制作年:2010年(日)
制作:高倉敏
脚本:藤原良、小沼雄一
監督:小沼雄一
収録時間:77分
カテゴリ:ホラー
【キャスト】
- 大塚麻恵
- 石原あつ美
- 平田裕一郎
- ファンキー中村
【総括】
口コミが割りと良い評価であったことと、ファンキー中村氏が出演しているとのことで観ました。
結果、過度な期待をしなければ、まあまあ納得いく内容だった。
廃工場を舞台とした心霊モノ。派手な演出、グロは控えめ。その分なのか妙にリアリティを感じた。
特典としてメイキング映像(15分)が収録されている。オフショットのみだし、特にネタばれ的な話はしていないので、コチラを先に見ても差し支えないと思う。
【ストーリー】
オカルト雑誌アトランティア。次回の特集として近郊にある廃工場を扱うことになり、編集員の内田真紀(大塚麻恵)は取材に先立ち現地を訪れる。そこは5年前に真紀の同僚が取材直後に失踪した場所だった。一方で真紀からこの廃工場のレポートを依頼されたオカルトサークルも訪れ、真紀とは別に工場内に侵入する。
※「続き」にネタばれ
【感想】
強烈に印象に残るシーンは無いのだが、ジワジワと静かに忍び寄る恐怖といった感じを受けた。
真紀がミカ宛てに綴った手紙が気持ち悪い。紙面にビッシリと書き込まれた文字。最初は理性的な文章が、途中から少しずつズレてくる。やがて呪詛めいた文言が多くなって、最後はヒステリックで負の感情、悪意をむきだしにして読み手を責める。画面のスクロールが早くて詳細まで読めないが、書き手の異常性が良く出ていると感じた。
一方では登場人物が多くて、その分判りにくかった。特にサークルメンバの人間関係の表現が希薄。結果的にサークル内の人間関係はストーリーに影響しないので構わないといえば構わないのだが。。。
【評価】
総合評価:★★★☆☆(3.0)
- 面白さ:★★★☆☆
- ホラー度:★★★☆☆
- グロ度:★☆☆☆☆
- サイコ度:★☆☆☆☆
- ミステリー度:☆☆☆☆☆
- サスペンス度:★☆☆☆☆
- アクション度:☆☆☆☆☆
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(続き)ネタばれ
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【最初の異変】
- 真紀がトヨカワ監督から預かった廃工場の映像をパソコンで見ていると、突然手に持ったマウスがひっくり返る。
- 廃工場に向かう真紀。頭の中には廃工場の映像(トヨカワから預かった映像と違う?)がフラッシュバックする。呆然と真紀が歩いていると突然クラクションが鳴る。真紀の背後の鉄柱(駐車場などでチェーンを渡すやつ)に髪の毛がぶら下がっており、次の瞬間には消えて無くなる。
【サークルの方々】
オカルトサークル「法螺の会」。メンバーは会長の恵梨、恵梨の彼氏で副会長のトシロー(?)、ルカ、奈津美、クミコ、ユキ、ユキの彼氏の瞬。仕事のトシローを除いた6人が廃工場に侵入する。
- ルカ
1人先行したところを何者かに引きずり去られる⇒生死不明 - 瞬
ユキを置き去りにしたところで暗闇に引きずり込まれる⇒生死不明 - ユキ
脱出⇒生還? - 奈津美
クミコのトイレ待ちしているところを何者かに引きずり去られる⇒生死不明 - クミコ
トイレから出てきたところを何者かに引きずり去られる⇒生死不明
【目を潰された女】
廃工場に出没する幽霊。正体は5年前に真紀が殺した小野ミカ。
ミカと同期入社した真紀は、彼女の性格(明るく社交的でチョット強気?)をどうしても受け入れることが出来ずにおり、同様にミカも真紀に対してネガティブな感情を抱いていた。お互い不仲な2人が一緒に廃工場を取材した時、ミカは真紀を責めることとなる。一方真紀は自分を責めるミカに対し、押さえていた感情が爆発してミカを殺してしまうのだった。
【クライマックス】
目前にミカが現れ、恵梨は失神してしまう。そこにトシローと恵梨の姉が現れるのだが。。。
- トシロー
恵梨を介抱しているところを後ろから真紀に刺し殺される⇒死亡? - 恵梨
姉に助けられる⇒生還? - 恵梨の姉
恵梨を救うが???
【ラスト】
姉を残して1人工場を後にする恵梨。姉の背後にミカ(両目を潰された女)の姿。ミカの口から目玉がこぼれおちて。。。終劇。
⇒最終的にミカは成仏しなかったことになるのか。
以上です。