201111_2ch5

制作年:2011年(日)
制作:大橋孝史
脚本:吉田香織
監督:植田中
収録時間:77分

カテゴリ:ホラー

【キャスト】

  • 新井賀子
  • 愛葉るび
  • 長友誠
  • 松本唯

【総括】

掲示板で語られるコワバナを映像化したシリーズ第5作(劇場版除く)。約77分で5話収録。また特典としてメイキング映像が約8分収録されている。

全体的に粒が揃っている感じで面白く観ることが出来た。怖さもそこそこ。オムニバス形式で短時間の割にはよくまとまっていると思う。シリーズ共通だが「掲示板」はあくまでアイテム。何らかの形で係わっているがメインでは無い。グロあり。エロなし。やはり一人で観るより仲間たちとワイワイしながら観るタイプだと思う。

【チャプター紹介】

なお各話ラストは「続き」にネタばれ。

  1. 異世界に行く方法
    [概要]PCを前に一人で残業するサラリーマン:柏木正平。気が付くと時刻は午前1時前。携帯には「奈良部ゆりこ」から数十件の着信。何か約束があったようだ。ゆりこの待つ家へ帰宅すると、彼女は風呂場でリストカットをして自殺していた。
    数日後。上司から報告書(提案書?)の納期を念を押される。また残業している正平は、睡魔に襲われそのまま机に突っ伏してしまう。机上を血が滴り正平の顔に付く。目の前に恨めしそうに正平を見つめるゆりこの死体があった。ハッとして目覚める。メール着信。タイトルは「異世界に行く方法」。悪戯だと思いその場で削除する正平。
    マンションに帰るとゆりこの母親?が出てきて「人殺し」と罵られる。突き飛ばして自室に逃げる正平。
    明けて報告書を上司に見せる正平。しかし上司にダメだしされ報告書はゴミ箱へ。不服そうな正平の元に再び「異世界(ry」メールが届く。
    [怖さ]★★★☆☆(3.5)
    [感想]こういった手続きを踏む都市伝説って好きだ。短時間の割にゆりこの執着や正平が追い詰められてゆく様が共感できる。どうしようもない(と自分は思っている)経過によるすれ違い。
    その先のやるせない結末もいい感じ。なお映像で紹介される「異世界に行く方法」は「続き」で紹介。
  2. きさらぎ駅
    [概要]女子高生:蓮見弥生。電車で寝ている。まわりに乗客はいない。目覚めると見知らぬさびれた駅。終点「きさらぎ駅」。弥生以外誰も居ない。弥生は携帯で家族に迎えに来て欲しいと連絡するが通話途中で切れてしまう。携帯のGPSも使えないようだ。弥生はどうすべきか掲示板に書き込む。弥生は駅の周りに何かないか探すと、駅舎の壁(?)に「鬼駅」と書かれた赤い文字を発見。掲示板に書き込むとスグに逃げろとレス。
    あてもなく逃げる弥生の目の前に自動販売機が。多少ホッとして自販機で買ったドリンクを飲む。近くのベンチに老人(♂)が座っているが弥生は気付かない。口を動かして何かを咀嚼してるようだ。弥生が目をやると老人は消えていた。
    掲示板のレスに従い先にあるトンネルに進む。道は舗装されていてトンネルも新しい造り。電気も点いている。トンネルに入る。ココを抜ければ帰れると根拠のない期待。背後に人影。見ると何かを引きずりながら片足で追いかけてくる。
    [怖さ]★★☆☆☆(2.5)
    [感想]都市伝説にして存在しない「きさらぎ駅」ネタ。ありがちな展開ではあるが、次々とネタが出てくるので中弛むことは無かった。電車がディーゼルカーの1両編成なところが雰囲気出してる。んまあ助けを求める先が掲示板、しかもオカルト板なところが微妙ではある。
  3. 電話 でろ
    [概要]冒頭は不自然なスペースで区切られたメール。
    女子大生:半田真由は同じ大学に通う信二と付き合っている。信二の携帯に見知らぬ「八木沙祐」から来たメールを見つける。真由が信二に詰め寄ると出会い系で知り合ったという。真由は信二の携帯から沙祐に二度とメールするなとメールする。翌朝、信二の携帯に夜通し電話がかかっていたことに気付く。無視してればいいじゃんと真由。
    今度は真由の携帯に沙祐からメール。信二が電話にでるように要求する。強気の真由はメール文章がおかしい(変にスペースで区切っている)と返信。
    夜。真由はネットでこの出来事を調べているとベランダで物音。恐る恐る見るが何もない。今度は室内から物音。郵便受けにまるめられた紙。そこには「電話 でろ」の文字。
    [怖さ]★★★☆☆(3.0)
    [感想]カウントダウン系。「メリーさん」の亜流か。んでもラストは「なるほどね」と思ってしまった。夜通し電話がかかってくるのは不気味。真由は「無視すりゃいいじゃん」と言うが、「着信拒否すればいいじゃんw」と僕。まあこの手の電話に着拒は意味ないんですけどね。
  4. ヒサルキ
    [概要]セクハラする上司に悩まされるオカルト雑誌の女性編集者:千葉寛子。ある日、公園で猫を殺したとイジメを受けていた小学生の女の子:かれんと知り合う。かれんは「ヒサルキ」とつぶやく。そこに母親が現れてかれんを連れ去る。どうも虐待に近い扱いを受けているようだ。
    オフィスに戻り一人で「ヒサルキ」を調べる寛子。「被猿鬼(忌)」。オフィスで物音。見渡すが誰もいない。席に戻り座ると足元(机の下)に子供。驚いて見返すと何もいない。
    寛子は仕事帰りに暗くなった公園のベンチでかれんを見かける。ベンチに座りかれんに「ヒサルキ」のことを聞く。寛子は「ヒサルキ」に会いたいと言うが、かれんは「まだ」会えないと断る。再び母親が現れる。寛子は母親のかれんに対する酷い扱いを咎めるが、母親はかれんに「もう戻ってくるな」と怒鳴って公園を出てゆく。そこに車が通りかかり、母親はその場で車にはねられて死んでしまう。
    [怖さ]★★★☆☆(3.5)
    [感想]机の下に人がいるシーンは最高。「リング」か「呪怨」か忘れたが、車のハンドルをゾンビ顔の子供に掴まれるシーンがドストライクだったことを思い出す。
    あと、ぬこカワイソス。
  5. ポストに変な手紙が入ってた
    [概要]高校生:工藤正は両親と3人暮らし。そんな工藤家に宛名の書かれていない手紙が届く。母親は正宛てのラブレターと囃したてる。不機嫌そうにする正も自室に戻るとニヤケながら手紙を開ける。そこには神経質そうな文字でびっしりと綴られた恋文。差出人は「うみこ」と書かれた知らない女性。気持ち悪くなった正は手紙を戻すと段ボール箱に投げ込む。それから毎日手紙が届くようになる。
    ある日女性の顔の絵が届けられた。口と目が真っ赤に塗られている。正は気持ち悪くなり手紙を封筒に戻すと段ボールに投げ込む。その夜。正はうなされて目覚める。机を見るとあの絵が広げられていた。
    [怖さ]★★★☆☆(3.0)
    [感想]痛いシーンあります。2ちゃん的なネタも盛り込まれていてまずまず。けどなんか物足りなさを感じてしまう。なんだろう?

