制作年:2004年(日)
監督:長江俊和
収録時間:46分
カテゴリ:ホラー/フィクション
【総括】
フェイクドキュメントのTVドラマシリーズ3作目。なんか立て続けに観ているな。なにより短時間というところが嬉しい。以降、ちょこちょこ借りては紹介しようと思います。
今回はストーカー被害を受けている女性を取材した内容。シリーズ共通であるが良くまとまっていると思う。オチは小ネタが比較的判り易く配置されており、また、この類の作品を観ているのであれば容易に想像が付く感じ。しかし展開に無駄が無くラストまで面白く観ることが出来た。お手軽に観ることが出来るシリーズだ。
【ストーリー】
フリージャーナリスト:筒井令子(28)がストーカー被害を受けているというOL:佐久間希美(サクマノゾミ、26歳)を取材する。希美は半年前から無言電話などの被害を受けているようだ。実は筒井自身も以前兄が被害を受けており、女性ストーカーに着き纏われた揚句、死亡してしまった過去を持つ。取材班は希美のマンションに監視カメラを設置してストーカーをつきとめるのだが。。。
※「続き」にネタばれ
【感想】
中盤に差し掛かるあたりでオチが見えてしまうところが残念か。
今回もいろいろ小ネタを仕込んでいる。注意深く、とまではいかない程度に露出しているので容易に察しが付くだろう。それでも飽きることなく見せるのは演出が上手いのだと思う。
ラストは明確にしていない。「視聴者の想像に任せる」形なんだろう。まあこの終わり方もアリか。正直もう一捻り欲しい所であるが、時間が許さないのだろうと思った。
【評価】
総合評価:★★★☆☆(3.0)
- 面白さ:★★★☆☆
- ホラー度:★☆☆☆☆
- グロ度:☆☆☆☆☆
- サイコ度:★★☆☆☆
- ミステリー度:★☆☆☆☆
- サスペンス度:★★☆☆☆
- アクション度:☆☆☆☆☆
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【シリーズ過去ログ】
- 放送禁止 [2011.10.15]
- 放送禁止 2 ある呪われた大家族 [2011.10.29]
(続き)ネタばれ
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【取材初日】
取材中に家のチャイムが鳴る。続いてドアを激しく叩く音。筒井が出るが誰もいない被害者了承のもと定点カメラを設置する。
【不審者出現】
夕方になりストーカー(男性)が現れる。目深にかぶった帽子で表情は見て取れない。男は散々ドアを叩く。男は応答が無いことにあきらめた様子でドアから離れる。帰りざまに男は郵便受けに封筒を入れる。筒井が男の尾行を開始。しかし雑踏にまぎれて姿を見失う。
【封筒の中身】
封筒の中に写真。希美が3年前に付き合っていたAさん(男性)とのツーショット写真だ。良く見ると写真が裏焼きされている。希美は当時を振り返り、Aさんが所帯持ちと判り別れたが、その後付き纏われたため引っ越ししたと打ち明ける。
【現場を押さえる】
再びカメラを設置し、男が来たところを筒井が押さえる。しかし男は筒井を突き飛ばして逃げる。ここでも表情は見て取れない。
【Aさん宅取材】
希美からAさんの会社を聞いて電話する筒井。しかしAさんは3年前に地下鉄に飛び込んで自殺していることが判明。仕方なくAさん宅へ取材をする。後家さん背後にはAさんの仏壇。傍らの子供は「新幹線がパパを殺した」という。
【ラスト】
希美にAさんが既に死亡しているコトを告げる筒井。では不審者は誰なのか?狂乱する希美を静かに見つめる筒井。そこにチャイムが鳴る。泣いて取り乱す希美。ドアを激しく叩く音。希美は何かを叫ぶ。しかしその声は音声に入っていない。
その場面を撮影できたか確認する筒井。
「真実は裏返し」とナレーション。
監視カメラには不審者の手を取り逃げるように去る筒井の姿。
【小ネタ】
- 筒井の兄がストーカー被害で死亡
- 裏焼きされた写真
⇒何らかの作為がある - Aさんの家族が取材を快諾
- Aさんの仏壇に添えられている写真に筒井の姿
- Aさんの子供が新幹線を嫌いという
- 希美をゴミを見るような目で見る筒井
【顛末】
希美のストーカー行為を受けていた筒井の兄(Aさん)。兄は希美に殺された(地下鉄に突き飛ばされた)のだろう。筒井が仇を打ったというお話。
以上です。