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劇場版 ほんとうにあった怖い話 3D(Blu-ray Disc)
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制作年:2010年(日)
制作:張江肇、鈴木ワタル
監督、脚本:室井孝介
収録時間:75分

カテゴリ:ホラー

【総括】

投稿をベースにした再現映像のオムニバスホラー。全5話構成。

視聴するきっかけは、以前紹介した「立入禁止 -●REC-」のレビューにコメントを頂いたこと。本作のロケ現場と「立入禁止(ry」の現場が被るということでした。ちなみにレンタルしたDVDは「3D」仕様。3D環境のない僕にはあまり関係ないが、劇中の選出や効果は3Dを意識していたようにも感じる。

内容はまずまず。つか満足できた。ホラー要素も十分満たしていると思う。後半は流血多め。

また「モーニング娘。」の新垣里沙が出演していた。まあアイドルに疎い僕はエンドテロップでその存在を知ったのですけどw

【各話紹介】※「続き」にネタばれ

  1. 廃工場
    バイト先の先輩と2人でバイク工場を開業しようとした投稿者。先輩の知人の不動産業者から格安物件を紹介される。昼間、2人で現場を下見に行く。先輩は不穏な空気を感じて怖気づく投稿者に対して現場の撮影を指示。自らは屋内の掃除に取りかかるのだが。。。
  2. 心霊スポット
    霊感のある元カノと夜の公園(心霊スポット)を訪れる。いつの間にか2人ははぐれてしまった。投稿者が彼女の携帯に電話するも通じない。懐中電灯片手に彼氏を探して徘徊する彼女の前に。。。
  3. 誰かいる
    新居に引っ越してきた家で1人留守番する女の子の話し。夜。1人でDVDを見る。心霊作品だ。女の子はドッキリシーンで驚いてカップを落としてしまう。慌てて床を拭く彼女。なにげにカーペットをめくると血痕のようなしみを見つける。唐突にテレビの画面が乱れだし。。。
  4. 死の土壌
    有機野菜コミュを通して共同で畑を購入した女性。快晴の畑。当初賑わっていたが、日を追うごとに減り続け、ついに投稿者と男性1人、女性1人の3人になってしまった。男性を残して先に帰る女性。男性が1人で耕していると不穏な空気。掘り起こした土壌を覗きこむ男性は、そのまま引きずり込まれてしまう。。。
  5. シセン
    帰宅途中の3人の女子高生。投稿者が家庭教師から携帯に電話。話していると上からヒールが落ちてきた。見上げる投稿者。同時に血しぶきを浴びる。目の前には飛び降りてきてアスファルトに叩きつけられた血まみれの女性があった。

【感想】

オムニバス作品のため個々の作品ごとに評価は異なるが概ね面白かった。

ド派手な演出こそ無いが、地味ながらも細かい不自然さ、オーソドックスであるが恐怖を感じるツボは押さえていると思う。くるぞくるぞ、と思わせておいて来なかったりするバランスがいい感じ。来ないとハラハラ感が増すような気がするのは僕だけか?

【評価】

総合評価:★★★☆☆(3.5)

  • 面白さ:★★★☆☆
  • ホラー度:★★★★☆
  • グロ度:★★☆☆☆
  • サイコ度:☆☆☆☆☆
  • ミステリー度:☆☆☆☆☆
  • サスペンス度:☆☆☆☆☆
  • アクション度:☆☆☆☆☆

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(続き)ネタばれ






【#1:廃工場】

先輩は部屋の片づけの最中、上から伸びてきた爛れた手に首をつかまれ天井に引きずり込まれてしまう。
投稿者は現場の写真を撮影。一部にモザイクのかかったような人影が写り込んでいる。不審に思い何度か連続して撮影。その影は徐々に近づいてくる。そして傍らに気配。振り向くが誰もいない。

先輩を探す投稿者。二階には誰もいない。階下に下りてくると工場内の焼却炉に火が。魅入られたように火を見つめていると男の顔が割り込む。驚いて飛び退く投稿者。改めて見ると焼却炉には火など付いていた形跡が無い。が。その脇にビニールにくるまれた人がうつ伏せに倒れている。そしてソレは驚愕する投稿者ににじり寄って来た。足元まで来ると爛れた顔を投稿者に向ける。逃走。

先輩はそのまま行方不明。

⇒改めて「立入禁止」の映像を確認してみると。。。おおっ。確かに現場が被っている。ただ「立入禁止」では、この現場のロケハンのみで実際には使わなかったと語られた。細かくは観ていないがスタッフの重なりはないようだ。まあ業界としてどうなのかは判らないが。