ランキングサイトに登録中です
応援クリックして頂けると嬉しいです

↓↓↓↓↓↓↓

人気ブログランキングへ

【シリーズ過去ログ】

(続き)ネタばれ






【ラスト:異世界に行く方法】

会社から引き揚げる正平の頭を先のメールが過る。躊躇いつつ手順を実行する正平。5階で乗ってきたのは女性。女性は「お疲れ様です」と一言告げて乗り込む。最上階を押すとエレベーターは下降する。途中女性が「2階に寄って欲しいと告げる」がシカトして1階へ。そこは見慣れた職場のエントランス。自嘲気味に帰路に着く。
家に帰るとゆりこが迎えに出てきた。驚愕する正平。逃げようとする正平にゆりこは「私と一緒にコッチの世界にいましょう」とすがる。しかし正平はゆりこを振り切って逃げてしまう。「異世界に行く方法」の最後に書かれていた「元の世界に戻る方法」を実行するため会社に戻りエレベーターに乗り込む正平。20階(最上階)に向かう。しかしエレベーターは19階で止まる。乗り込んできたのはゾンビ顔のゆりこ。正平をエレベーターから引きずり出して。。。<了>

⇒正平とゆりこの関係がはっきりしないな。夫婦にしては別の姓だし。同棲中にしては所帯が長そうな雰囲気だし。もしかして夫婦別姓というやつなのか?

