修正漏れにしてはお粗末すぎる)からガチと思いたい。もしくはそう判断させたい意図なのか。 - 河川に潜むもの
[概要]川沿いの倉庫?で野良猫を映した映像。小さな黒猫が2匹。子猫の乗る台車の下に顔。また突然餌をやるかのような人影が現れる。
[怖さ]★★★☆☆
[フェイク度]★★☆☆☆
[感想]初見わからず。つかぬこに見取れた。餌をやる人影が若干浮いていたように見えるのに軽い違和感があるものの割といい感じの映像。しかし産まれて間もないぬこかわゆす。 - スキー場
[概要]ゲレンデでスノボを楽しむ人たちの映像。林の中を滑る若者達。その一人の腕を鷲掴みする姿の無い手。
[怖さ]★★★☆☆
[フェイク度]★★★★☆
[感想]映像が揺れて判りにくい。肝心の手は一瞬。ウェアの柄かと思ったw - 遺書ビデオ
[概要]遺書がわりに撮影したビデオ。自宅の一室で撮影。「今から自殺します」で始まる。いろいろ恨みつらみをカメラの前で自嘲気味に話す男性。やがてカバンからロープを取り出す。ままならない人生に突然キレて立ち上がった背後の引き戸。男性の足の間に髑髏のような顔。男性は自殺を遂げたそうだ。
[怖さ]★★★☆☆
[フェイク度]★★★★☆
[感想]シチュだけでも十分怖い。途中のキレるシーンで一瞬キークラを思い出した。興味のある方は「キーボードクラッシャー」で検索w - 高架下
[概要]心霊スポットである鉄道の高架下トンネルに肝試しに来た映像。短いトンネル。中に入る。落ちた燃えカスのようなゴミを拾う撮影者。同時に「ウォゥ」と大きな音が響いて慌てて車に逃げ込む一行。その車のルームミラーに映る居るはずの無い人の顔。
[怖さ]★★★☆☆
[フェイク度]★★★☆☆
[感想]よくあるゾンビ顔だけど表情は怖い。 - 神社※検証あり
[概要]デート中に心霊スポットである神社で撮影した映像。時刻は夕方か。鳥居をくぐり階段を登って広々とした境内へ。彼ら以外誰もおらず寂しい景観。祠を通り過ぎる瞬間。祠の脇に人の顔。後日カップルの女性は病死したそうだ。
※検証:スタッフが神社を訪れる。まだ明るい。撮影中は異常無し。しかし後日スチール写真に映る無数の腕のようなモヤ。
[怖さ]★★☆☆☆
[フェイク度]★★☆☆☆
[感想]これも判りにくい。スロー再生してなんとか判別できるかといった感じ。検証映像の腕は映像だけでは判断がつかない。異常が無い映像との比較が欲しいところ。 - 踏切
[概要]事故が多発する踏切の映像。昼間。通り過ぎる電車の下に女性の足元が現れる。
[怖さ]★★☆☆☆
[フェイク度]★★☆☆☆
[感想]予想通りの映像wにしてもなかなか電車来ないねwww - 書き初め
[概要]自宅で書き初めの様子を撮影した映像。映像にノイズが混じり徐々に激しくなる。背後の掛け軸に書かれている人物の首が傾げられ、モノクロの女の子の顔が映像に割り込む。
[怖さ]★★★☆☆
[フェイク度]★★★★☆
[感想]後ろの掛け軸が不気味。 - 車窓
[概要]走る電車の車内から映された映像。風景であるビルの設備から付きだした白い手。
[怖さ]★☆☆☆☆
[フェイク度]★★★★☆
[感想]よく判ったな。あと電車速い。新幹線か? - 湖畔の廃墟※検証あり
[概要]廃旅館を探索した映像。まだ明るい時間。室内はモノが散乱しているが荒れ果てているとまではいかない。宴会場?、トイレ、ロビー。物音(撮影者達によるものか判らず)がして階段を昇る。「上、人いるのかな?」と撮影者。「すいません」と声をかけつつ中を進んでゆく。部屋には誰もいない。「パキパキ」音がする(これも撮影者達によるものか判らず)。ひとりでに開く扉。中は寝室。誰もいない。他の部屋のドアも開けてゆく。窓の外を通り過ぎる人影。さらに映像は進み鏡に映る白い手。
※検証(投稿者インタビュー):後日カメラを担当した者が交通事故で死亡。投稿者は映像とは異なる点の異常を指摘。3⇒2階の座敷シーンに女性が写っているとのこと。その映像。階段を降りる投稿者達。一瞬映し出されるフロア内の座敷部屋に佇む少女のような姿。
[怖さ]★★★★☆
[フェイク度]★★☆☆☆
[感想]メインなのだろう。約10分の時間を割いている。この場所はリアルな怖さがあるな。所謂犯罪的な怖さというか。その意味もあって順次扉を開けてゆくシーンはハラハラ感はあって良い。
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【シリーズ過去ログ】
- 本当の心霊動画「影」 [2012.4.6]