201108_fuuinjosikai

怨霊映像 特別篇 怪奇女子会 [DVD]
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制作年:2011年(日)
監督:鍋田雅之
収録時間:143分

カテゴリ:ホラー/ドキュメント

【シリーズ過去ログ】

【総括】

143分!観る前に気力が持つか非常に不安。ましてや過去映像集(総集編ってやつ)じゃないだろうな?オリジナルの「特別篇」なんだろうな?と、いろいろと不安要素もありつつ観てみることにする。

観てみたら今回はALL怪談だ。怪談師がアイドルに怪談をトークする映像だけ。投稿映像を期待している方は、投稿映像一切無しなので注意。(特典映像で小窓で過去作品が出てくるだけ)

トークセッションは2つ。便宜上チームとして表記しておく(敬称略)。

  • Aチーム
    怪談師:牛抱せん夏(♀)
    アイドル(聞き手):重盛さと美
  • Bチーム
    怪談師:山口敏太郎(♂)
    アイドル(聞き手):フォンチー、斉藤雅子

オカルト研究家の山口氏は本作で2度目。牛抱女史は初登場(女流怪談師)。
まあ単に2部構成にしただけ?と思う。DVD2巻分を1本で楽しめると思えば悪くないか。

143分は特典映像を含めた時間。本編は約100分。全12話。怪談だけでなく出演しているアイドルの体験談なども盛り込まれている。特典映像として重盛ちゃんと、フォンチー&斉藤ちゃんの選ぶ投稿映像ベスト5がそれぞれ約20分。映像はシリーズの過去作品から選ばれている。