  • 異世界に行く方法
    1)誰もいないエレベーターに乗って、4階→2階→6階→2階→10階と移動
    2)10階に着いたら、降りずに5階のボタンを押す
    3)5階に着いたら誰かが乗ってくるかもしれないが、話しかけられても答えてはいけない
    4)次に最上階を押す
    5)するとエレベーターは上には行かず逆に下へと降りてゆく。この時、途中で別の階を押してはいけない。
    6)1階に着いた時、あなたのいる場所は異世界
    =======
    7)元の世界に戻るためには、1時間以内にエレベーターに戻って最上階へ行く

【きさらぎ駅】

逃げる弥生。トンネルを抜けると神社があった。人影が過り弥生は境内へと続く階段を上る。社の前に数人の男。近寄ると死体を食べている。驚いて逃げる弥生。弥生に気付いて追いかける男たち。
階段を降りると道に出ると車が通りかかる。助けを求める弥生。運転手の女性が降りてくると弥生を後部座席に乗せる。そして自らは後部席にあったバット片手に車を降りる。弥生がうずくまっていると外からバットで殴打する音。女性がバットで男たちを撲殺しているようだ。やがて静かになると返り血を浴びた女性が笑顔で戻ってきて車を出す。
ルームミラー越しに血まみれの口元。女は「せっかくのごちそう」「みんなでわけるよりひとりで食べたい」と笑いながら弥生に語りかける。。。<了>

⇒グロシーンがチョット弱いか。まあ好物では無いので良しとする。

【電話 でろ】

翌日?真由は大学で信二を探が見当たらない。その夜真由の元に信二から着信。出ると切れる。ベランダで物音。カーテンを開けると信二が見まみれで死んでいた。驚く真由の元に「電話 でろ」のメール。
家を飛び出して逃げる真由。公衆トイレ(場所不明)の個室に逃げ込む。入り口から一つ一つ確認してい行く足音。足音がやむ。おそるおそるドアをあけようとする真由。ドアの上から除く女に気付き。。。悲鳴。。。
メール。「沙祐」→「シ少ネ右」→「シ ネ」<了>

⇒トイレのシーンは王道。捻りなしでもハラハラ感はある。
⇒メール文章のスペースが徐々に縮まってゆく。残された文字にチョット感心。

【ヒサルキ】

目の前で母親が車にひかれたにもかかわらず、かれんは笑顔で「ヒサルキ」も会いたがっていると告げる。しかし寛子は怖くなりかれんを避けるようになる。
「ヒサルキ」が引っかかる寛子は、相変わらずネットで調べている。セクハラ上司が現れ、寛子が目をやると彼は人の腕を喰っていた。驚いて見返すとソレはフランスパン。
そんなある日。偶然女性に連れられたかれんとすれ違う。かれんは両目に眼帯をしていた。寛子はかれんに呼び止められ(見えないはずなのに)、公園の脇の古い家が自分の家で、「ヒサルキ」に会いに行って欲しいと鍵を渡す。
寛子がその家を訪ねる。部屋のカギを開けて中に入る。天井裏で物音。押入れから天井裏に入る。柱や壁に「もうだして」「くるしい」とのお札が一面に貼られている。背後に子供、悲鳴。。。
家の絵を描くかれん。天井裏に「ヒサルキ」の文字。その隣に「ひろこ」。。。<了>
⇒しかし会社でフランスパンをかじる上司ってのもアリなのか?

【ポストに変な手紙が入ってた】

正が帰宅すると絵が無くなっている。夕食の支度をしている母親に聞くと、笑いながら気持ち悪いので捨てたとのこと。リビングで不安そうな正。正が母親を見ると、包丁で自分の手を切っていた。驚く正。母親はそのまま倒れて死んでしまう。
正は起きたことを掲示板に書き込む。手紙は暗号ではないかとレスされる。正が改めて手紙を見る。その中の1通の行頭を「縦読み」すると「コープアルカキット205」の文字。
その部屋を訪れる正。誰もいない部屋に入ると、父親と肩を並べる女性の写真が。背後に首を吊った女性。女性の目が開くと、正の脳裏に父に捨てられる「うみこ」。そしてやつれたうみこが手紙を書く姿。正は首を絞められて死んでいた。
一方、家では父親が酒を飲んでいる。空いたコップに酒を注ぐ手。それはうみこの手。驚く父に「やっとふたりきりになれた」と告げるうみこ。発作的にうみこを殴るが、そのまま襲いかかられて。。。<了>

⇒母の手を切るシーンはキツイ。痛い系は相変わらず苦手。ただ、願わくば指を切り落として(ry
⇒「縦読み」ですか。ナナメとかポップアップとかじゃないのね。

【メイキング】

各チャプターの舞台裏を簡単にまとめている。
中でも「ポスト(ry」で母親が手を切るシーン。勿論「手」は造り物だが、流れる血が「手」からではなく「包丁」の見えない側にチューブが仕掛けられていた。なるほどね。

以上です。