【#2:心霊スポット】

数時間前。旅行する2人は古い日本屋敷に泊まることに。床の間に日本人形。昼間ではあるが既に彼女の周りで小さな異変が。即ち、ちらつく人影、突然閉まる扉。

夜の公園。彼とはぐれて彷徨う彼女。その目の前に床の間の日本人形が。ざわつく草木。背後に立つ足。振り向くと投稿者だった。しかし投稿者が彼女の姿を改めてみると、彼女の体にはいくつもの手が絡みついていた。

⇒本作中ではイマイチかな。一般的に人形はそれ自体で結構不気味なもんだけど、この日本人形からはそういった異様な雰囲気があまり感じられない。まあラストの映像は比較的怖いか。

【#3:誰かいる】

浴槽を見にいくと溜まったお湯が赤く染まっていた。恐る恐る手を入れると濁った湯の中から髪の毛。それに続いて爛れた顔。逃走。

ベットに潜り込むが眠れない。階下でドスンドスンと物音。電気をつけて部屋を出る女の子。姉の部屋を覗くとベットに血の付いたシーツ。呆然とする女の子の背後から肩に手がかけられる。振り向くと姉だった。姉は妹が心配で学校の合宿から抜け出してきた。怯える妹を宥めると姉は学校へ戻る。

再び1人になる。ベットで寝ていると再び激しい物音。続いて部屋をノックする音。廊下に出るが電気がつかない。階下で電話の音。電話を取ると受話器からノイズ。テレビが再び心霊番組を映しだす。ノイズが混じり家の映像に切り替わる。そこにはベットから這い出てくる血まみれの男。血に染まった浴槽に浮かぶ女。リビングに倒れた血まみれの娘。怯える女の子の背後に血まみれの男が立っていた。失神。

実は一家心中のあった家で、投稿者達もスグに引っ越したそうだ。

⇒これは良かった。結構ドキドキする。なんでワザワザ血に染まった浴槽になんで手を入れようとする、とか、血の付いたシーツに手をかけようとするとかあるけど、それやらないと話が進まないしね。
⇒にしても「背後」が好きだなー。いや嫌いじゃないけど。改めて怖さの基本だと思った。

【#4:死の土壌】

翌週。畑には投稿者1人だけ。車で休んでいるとフロントガラスに泥の手形。ビックリして車から降りると、背後から伸びる手。逃げようとする行く手、耕した土壌から女が現れる。近づいてくると白骨化した顔。失神。

後日畑から白骨死体が発見された。

⇒これもイマイチ。最初の男性は土壌に引きずり込まれたんでいいんだよな?

【#5:シセン】

その日以来友人の態度がおかしくなり、3人の関係もぎくしゃくしだす。怯えているような、避けているような。
学校で1人資料整理する投稿者。突然蛇口から流れ出す水。

友人A。1人で帰宅途中。携帯電話の呼び出し。出るがノイズが聞こえてくる。ガサガサと肩に下げたカバンがひとりでに動き出す。驚いてカバンを放ると、中から這い出す髪の毛。に続いて女が姿を現す。悲鳴をあげて逃げるが途中で転んでしまう。起き上がろうとするが足を掴まれたように動けない。見ると女が足を掴んでいる。迫る車。間一髪助かったようだ。

投稿者。1人で学校に残り資料室の片づけ。棚に乗せた段ボールが落ちる。段ボールを棚に乗せるが、また落ちる。と次々に段ボールが落ちてくる。怖くなって逃げる投稿者。棚の隙間から覗く女の顔。

友人B。公園で彼氏に電話する。遠くにコチラを指さす女の姿。次の瞬間には誰もいない。彼氏を迎えに学校に引きかえしトイレでお化粧。背後の個室から物音。足元には閉まった個室から流れてくる大量の血。心配してノックするが応答なし。と、突然扉が開く。しかし誰もいない。彼女の背後に立つ女の姿。

投稿者。自転車での帰り道。薄暗い小さなトンネル。突然ハンドルを握る腕を掴まれるが、見渡しても誰もいない。友人Bから助けを呼ぶメール。電話をかけるが通じない。学校に引きかえす投稿者。

投稿者がトイレに駆け込む。個室は全部ふさがっている。友人の名前を呼ぶが応答が無い。一つ一つ個室を確認する。背後に背を向けて俯く友人。名前を呼ぶがうめき声をあげるだけ。コチラを振り向いた友人は血を撒き散らすと、飛び降り自殺した女に変わっていた。女はゆっくりと指を刺しながら迫ってくる。失神。
気付くと友人が倒れていた。幸いたいした怪我では無く、また、それを契機に友人関係は修復された。後日判ったこととして、怪異のあった当日、飛び降りた女性が搬送先の病院で死亡したとのこと。

⇒女に固執される理由、因果が良く判らないのだが個々の演出は良かった。特に震えるカバンと棚から落ちる段ボール。

以上です。