201110_sinreispot

制作年:2011年(日)
収録時間:64分

カテゴリ:ホラー/ドキュメント(検証系)

【総括】

「実録!心霊三部作」の2作目に該当する作品。1作目は『実録!心霊写真館』。3作目は『実録!呪いの動画』で11末レンタルリリース予定。制作に大橋孝史氏。「ほん呪」手掛けた方ですよね。

でもって観てみると。。。

あのー。。。これって笑っていい作品なの?そうなの??

訪れる場所は3か所。それぞれ別の女性レポーターを引き連れて検証する。極端にショッキングな映像はないものの、何れも夜間の撮影でそれなりに雰囲気のある出来だと思う。
しかーし。いかんせん作りました感はバリバリw
後述するが、ワザとやっているとしか思えない。そう考えると、やっぱり。。。

笑っていい作品でイインデスヨネ???

でもあれだ。セリフが字幕で出てくれるのは大変助かる。ドキュメント系は音声が聞き取りにくいことがままある。視覚的に補ってもらえるとその分映像に集中できる感じだ。

ともあれネタばれ進行で紹介。

【各話紹介】

  1. File1:樹海の電話ボックス
    レポーターは南寧々さん。場所は青木ヶ原樹海だ。午前2時頃に幼女の霊が現れるといわれる電話ボックスが目的地。レポーターの承諾なしに連れてゆくw
    日も落ちた時刻に到着。ディレクター:葦戸健氏と(カメラさんと)一緒に暗くなった樹海を歩いてゆくと、道脇にピーナッツ人形が落ちている。
    ⇒人形の表情が不気味。にしてもピーナッツwww
    次に落ちていたものは子供の手押しぐるま。
    ⇒これは確かに気持ち悪いね。まー、やけに新しく、いかにもって感じで道のど真ん中に放置しているのはいかがかと思うが。
    ここまでで一旦撤収。
    取材車に戻り、噂の電話ボックスの前で定点カメラを設置して午前2時を待つ。
    気付くといつの間にか南さんが居なくなっている。定点カメラを確認すると、ふらふらと何処かへあるいてゆく南さんの姿が。スタッフは樹海の中を探す。
    途中、風穴発見。入り口に南さんのキャップが落ちている。風穴内を探索すると南さんが気絶していた⇒救出⇒取材中止。
    後ほど、南さんのハンディカメラをチェックすると、まるで誰かと話しているような独り言を話す南さんの姿。また定点カメラには、取材車から出てゆく南さんの姿と共に、電話ボックスに子供の姿が浮かび上がる。
  2. File2:奥多摩廃墟探訪
    女性レポーターは韓国人タレントのイ・アルムさん。
    夜。最初に向かった廃墟は立ち入り禁止。さらに奥の社宅廃墟へ向かう。到着。
    社宅内を順番に入ってゆく。探索していると、イさんの携帯に電話がかかってくる。(撮影しているにもかかわらず)普通に電話に出る彼女。葦戸氏「電話すんなよ」。
    ⇒ごもっとも(笑)
    ⇒しかしなんだ。なんかここらへんから変な方向に進み出すな。それまでも観ていて「チョット違うな」と感じる場面があったのだが、本格的に心霊とズレてくる感じ。
    メインの自殺のあった部屋到着。イさん単独潜入。
    ⇒彼女度胸あるね。
    しばらくして彼女が部屋から出てくるが、そのまま取材車まで逃走。スタッフが追いかけてゆくと、彼女の手にはカセットテープ。どうやら持ち出してきてしまったようだ。葦戸氏が一人で返してこいと指示。キレてテープを投げつけるイさん⇒取材中止。
    イさんが撮影した室内の映像。ラップ音が入り、慌てて部屋から脱出する彼女。また持ち出したカセットテープには意味不明な音声が混入。
  3. File3:K湖畔探訪
    オカルトタレント:愛葉るびさんが、スタッフルームに押し掛け心霊スポットに連れてゆけと要求する。スタッフはなんとか断ろうとするが彼女の押しに負け、また、最終的にプロデューサーのおkをもらって行くことに。
    ⇒愛葉るびさん。どっかで聞いたことあるなぁ。たぶん稲淳の恐怖の現場に出ていたような気がする。
    場所は埼玉県K湖。まあ神流(カンナ)湖ですね。金毘羅橋(作中は赤い橋と表現)や荒井さん宅(作中はAさんと表現)も出てくるし。
    夜。神流湖到着。まずはトンネル。
    ⇒このトンネルは初見だ。
    次に金毘羅橋。
    最後は荒井さん家。その場から何かを持ち帰ると、後日「返せ」と電話が来る噂がある。1960年代の新聞発見。妙に新しい新聞。愛葉さんお持ち帰り。
    ⇒どう見ても50年前の新聞じゃないだろうw
    床(地中?)から木箱発見。臍の緒のようだ。これも愛葉さんお持ち帰り。
    ⇒なにか異変があったら報告するそうだ。
    他に特段異常はないまま撤収。最後に愛葉が撮影した写真を紹介。顔のようなモノが映っている。
    ⇒そうみえなくもない。

【感想】

前半2作はスタッフ主導。つか嫌がる女性レポーターを半ば無理やり連れてゆく。実際の撮影現場って判らないのだけど、仕事とはいえディレクター横柄な態度が鼻につく。
しかし後半は真逆。女性レポーターがイケイケで、渋る(嫌がる)スタッフに構わず突っ走る。前半の攻守が逆転している感じだ。
そういったスタッフの態度のギャップが見所の一つなんだろう。思いかえすと葦戸氏は結構適役かと思った。暗視カメラの映像では氏の姿が心霊っぽく見えたw

また全体的に作った感が目につく。樹海内の落とし物や廃墟の残留品が真新しかったり。(バレバレなコトを)判ってやっているとしか思えない。反面、人形とか玩具とかテープとか臍の緒等の小ネタは別として、映像そのものはガチなんだろうと思った。特にFile3はね。

踏まえて俯瞰すると「笑える心霊DVD」としか思えないのだがw
そう観た方が楽しめる作品だった。

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