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封印映像6 呪いのパワースポット [DVD]
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制作年:2011年(日)
収録時間:66分

カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)

【総括】

5作目に続き、最近リリースされたシリーズ最新作。これで最新に追いつきました(笑)。

全5話収録。主観でジャンル分けすると、心霊系*2、カルト系*1、犯罪系*1、妖怪系*1、といった感じで、結構バラエティーに富んでいた。前作同様カルト系を除き、犯罪系と妖怪系は心霊要素も入っておりハッキリ分類できない部分はある。もう単純な心霊だけではユーザにニーズを満たせないということか。

総じて派手な展開も無く、「怖さ」はあまり感じられなかった。グロシーン、エッチシーン共に無し。ドッキリ要素も皆無。背景を頭に浮かべてジワーっとくる気持ち悪さが多少あった。

ではネタばれ進行で各話紹介。

【概要】

  1. 悪魔祓い
    [概要]オカルト系雑誌ライターから提供された信仰宗教への潜入取材で、メガネ型カメラを使った盗撮映像。他に入信希望の女性1人と一緒に入信審査会場(普通の住宅)へ連れられる。四畳半程度の部屋の窓は古新聞で目張りされ、猿ぐつわをされた2人が横たわっている。そこに司教を名乗る黒衣を纏ったボーズ頭の男性が現れ、「悪魔祓い」と言って倒れた2人に熱湯(曰く聖水)をかける。入信テストはこの「悪魔祓い」の手伝い。出来なければ自分に悪魔が憑いていることになる。戸惑いながらも棒で殴打したり、スタンガンを押しつけたりする投稿者。ひと段落して控室で休んでいるところに悲鳴。部屋を覗くと首を絞めている女性の姿が。その腕は黒っぽくなっていた。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★★
    [感想]そんなに怖くなかった。映像から狂気もさほど伝わってこない。悪魔の腕がどうなっているか知らないが、人の首を絞めるというより、やんわり掴んでいる感じだ。
  2. 海辺の女
    [概要]テレビ制作会社に投稿されてきた映像。投稿者の甥っこが友人と一緒に海水浴客で賑わう夏の浜辺で撮影したもの。水着姿の女性を追うカメラ。そこに竜巻(といってもつむじ風程度)が起きて、浮き輪などが煽られる。地元では浜辺の竜巻を「アカカゼ」と呼んでいて不吉の前兆であるらしい。浜辺の奥の松林でたむろする甥っ子たち。背後から甥っ子たちに迫ってくる異様な風体の女が映されていた。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]映像は微妙に怖い。海水浴の映像などでガチっぽさは出ている。ただカメラが振られて流れる画面の中、問題の映像(真っ黒な女の顔)だけが輪郭までハッキリ映っているところに軽い違和感が残る。
  3. 浮気調査
    [概要]興信所の職員が調査として撮影した小型カメラによる映像。調査対象の男性(夫)が訪れるアパートに張り込む調査員。しかし浮気相手とみられる女性が部屋から出てこない。仕方なしに調査員は男性の不在中に部屋へ忍び込む。生活臭のある室内を調べていると、男性が部屋にやってきた。調査員はあわててクローゼットに隠れる。誰もいないはずの室内で男性が誰かと会話している。物音をたててしまった調査員が男性に見つかりクローゼットから引きずり出される(?)瞬間。カメラにはいくつもの顔をもった女性の姿を捉える。
    スタッフによる追跡調査で、部屋の住人である女性は自殺していることが発覚。
    [怖さ]★★★★☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]ハラハラ感はある。あと気持ち悪い。
  4. 先導者
    [概要]投稿されてきた映像。若い男性数人が「首切り」という心霊スポットを肝試しする。たむろしている投稿者達の背後に白い人影が立っている。途中2人の男性が(怖くて?)帰ってしまう。帰ったのは2人なのだが、映像では3人いる。よく見ると2人にはさまれた3人目は白い影だ。その2人は帰る途中で2人共に事故死したとのこと。また、残ったメンバで目的地に向かうが、いくら進んでも辿りつくことができなかったらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]初見ではイマイチ判らなかった。インパクトは薄いのだが、後日譚を除き、その分ガチっぽさがあって不気味。「首切り」と呼ばれるスポットについてスタッフは現在調査中としているが、調査結果が明らかになるかは不明。
  5. 呪いのパワースポット
    [概要]サブタイ作品。マイナーなパワースポットを紹介するという企画ビデオの映像。レポーターはサブカル系劇団に所属している女優の久我さん。日が暮れて暗い林の中をパワースポットに向かって進む一行。途中、首が無い白い着物を着た人が洞穴に入ってゆく姿が。白い人を追う久我さんは洞穴の奥から箱を持ってくる。箱の中には角のような隆起がある髑髏が出てきた。
    スタッフが髑髏の映像を専門家(形質人類学者)にみてもらったところ、数十年たった人骨のようで、頭部の隆起した部分は牛の角に類似しているとのこと。人と牛とのことで、妖怪「件(くだん)」 の名前が出てくる。また、後日スタッフが久我さんを取材しいようとしたところ、当日レポーターが事故に遭ってしまう。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]映像的な怖さはあまり感じられない。「蛭」、「首のない白い服の人」の意図が不明。

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【シリーズ過去ログ】

2013.11.25追記
ホラーふぁんさんからのご指摘。「悪魔祓い」で昏倒した男性の身体から白い靄が。
201311_fuuin6-001