201109_2chgekijou

制作年:2011年(日)
脚本:山田政史、赤間つよし
監督:永江二郎
収録時間:94分

カテゴリ:ホラー

【キャスト】

  • 尾島知佳(アイドリング!!!)
  • 野元愛(アイドリング!!!)
  • 山崎潤

【総括】

劇場版だす。紹介文によるとvol.1(だったと思う)の「鮫島事件」にフォーカスした作品のようだ。レビュー記載していないが作品は観たことがある。神社まで辿りついて。。。とかだったような。正直なところアイドルを起用したキャスティングに一抹の不安はある。何れにしてもチョットだけ楽しみ。

なお映像特典としてメイキングが収録されている。

【物語】

白血病の妹を持つ蓮井楓。彼女は妹:樹の治療費を稼ぐために大学を辞めて「特殊清掃会社」に勤めるようになる。初仕事は孤独死した老人宅だ。上司の金本照雄と一緒に玄関を開けると、すでに異臭が漂っている。和室には布団に人型の黒い染みかあり、畳に張り付いた布団を無理やり剥がすとウジ虫やらが湧いている。たまらず屋外に飛び出して嘔吐する楓。
そんなキツイ現場での初仕事を終えた楓は樹の見舞いに行く。病室では樹が楓の彼氏である前田修平と一緒にオカルト掲示板を見ており、「絶対に見てはいけない」というスレッドタイトルを目にする。怖がりながらも興味津々な樹は掲示板を開くと、「絶対に見てはいけない」としてリンクが貼ってあった。オカルトを信じないと強がる楓はリンクをクリックしてしまう。それは焼け焦げた人形の写真だった。

※「続き」にネタばれです。

【感想】

まず気になったところ。これが最大の感想でもあるのだが。。。

ディテールが粗い。

でもって所々展開が強引かな。

細かい所が気になってシラけてしまい、ストーリーに没頭できないのだ。
例えば車で移動するシーンなどでは、いかにも「CGです」というような作りで興ざめ。過去の陰惨な事件に辿りつくが、現場の映像は真新しく年季が感じられない。ラストのオチは多少捻りを感じるが。

ドッキリとか、おどろおどろしい映像とか、グロかったり気持ち悪かったりするシーンはかなり盛り込んでいると思う。出し惜しみはしていない。なので単純にホラー映像を楽しむのであれば満足できるかもしれない。

あー。あと「鮫島事件」に入るまでが長い。詳細はネタばれになるので伏せるが、前段は「鮫島事件」と別のネタを盛り込んでいる。DVD版を観ている方は「あーあれね」になると思う。

【評価】

総合評価:★★☆☆☆(2.5)

  • 面白さ:★★☆☆☆
  • ホラー度:★★★★★
  • グロ度:★★★★☆
  • サイコ度:★☆☆☆☆
  • ミステリー度:★☆☆☆☆
  • サスペンス度:★☆☆☆☆
  • アクション度:☆☆☆☆☆

ランキングサイトに登録中です
応援クリックして頂けると嬉しいです

↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ

【シリーズ過去ログ】

(続き)ネタばれ






【おつかれさま】

樹は「絶対に見てはいけない」リンクを観てしまったと書き込む。掲示板はスグにレスが付き、観た人には怨霊が取りつくので除霊が必要と返される。掲示板に記された除霊手順を行う樹と修平。
⇒「絶対に見ては。。。」の時点でvol.1「おつかれさま」が頭に浮かんだ。「おつかれさま」=「お憑かれさま」というやつだ。まさかDVD収録ネタは無いだろうと観ていたらそのままだった。
⇒ということで樹と修平に怨霊が取りつくこととなる。

【清掃会社のおばさん】

清掃業者の事務所。金本が頻繁にミスをするパートのおばさん(?)を叱りつけるている。最近忙しいらしい。
⇒単に最近若い人の死亡による仕事が多いことを語っているのだと思ったのだが、まさかラストに引っ張るとはチョット予想外。

