201201_paracyc-ju

パラノーマルサイキック 呪 [DVD]
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制作年:2011年(日)
制作:平尾忠信
監督:岡崎喜之
収録時間:84分

カテゴリ:ホラー

【キャスト】

  • 鳥飼愛美
  • 中岡晴子
  • 加藤優季

【総括】

以前「1」を観て、近々「3」が出るようなので今更ながら「2」を観てみようかと。たしか「1」は惨敗だった記憶がある(だから「2」を観なかったはずだ)。喉元過ぎればなんとやらという感じもする。懲りずにスミマセン。

物語は前作で2人の行方不明者を出した「家」のその後をPOV形式で進行する。前作を観ていなくても問題無いと思うが、一連の流れがあるので時間が許して興味があれば「1」から観た方が良いか。

ホラー要素は全編を通して前作と同等レベル(低い)か。また前作でも感じたことだが検証シーンまでが長い。前段35分は検証に至るまでの経緯になる。これを10分に押さえれば、もそっとスッキリとした作品になると感じた。

【ストーリー】

前作で2人の行方不明者を出した問題の家のその後。前作のスタッフは(監督を除き)全員関与を拒絶、新たなメンバーで撮影に挑む。挙動不審な家屋の管理人の出現などがある中、密着取材を試みる新キャストは怪現象を体験することに。

※詳細は「続き」にネタばれ

【感想】

うーん。。。怖くない。

映像のどこに怖いと感じるポイントがあるのか微妙なとこではある。怪現象の多くは『音』にあるため、登場人物と怖さを共感しにくいのかな?怪異に遭遇した人のリアクションに違和感が残り、精神的に追い詰められる過程も急すぎて追いつけない。結果視聴者置いてけぼりで怖さを感じない。

コトの始まりは風呂場の心霊写真だけど検証映像がない。写真は冒頭で紹介される。わりと気持ち悪い。また、2階を中心として異変が起きるが、2階には定点カメラを設置しているにも関わらず、その映像が無いのも不満。

ラストは意味深に『続く』ような終わり方。まあ「3」のリリースを控えているので決着すると思っていなかったが、それにしてもスッキリとしない終わり方だ。気になるので次作も借りるつもりだけど、次で終わるのかな???てか終わって欲しいです。

【評価】

総合評価:★☆☆☆☆(1.5)

  • 面白さ:★☆☆☆☆
  • ホラー度:★★☆☆☆
  • グロ度:★☆☆☆☆
  • サイコ度:★☆☆☆☆
  • ミステリー度:☆☆☆☆☆
  • サスペンス度:☆☆☆☆☆
  • アクション度:☆☆☆☆☆

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【シリーズ過去ログ】

(続き)ネタばれ






【前作スタッフ】

監督と前作でコーディネータだった出月が件の家を訪れる。監督と家の状態を確認(昼間)。雨戸が閉められて当然玄関は施錠してあり外観だけの確認。

前作スタッフの打ち合わせ。監督、女性レポーター、ライター、出月の4人。監督の続編制作に女性レポーターは拒絶。ライターも興味はあるものの自身の関与は拒否。出月も前作制作後に妻が失踪していて前向きではない。結局前回のスタッフは不参加。

⇒ライターの演技が芝居がかっていて鼻につく。文句は言うが自分は現場に立たないといった感じ。ワザとキャラを作っているのだろう。

【管理者】

監督は出月を通して現在の家屋の管理者に接触。登場するなり不機嫌。でもって横柄。「取材したいなら金払え」という要求を飲んで取材協力を得る。どうやら「右」系の団体関係者らしい。

【新キャスト】

新たなレポーターとして鳥飼愛美と中岡晴子の2人が登場。

昼間。中岡は霊感があるようで、家に到着するが中岡の体調が崩れて一時中断。日没後、中岡の復調を待って取材再開。屋内に侵入。再び中岡の体調が崩れ撤収。

⇒なぜにわざわざ夜に取材するの?
⇒最寄り駅のシーンで背景に「上野原市」と出てくる。

【検証メンバー】

中岡、工藤(中岡の彼氏)、鳥飼の3人。ただし宿泊するのは中岡、工藤の2人。鳥飼は昼間だけ参加。定点カメラを1階居間と2階部屋に各1台設置。+ハンディカメラ1台で検証開始。

