201109_yama1

本当は聞きたくない!山の怖い話 その一 [DVD]
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制作年:2011年(日)
脚本:鈴木謙一
監督:塩崎遵
収録時間:59分

カテゴリ:ホラー

【キャスト】

  • 堀部圭亮
  • 建みさと

【総括】

「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズのスタッフによるオムニバス形式のホラー作品。全5話収録されているので、1話約10分超といったお手軽感のある作品だ。「その1(本作)」と同時期に「その2」もリリースされておりレビュー予定。短時間のホラー作品なだけに背景設定よりも、如何に怖い映像であるかを中心に観たいと思う。

山を題材にした話し。観てみると、これが結構怖かった。各話ともオチの見える作品なのだが、うまくまとめてあり観ていて不満を感じることは無かった。

個人的には海か山かを問われれば、7:3で海の方に恐怖を感じる。関係ないですね。すみません。

【各話紹介】

ラストだけは「続き」にネタばれとします。

  1. ハイキング
    [概要]山道を歩く壮年の夫婦。夫は登山慣れしており、妻を元気づけながら登ってゆく。夫がこの先に野生のコスモス畑があるというが、そこには「この先危険」立て札が立っている。嫌がる妻を無視して無理やり進む夫。仕方なく後をついてゆく妻。両脇には背丈ほどある草に覆われた小道を進んでゆく。ふと前を見ると、道の先に白い帽子に白い服を着た女性が立っていた。
    [怖さ]★★★☆☆
    [感想]オーソドックスではあるが、山道と、明らかに場所的に違和感が残る白い服を着た女の姿のギャップが気持ち悪い。
  2. トンネル
    [概要]夜の舗装された山道を走る車。中には若い男女3人(男2人、女1人)。道脇の駐車場で夜景を楽しむ3人。話しは最近自殺した共通の友人(♀)の話に。来た道を戻ってラジオを聞きながら帰路につく3人。いくつもトンネルを抜けてゆくのだが。。。
    [怖さ]★★★☆☆
    [感想]チョット説明不足かと思った。
  3. サバイバルゲーム
    [概要]山でサバゲーする7人の男性。撃たれた1人が迷ってしまう。出た場所は鉄柵で塞がれたトンネルだ。鍵がかかっているため立ち去ろうとすると背後で物音。鍵が落ちている。不審げにトンネルに近寄ると背後に仲間が立っており、ゲームが終了したので帰ろうと言う。休憩をはさんで次のゲーム開始。スコープで敵チームのメンバを狙うが、スコープ越しに覗いたメンバの背後に見知らぬ人が立っていた。
    [怖さ]★★★★☆
    [感想]背後に立つ不気味な人影が、何ともいえずイヤーな感じを受けた作品。
  4. テント
    [概要]一人で山道を登る男性。目的の小川を発見。足元には黄色いロープがあるが気付かずに進んでゆく。川沿いにテント設営。夜になって寝ようとするが、何か落ち着かない。外に出てカンテラを点けると地面に人骨を見つける。驚いてテントに戻り寝ようとするのだが。。。
    [怖さ]★★★★☆
    [感想]ドキドキ感がたまらない。
  5. ウォッチング
    [概要]バードウォッチング参加者が集まっている。天気は雨。そこに傘もささずに呆然と歩く女性。女性の様子がおかしいためか、参加者(スタッフ?)の一人が携帯用レインコートを手渡して、戸惑う女性をバードウォッチングに誘う。いつの間にかバードウォッチングを楽しみだす女性。休憩をはさんで再開。参加者と一緒になって、双眼鏡で木々を見るのだが、彼女の眼には双眼鏡越しに首吊り死体が見えた。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]淡々と進んでゆく中で、女性に声をかけた男性の異常性が垣間見えた。

【感想】
全体的には小粒揃いな感じ。一つ一つの怖さは地味であるが、短い収録時間で上手くまとめていると思う。「ありそう」な感じが強く、結構怖い仕上がりだった。ただ短編オムニバスなので、各話の原因や理由まで言及されていない。もともと山で偶然遭遇した設定でもあるので、これは仕方ないところだろう。

「その2」も期待できるのだろうか。

【評価】

総合評価:★★★☆☆(3.5)