【山田剛くんの場合】

特殊清掃の客先。浴室一面に飛び散る血痕。所々肉片も残っている。楓はどす黒くなった浴槽を網で掬う(そのまま流すと排水溝が詰まる可能性があるためらしい)のだが、網が何かに引っかかってしまう。溜まった液体に手を入れて網を引き上げると、そこには髪の毛が絡まっていた。呆然とする楓の腕を浴槽から出てきた手がギュッと掴む。
⇒あると判ってもビクッとしてしまう。エグイシーンだ。

部屋では金本が遺品のノーパソの電源落ちないという。覗くと「あなたは赤い部屋が好きですか?」の文字と一緒に、赤いスクリーン一面に名前が並んでいる。突然パソコンの電源が落ちる。消えたスクリーンに女の姿が写る。
⇒女の姿はバンバン出てくる。出し惜しみなし。

【前田修平くんの場合】

修平のパソコンにも赤い名簿が出た。楓の部屋から1人でとぼとぼと歩いて帰宅する修平。背後から物音がして振り返るが誰もいない。再び歩き出す修平の背後。道路の水たまりから女が現れる。
修平の部屋。ノーパソは赤い画面のまま。ベットに横になる。と鼻血が出始める。目からも血が流れ、後ろから女の手が顔をはさみそのまま首を千切る。飛び散る血。

【蓮井楓さんの場合】

金本と一緒に特殊清掃の仕事中。物件の2階から物音。見に行くと窓が開いていて床には割れた瓶の破片。欠片を拾う楓の背後に修平が立っていた。驚いて追いかける楓は階段から転落してしまう。次に気が付いたのは病院のベット。樹の同じ病室。転落した楓を金本が運んだらしい。検査入院となるが、明日は仕事に復帰すると楓。仕事現場を聞くと修平の部屋だった。楓は修平の死を知ることとなる。

【蓮井樹さんの場合】

樹は病室の2人(楓と金本)にお茶を入れるため、院内の給湯室で湯を沸かしている。いつの間にかガスコンロの火が消えており、樹は再度火を点けようとするが、やかんに写り込んだ背後の女の姿を目にする。驚いて振り返るが誰もいない。薄気味悪くなり足早に給湯室(応接室みたいだが)を出て病室に戻ろうとする。
エレベーターを待つ樹は鼻血を流し出す。背後に女の姿。ようやく来たエレベーターの乗る樹。閉まりかけのドアの隙間に樹を見上げる女の姿。しかし樹を乗せたエレベーターは停止してしまう。背後に女。樹の悲鳴。

駆けつけた楓は倒れている妹を発見。意識不明。医師の診断で手足から細胞の壊死が始まっているとのこと。原因不明のウィルスだそうだ。

【呪いの原因】

会社の事務所。楓と金本がネット(掲示板)を調べると「おつかれさま」に辿りつく。楓は樹と修平が呪われて自分が呪われていないのは、除霊と称した儀式で「水」を飲んでいないためと思い当たる。樹を助けたい楓は、その場で金本の用意したコップに入った「水」を飲む。すると楓の操作する(会社の)パソコンに赤い名簿が現れて、一覧には楓の名前が載っていた。
⇒うーん。要は除霊で使用した「水」である必要は無いということなのか?画面を見た以降に「水」を飲んだら呪われる?それはチョット無理があるなあ。

【鮫島千鶴子】
引き続き会社の事務所。金本は赤い名簿の先頭に「鮫島千鶴子」の名前を見つける。
⇒開始約50分。ようやく鮫島事件と繋がってきた。

さらにネットを調べてゆくと「鮫島千鶴子が殺された場所」として突撃画像がうpされていた。
⇒廃墟の写真。何気に見たことがあるような場所。

ここで楓を放っておけないとして金本も「水」を飲む。
⇒これで呪われるのか?金本は除霊儀式していないはずなのに?どうしても「呪い」のかかるプロセスがハッキリしない。物語の肝であるポイントだと思うのだが。

呪われた楓と金本は、鮫島千鶴子の事件について図書館で調べる。金本が当時の事件記事(新聞)を見つけた。昭和20年に富山県下馬子村で起きた事件。当時村では伝染病が流行り、千鶴子だけが感染しなかった。村人は千鶴子が原因として殺してしまうという記事。さらには千鶴子の遺体が発見されていないとも。
⇒チョット待て。遺体も無いのに殺人事件って成立するのか?何を根拠に「殺人」事件になったんだ?せいぜいが「行方不明」じゃないのか?どうやってメディアの知ることとなったんだ?湧きあがる数々の疑問(笑)。