⇒やっと検証が始まった。ここまで約35分。
⇒和気あいあい。ギャップを表現したいんだろうなぁ。

【検証1日目(昼):居間】

こたつでくつろぐ3人。

  • 異変1:?
  • 異変2:ガラス越しに人影(気付かず)

⇒1回目の異変が良く判らない。中岡の背後を中心に画像全体が暗くなるのが異変なのか?

【検証1日目(昼):庭】

監督登場。川から何か苦しんでいるような感じを受けると中岡。河原へ。中岡は対岸の滝から何かを感じると言って倒れる。

⇒設定として「霊感のあるレポーター」では言動に説得力がない。いっそ「霊能者」とした方が良いのでは?

【検証1日目(夜):居間】

居間で談笑する3人。

  • 異変1:2階で物音。全員で確認。奥の部屋にラジカセや無線機。管理者が右翼団体関係者だと判る。他に異常は見られない。

監督が鳥飼を迎えに来る。

⇒何故ここで2階の定点カメラを確認しない。

【検証1日目(深夜):寝室】

工藤と中岡が寝ている。

  • 異変1:2階から物音。起きて様子を見に行くが異常無し。監督に携帯で報告するが電話に出ない。悪態をつく工藤。床に付く2人。
  • 異変2:2階から女の悲鳴。飛び起きて確認するが何もなし。
  • 異変3:2階から物音。見に行くが何もなし。いらつく工藤。
  • 異変4:こたつの上の湯のみが落ちる。
  • 異変5:2階から物音。もはや確認する気なし。工藤の様子がおかしい。
  • 異変6:2階から物音。工藤がキレて確認するが何も無かったみたい。

⇒正確な時間が判らないのが不満。
⇒確認が甘くないか?だって悲鳴、つか絶叫でしょ。もすこし確認するんじゃないの?
⇒工藤も簡単にキレすぎ。あとスグ寝ようとするな。そういう家と知ってなんだから徹夜する覚悟くらいあってもよいのでは?

【検証2日目(朝)】

監督と鳥飼が訪れる。監督が電話に出なかったこと不満をぶつける工藤。定点カメラを確認し湯のみが動く映像に驚く。工藤が怒って帰りたいと言いだす。突然管理者が訪れる。不機嫌な工藤が喰ってかかる。

⇒なぜにこの設定の管理者なる人物が登場するのか?なんかこの管理者をからめた安易なラストが頭に浮かぶんですけどw

【検証2日目(昼)】

みんなでお食事(外食)後、管理者は撤収。監督はそのまま帰社。鳥飼と中岡が買い物。工藤が留守番。鳥飼と中岡が買い物から帰ると裏庭で宙を見上げる工藤の姿。取り乱す工藤は1人で2階に上がる。しばらくして工藤が2階から転げ落ちてくる。

⇒2階の定点カメラ映像きぼん。

【検証2日目(夜)】

病院に運ばれた工藤は幸いにも軽傷。家に戻る監督、鳥飼、中岡の3人。近所の女性?から監督が出月からの預かりものを渡される。中にはDVD。後で確認することに。

川に何かあると中岡が言いだす。川辺へ降りた中岡が「判りました」、「話しかけてきました」、「家に関係ある人が川で死んでいる」と言いだす。家に戻ると「女の人に殺されて川に遺棄された」、「泣いている」などと中岡。屋内に入り階段を上がろうとして昏倒する中岡。そのまま入院。

⇒なにがなんだかw
⇒中岡の設定が良く判らん。いきなり神がかったような言動はどういうこと?レポートしているうちに霊感が強くなったのかしら??

【DVD】

再生すると家の映像。庭から玄関にまわる。脇から男が現れて映像中断。

⇒ぐっ。不覚にもラストにはドキッとしてしまったw

以上です。