  • 面白さ:★★★☆☆
  • ホラー度:★★★★☆
  • グロ度:★★☆☆☆
  • サイコ度:★☆☆☆☆
  • ミステリー度:☆☆☆☆☆
  • サスペンス度:☆☆☆☆☆
  • アクション度:☆☆☆☆☆

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(続き)ネタばれ






【ラスト】

  1. ハイキング
    白い服の女とのすれ違いざま夫は「こんにちは」と挨拶をするが、女は無言のまま通り過ぎる。女は裸足だ。妻の制止を無視して夫は振り返るが、そこに女の姿は無い。
    不思議に思って再び前を見ると、道の先に先ほどの女が再びコチラに向かって歩いてくる。驚く夫。今度は妻の言うとおり知らん顔ですれ違う。立ちすくむ夫婦の背後に強烈な女の気配。夫は誘惑に耐えきれず女の顔を見てしまうが、妻の声で我に返る。そこには誰もいない。
    緊張した面持ちで妻に促されて先に進む2人。しかし小道の前方には三度白い服の女が立っている。ざわめく木々。目を閉じてやり過ごす夫に対して、女はかすれた言葉で「た・す・け・て」と囁く。
    ⇒一本道を繰り返し現れる女。判っていても怖い設定だ。
  2. トンネル
    帰り道。後席に乗った女性の様子がおかしくなる。なにかそわそわして落ち着かない感じ。トンネルに入るとラジオの音声に混じって女の声が。「ゆるさないから」。2人の男には聞こえていないようだ。またトンネル。すると再びラジオから女の声。「ゆるさないから」。「あなたのこと」。取り乱す女性。慌ててトンネルの中で車を止める。すると車が何かに踏みつけられる振動が。男が車を降りてルーフを見ると足跡が付いていた。
    ⇒女の声は自殺したという友人なのだろう。この女性が友人の自殺に何らか関係していると思うのだが、具体的な説明は無かった。
  3. サバイバルゲーム
    スコープ越しに仲間の背後に立つ顔の爛れた男。その手が仲間の首を絞める。ゲーム中断となるが件の仲間は行方不明に。鉄柵で塞がれたトンネルが思い当たって数人で探しに行く。トンネルは短い。その先にもトンネル。こちらは手彫りなのか小さい。トンネルというより洞窟のようだ。入り口は木柵で塞がれている。外から仲間の名前を呼ぶが返事は無い。一人が木柵を乗り越えようとするが、足を掛けたところで躊躇。よく見ると地に埋もれた石仏?がある。仲間に呼ばれて引き返す。
    ⇒バックをとられる状況は苦手だ。
  4. テント
    人骨と一緒に腐敗した鼻も発見。テントに戻り無理やり寝ようとする。いつの間にか寝ていたが、テントの外が騒がしく目が覚めてしまう。テントの外に人が歩いてくる気配。やがて足音がテントの前でとまる。まんじりともしない。「誰かいませんか?」と声をかけるが返事は無い。恐る恐るテントの外に顔を出すが誰もいない。再びテントに入るが、今度は外からテントをまさぐる手が。閉めたはずの入り口のファスナーが開き、そこから爛れた顔が中を覗きこんでいる。悲鳴と共に男性は絶命した(ようだ)。最後にお札が貼られた木々が映される。
    ⇒このシチュエーションも怖い。テントの布一枚越しに得体のしれない何かが蠢いているのは、結構くるものがある。
  5. ウォッチング
    首を吊った女性を見て驚く女性に、「見えましたか」と男が声をかける。そして見ない方が良いと警告する。躊躇いつつも再び双眼鏡を覗く女性。相変わらず首を吊っている女性の姿が見える。それはゆっくりとこちらを向いてくる。目から血の涙を流した女の姿でコチラをじっとみつめてくる。男が女性の双眼鏡を引き下ろす。「あちら側に引き込まれますよ」と男。女性の携帯が鳴り「今夜帰るから」と告げる女性。
    一転カメラのファインダーにその女性の首吊り死体。男は満足そうにシャッターを切る。
    ⇒男は生きた人間じゃないと思った。死人(霊)がバードウォッチングに混じって、自殺志願者を自殺に導く設定の方が判りやすいと思う。尤も、生きた人間であるからこその不気味さはあるのだが。

以上です。