楓と金本は当時村にあった隔離施設、サナトリウムに向かう。

【クライマックス】

楓と金本がサナトリウム到着。時刻は昼。廃病院だ。清掃道具を持って侵入する2人。
⇒廃病院というが学校みたいな建物。外観はかなり綺麗。とても昭和20年代の建物と思えない。院内も綺麗。こまめに清掃しているみたいだ。

2人は分担して千鶴子の遺骸を探す。2人の背後に女の姿が見え隠れ。金本が和室の押入れに、「絶対見てはいけない」リンク先の写真にあった人形を見つける。
⇒オチが頭にチラついてくる。千鶴子の遺骸なりなんなり見つけてハッピーエンド。と見せかけて実はうっそーという感じで全員死亡オチかな。

金本が風呂場(死体洗い場か?)発見。ドアが閉まり閉じ込められる。
⇒ドアのガラス割ればいいのに。
浴槽から女が這い出して来て金本に迫ってくる。
⇒呪怨、もしくはサダコ?オーソドックスなシーンだな。

一方楓。なにやらメモ見つける。そこには千鶴子を地下に埋めたような記載がある。手がかりを見つけて金本を呼ぶ楓。その目の前に階上から金本が落ちてくる。生きているが血まみれ。楓一人で行くように言う金本。
⇒昭和20年でしょ。こんなメモ残っているわけないじゃん。

地下。血の付いた服がある。めくると下から白骨。振り向くと千鶴子がいた。驚いて飛び退いてあらためて見ると誰も居ない。千鶴子の遺骨痕を清掃道具で洗浄する楓。背後に這いつくばる千鶴子。眼と眼が合う。千鶴子に語りかける楓。びちゃびちゃと音を立てて迫って来る千鶴子。楓は樹だけは助けてと懇願する。

【サナトリウム、その後】

サナトリウム(廃病院)に警察の姿。担架で運ばれる金本。座り込む楓。無事だったようだ。
⇒何したの?何したら千鶴子は消えたの?ハッキリしないなぁ。

警察には「肝試し」で偶然(遺骨を)発見したことになっている。庭に盛られた土。
⇒良く判らない。盛られた土は新しい。楓が千鶴子の遺骨を埋めたってことか?

【蓮井樹さん、その後】

一時心肺停止した樹だが、奇跡的に意識を取り戻す。しかも白血病まで治癒したようだ。樹の完治を喜ぶ楓。
⇒まあこれで終わらないよなあ。

【ラスト】

樹の病室。楓と2人。楓は樹が修平が死んだことを知っていたことに違和感を感じる。「何故知っているのか?」。楓が詰め寄ると、俯いた樹が笑いだす。声も野太いモノに変わる。樹の中の「何か」は語る。千鶴子はただの入れ物にすぎないこと。入れ物である千鶴子が無くなったので、今度は樹を入れ物に選んだこと。呆然とする楓は鼻血を出している。樹の顔がゾンビ顔に変わって。。。
⇒ここまでだったらさらに評価は低かった。

【実は】

掲示板の前で煙草をふかす金本。何やら掲示板に書き込みしている。鮫島事件はネットを媒介にして広がり決して終わらないといった内容だ。

いつの間にか背後にパートのおばさんが立っている。驚く金本はおばさんに対して「社長」。なんとパートで使えないおばさんは清掃会社の社長だった。金本は社長から嫌味たっぷりに罵られる。平身低頭の金本。社長が部屋を出て1人になると態度が豹変。罵詈雑言の限りをつくす。
⇒要は金本の妄想オチといったところだ。楓の話も鮫島事件をネット上で面白可笑しく綴ったにすぎない。金本のほぼ狂気な言動が不気味。

一人になった金本は自分が鼻血を出していることに気付く。うろたえる金本。その背後には千鶴子が立っていた。

以上です。