内容はというと、怖い話は少なかった。何気に地味な話しが中心で盛り上がりに欠ける。話しが長かったり、イメージしにくかったりした所為でもあると思う。

以下にネタばれ進行で紹介します。

しかし長杉www

【概要】

  1. Aチーム:同居人
    [概要]古い木造アパートの話し。夜中に目覚めると隣に誰かが寝ている気配。目を開けると横に見知らぬショートカットの女の子が寝ている。女の子が「怖い」「ここイヤ」「この部屋お祖母さんいるでしょ」と言う。寝返りを打つと少女の反対側にお祖母さんが正座している。
    翌朝、起きるとこたつで麦茶飲んでる。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]一発目。牛抱女史がどんな語りをするのか興味があるところ。聞いてみると、若干訛っている?キャラ作ってるのかな?
    語りはイマイチ。怖さに合わせて身振り手振りや喋りに抑揚をつけているのだが、台本を読んでいるだけの印象を受ける。重盛ちゃんなんか引いちゃっているし。
    あと、重盛ちゃん、、、エベレータw、、、連発してるし。頼むわ。
  2. Bチーム:見しらぬ彼女
    [概要]留守番電話の話し。ある日家に帰ると見知らぬ女性から知らないメッセージが入っている。全く経験していない自分のことを話す留守電の彼女。内容が日に日にエスカレートしてくる。ある日偶然電話に出るとその彼女。自分が知らないことを諭すが、彼女曰く「自分の日常が異常で私(彼女)の話しが現実なんだよ」。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]リアル系の怪談。所謂ストーカーの話し。
  3. Bチーム:私の可愛い娘
    [概要]山道での話し。ある女性が山道でおばさんが肉の塊に包丁を刺している姿を見かける。おばさん曰く「私の夫を解体しているの」。後日おばさんが最寄り駅に立っていた。独り言で「あたしの娘を探しています。知りませんか?」とつぶやくおばさん。手には液体のしたたる丸く膨らんだビニール袋。速攻で引っ越す。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]これもリアル系。ストーカー+精神異常系。このあとBチーム3人でストーカーの話題で盛り上がる。
  4. Aチーム:ラジオ
    [概要]病院の話し。入院しているおじさんのお見舞い。依然と異なりガリガリに痩せた身体。その夜、寝付けずにラジオをつける。ノイズに混じって「大丈夫。私も親戚亡くなったから」。周りを見ると部屋の中を光球が飛んでいて、光の玉におじさんの顔が浮かんでいる。と同時におじさんの訃報。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]所謂「お告げ」。収録中にカメラが止まったようだ。
  5. Bチーム:拳銃を返せ
    [概要]戦時中、軍隊の話し。津田沼(千葉県)にあった連隊。先輩による後輩へのイジメがあり、先輩に銃を井戸に放られ後輩は井戸に飛び込むがそのまま死亡。その後、井戸から「拳銃返せ」の声。なお件の井戸は現在もあるようだ。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]牡丹灯籠の軍隊版か。
  6. Bチーム:空坊主
    [概要]引き続き軍隊の話し。飛行機に乗っていると翼に坊主頭の男が取り付いている。そのままコクピットに這い上ってきて、操縦かんを奪おうとする。
    [怖さ]★★★☆☆
    [感想]単純な分怖い。こういった短い話しの方がイメージしやすいように思える。
  7. Bチーム:背中の声
    [概要]これも軍隊の話し。銃撃戦があり、一人助かり友軍の元へ行こうとする。そこへ負傷した戦友の呼ぶ声。負傷した戦友を背負い、戦友の道案内で三日かかって友軍の元に辿りつくが気を失ってしまう。次に気が付くとベットの上。軍医に戦友の安否を尋ねると、背負っていたのは死後1週間以上の腐った死体だった。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]途中でオチが判ってしまった。ベトナム出身のフォンチーの話しが何気に怖い。ベトナムでは夜出歩くと普通に行進する兵隊が見えるらしい。
  8. Bチーム:帰ってくる兵隊
    [概要]軍隊、八甲田山の話し。八甲田山事件、その後の基地での出来事。毎晩基地に向かって行進してくる兵隊が現れる。基地に辿りつくと消えてしまう。ある日上官が兵隊の幽霊に向かって「まわれ右」と指示した後出なくなった。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]八甲田山の話し自体が切ない。
  9. Aチーム:カーブミラー
    [概要]遠足の話し。山道。道端の「赤い実」を夢中になって食べていて置いていかれる。ふと見たカーブミラーに、後ろから猛スピードで走ってくる白い車。ミラー越しにガードレールを突き破って転落してしまう。驚いて振り返ると何もない。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [感想]うーん。今一つ興が乗らない。重盛ちゃんも突っ込みどころが「赤い実」だし。重盛ちゃんの犬の話しは切ない。
  10. Bチーム:呼ぶ声
    [概要]海の話し。漁船から助けを呼ぶ声。よく観ると助けを呼ぶのは全身真っ黒の焼死体。そこでは過去に船舶火災があったらしい。
    [怖さ]★★★★☆
    [感想]イメージし易かった。
  11. Bチーム:無人の幽霊船
    [概要]海の話し。千葉の沖合。操業していると誰も乗っていない船が付いてくる。ある時幽霊話を信じない人が幽霊船に出会う。単に潮に流されているだけだと言って乗りこんでしまう。しかしその船はその人を乗せたまま沖に流れてしまい、乗った人は行方不明。
    [怖さ]★★★☆☆
    [感想]某国スパイ説はリアルで怖い。
  12. Bチーム:死人柱
    [概要]瀬戸内海の話し。ある漁師(?)はお盆に船を出してはいけないと言われていたが、東京から来た観光撮影クルーの依頼で迷いながらも船を出してしまう。徐々に海が荒れてくる。やがて海の中に円柱の大きな物体が見えてくる。それは人の霊の塊だった。
    [怖さ]★★★☆☆
    [感想]盆の船出の話しはよく耳にする。斉藤ちゃん。小学生の頃電車で「ちいさいおっさん」を目撃したようだ。

続いて「特典映像」の紹介。

  1. 重盛選出、投稿映像ベスト5
    5位:作られたビデオ(魔篇)
    4位:初めての運転(魔篇)
    >ここでセット照明が明滅して落下
    3位.橋(魔篇)
    2位.節分(恐篇)
    1位.バレンタイン(恐篇)
  2. フォンチー+斉藤選出、投稿映像ベスト5
    5位.ドッキリ(苦篇)
    4位.家庭菜園(邪篇)
    3位.不思議な少女(呪篇)
    2位.廃病院の怪(呪篇)
    1位.害虫(苦篇)

なお近々投稿映像に絞った総集編がリリースされる模様。タイトルは『怨霊映像 特別篇 最恐投稿30(惨重)連発!』。再録なので今のところ借りる予定はありません。

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