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アーバン・エクスプローラー [DVD]
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制作年:2011年(独)
原題:Urban Explorer
監督:アンディ・フェッチャー
収録時間:94分

カテゴリ:ホラー/サスペンス

【キャスト】

  • ニック・エヴァスマン
  • ナタリー・ケリー
  • カトリーヌ・ドゥ・ラン
  • ブレンダ・クー
  • マックス・リーメルト

【総括】

ドイツのホラー映画。ドイツ語だと思ったら英語でした。なぜか残念。まあ出演者の出身設定がバラバラなので仕方ないか。

アーバン・エクスプローラーとは都市探索の意味らしい。ドイツの地下に張り巡らされたトンネルを探検するお話。トンネルの数が多くまさに地下都市探索だ。

グロ高め。「痛い」とか「虫」もあります。

【ストーリー】

ドイツの地下に眠るトンネルを探検するため、各国から集まった男女する。現地ガイドの男性を含めて男性2人と女性3人で地下に潜入する。
第二次世界大戦時にナチが掘ったとされる廃坑(バンカー)は、縦横無尽に張り巡らされている。子供のころから遊び場だったというガイドに従い進むが、途中でガイドが重傷を負ってしまう。地底に取り残された4人は。。。

※「続き」はネタばれです。

【感想】

そこそこ期待して観たのだが単なるB級ホラーだった。

遊び半分で探索する若い男女4人(ガイド除く)が理由もなく殺戮されてしまうありがちな展開。「殺戮者」も(設定はともかく)容姿はフツー。ちなみにクリーチャーではない。バンカーという暗い地下迷路で「殺戮者」に怯えつつ逃げるだけ。でもって捕まると死のお仕置き。うーん。ありふれている。気持ち悪いシーンはあって単発でのインパクトはあったりするけど、観終わっても「あっそう」て感じだ。

考えるに「殺戮者」の存在理由が曖昧なためだと思う。何にせよ殺す側には(一方的であれ)相応の目的や理由があって、その設定が怖かったりするのだが、本作ではそれがぼやけていて共感できない。そこ(地下)に居ました。誰か来ました。良く判らないけど残忍な方法で殺しました。といった作業を淡々と映像化しただけと感じた。

【評価】

総合評価:★★☆☆☆(2.0)

  • 面白さ:★★☆☆☆
  • ホラー度:★★★☆☆
  • グロ度:★★★★☆
  • サイコ度:★★☆☆☆
  • ミステリー度:☆☆☆☆☆
  • サスペンス度:★★☆☆☆
  • アクション度:☆☆☆☆☆

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(続き)ネタばれ






【登場人物】

当初はH.N.で自己紹介。カッコ内は本名。

参加者:4人
・ミッキー(デニス):アメリカ人男性
・マロリー(ルチア):ベネズエラ人女性、ミッキーの彼女
⇒N.B.キラーズから
・オリンピア(マリエ):フランス人女性
・ハイク(ジュナ):韓国人女性
⇒オリンピアとハイクはレズビアンっぽい。

ガイド:1人
・ダンテ(クリス):ドイツ人男性

⇒それぞれ別々の国籍設定。それが物語に何の意味を持つのか不明なままだった。

【舞台設定】

冒頭にテロップ。ベルリン地下には第二次世界大戦時にナチス・ドイツにより作られた25,000もの地下トンネルがある。閉鎖されているトンネルはあるが、多くは60年以上放置されている。今回はナチの壁画があるとされる未踏の場所が目的地。ネオ・ナチが崇めないように閉鎖されているそうだ。

【最初の遭遇】

地下を進む一行は屈強な2人の男と遭遇する。2人の男は、オリンピアのカメラ撮影をとがめデジカメを奪おうとする。オリンピアは撮影した映像を消去することで2人は引き揚げる。
⇒ここで何故彼らが登場したのかイマイチしっくりこない。今もなおネオ・ナチが存在することをアピールするためか?なら何故彼らは簡単に引きさがってしまったのか?

【名無し登場】

負傷したダンテ。オリンピアとハイクを救助に向かわせ、ミッキーとマロリーがダンテを看病していると、そこに初老の男(以下、名無し)が現れる。ダンテを担架で救出し、ミッキー、マロリーともども名無しの居住区へ行く。地下の居住区は結構近代的に整理されている感じ。名無しはミッキーとマロリーに食事をふるまう。シチューのようだ。食べる2人。この名無しがネオ・ナチの殺戮者。

【5人の運命】

  • オリンピアとハイク
    いつの間にか殺されていた。名無しの居住区でミッキーが死体を発見。ミッキーは名無しが振舞ったシチューは、オリンピア(もしくはハイク)の人肉であったとこを悟り、その場で嘔吐する。
  • ミッキー
    名無しに生きたまま生皮を剥がれる。剥がされた部位に塩をかけられて絶叫。おそらく死亡。
  • マロリー
    最後まで逃げようとするも名無しに捕まり首の骨を折られて絶命。
  • ダンテ
    名無しの居住区で気が付いたダンテ。排水溝に逃げ込み、たぶん助かったみたい。

【名無しさん】

最後は歯磨きしているシーン。今後も活躍するようです。
⇒普通に地下鉄に乗っていて、現代生活と無縁というワケではなさそう。当初は現代文明に取り残された設定だと思っていたが違うようだ。ネオ・ナチとしてナチスの復権を狙って地下潜伏中ということだろうか?なら何故に殺すのか?単に快楽殺人者ということか?良く判らない。

以上です。