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ザ・クロス ~エクソシストの闇~ [DVD]
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制作年:2009年(スウェーデン)
原題:Psalm21
監督、脚本:フレデリック・ヒラー
収録時間:94分

カテゴリ:ホラー

【キャスト】

  • ジョナス・マルムショ
  • ぺル・ラグナー
  • ジョセフィン・リュングマン
  • ユーリア・ダフヴェニウス

【総括】

スウェーデン発のホラー映画。サブタイの「エクソシスト」に釣られて視聴。

悪魔モノホラーかと思いきや、そうでもなかった。いや。悪魔モノなのかもしれないが、明確に悪魔が登場するわけでもなく物語は進んでゆく。「悪魔」=「人の悪意」、、、違うな。「自責の念」とか「懺悔すべき過去」と定義するのであれば、サブタイの「エクソシスト」も意味を持ってくると思う。要は「悪魔祓い」の物語では無いということ。まさにそれを期待していた僕としてはアテが外れた感じだ。

物語はというと最後まで一気に観ることができた。のだが肝心のストーリーは良く判らない。『敬虔な神父が、同じく神父であった父親の死を受け、自分にとっての真の理(コトワリ)に目覚める話し』、、、でいいのかな?
非常に判りにくいストーリー展開にも関わらず引き込まれてしまった。これは主人公のヘンリックがもたらす緊張感のおかげだと思う。素人が綱渡りをしているように、あやういバランスを保ちながらラストまで辿りつく。

ホラー要素はオーソドックスな感じ。特別凝った演出は無かったが、要所要所でキチンと怖い映像を出している。「流血」なし。「痛さ」なし。「虫」なし。その点では正統派(?)な作品だと思った。

【ストーリー】

ストックホルムで神父を営むヘンリック。ヘンリックは母親(故人)の出てくる悪夢に悩まされていた。別居していて同じ神父である父親、ガブリエルの訃報を受け彼の地へ赴く。そこでガブリエルと母親の秘密を知ることとなるのであった。

※「続き」にネタばれ。といっても判らないことが多いので、書く事柄が少ないです。

【感想】

なんせよくわからんw

僕の読解力不足が多分にあると思うが難しい映画だった。またカルト色も濃い。物語のキーポイントと思われる個所が聖書や黙示録などから引用されたセリフで、ほぼ知識ゼロの僕には難解なストーリー展開に映った。それでも物語全般を通した重苦しい雰囲気と、主人公ヘンリックの緊張感が往年のホラー映画に似た不気味さを出していて、気付くとストーリーに引き込まれているという変な作品だった。

日本語訳版で視聴したのだが、字幕では一貫して「神父」とされていた。
「神父で妻と子供がいるってどゆこと?」
スウェーデンは元々プロテスタントだったような記事をネットで見かけた。であれば「牧師」と訳して欲しい。確かにカトリックであれば、神父の婚姻自体が罪として映されるので、一層の背徳感はでてくると思うのだが、ヘンリックにしても堂々と子供がいたりするので混乱してしまう。結局どちらの設定かは判りませんでした。

あと何気にヘンリックがカッコ良かったりする。

【評価】

総合評価:★★☆☆☆(2.5)

  • 面白さ:★★☆☆☆
  • ホラー度:★★★☆☆
  • グロ度:★☆☆☆☆
  • サイコ度:★☆☆☆☆
  • ミステリー度:★☆☆☆☆
  • サスペンス度:★☆☆☆☆
  • アクション度:☆☆☆☆☆

歯切れの悪いレビューになってしまいました(「続き」含め)。ホラー的には及第点はあると思うのですが、なんせストーリーが判りにくいのです。すみません。

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(続き)ネタばれ






【人間関係】

ヘンリック:神父(主人公)

ガブリエル:ヘンリックの父親で神父(故人、溺死)
名無し:ヘンリックの母親(故人)
名前忘れた:ヘンリックの祖母(生きているのか死んでいるのか良く判らない)

イーヴァ・リドマン:ヘンリックが滞在する家の主
アジュナ:イーヴァの妻(?)
オレ:イーヴァの息子、神父
ノラ:イーヴァの娘

カロリーナ:ヘンリックの妻?家政婦?あまり登場しない
エルシー:誰???ヘンリックの息子???

複雑と言うワケでは無い。登場人物をほとんど説明してくれないだけ。なので状況から推測。

【たぶんこんな話なんだろうと思う】

母親の亡霊に悩まされるヘンリック。死亡した父親ガブリエルの悪行を暴くことで救われる。

うーん。ちょっと違うかなぁ。何故ラストで母親の亡霊に父親の聖書(?)を渡すと消えるのか?またそれによりヘンリックが救われるのかがどうしても繋がらない。繰り返し観れば判るとも思えない。まあ主人公(ヘンリック)が気分良く終わっているのでいいか。

【ガブリエルの罪?】

最大の罪はアジュナと関係を持ち、オレとノラの子供をもうけたこと。だと思う。(たぶん)それによってヘンリックの母親とも別れることになったようだ。

【ヘンリックの贖罪?】

ヘンリックを悩ませる母親の亡霊。母親はヘンリックが幼いころに病死したようだが、ヘンリックの目の前で倒れて死亡したようだ。幼いヘンリックは倒れた母親を置き去りにして死なせてしまったらしい。

【ラスト】

父親の真実を明らかにしたヘンリック。彼は父の聖書(だと思う)を持ち帰るが、彼の前に母親の亡霊が立ちふさがる。動揺しつつも母親に聖書を渡すと、聖書もろとも母親の亡霊は燃え尽きてしまう。

帰宅したヘンリック。いつものように教会で説教するが、一連の出来事により地獄の存在を肯定するようになる。今まで地獄の存在を否定してきた彼の説教と真逆の話しにざわめく信者たち。ついに雛段から下ろされるヘンリック。信者のブーイングを浴びつつも、カロリーナとエルシーを抱きながら笑顔で教会を立ち去る。めでたしめでたし。。。。。。判らん。

【疑問点とか】

とりあえず良く判らなかったことを列記してみる。

  • 冒頭ヘンリックに懺悔(?)する霊が見えるという老人の意味は?
  • ヘンリックの息子は何故ヘンリックを嫌っているの?
  • リドマン宅の納屋にいた女の子(の亡霊)はなに?
  • その女の子は何故ヘンリックに助けを求めるの?
  • ガブリエルが溺死したとされる「死の池」の役割はなに?
  • 原題である「詩篇21」ってホントはどんな内容なの?
  • エルシーって誰?
  • エルシーが書いた(と思える)血文字「ヘンリック・ホーネウス地獄に堕ちろ」の意味は?
  • 祖母は生きているの?死んでいるの?
  • ヘンリックはノラを抱いたの?それとも幻想なの?
  • オレはなぜ父親イーヴァが嫌いなの?
  • なぜ母親の亡霊は聖書を渡して成仏(?)するの?

以上です。