制作年:2010年(米)
原題:Paranormal Activity 2
制作:スティーヴン・シュナイダー、ジェイソン・ブラム
脚本:マイケル・R・ペリー
監督:トッド・ウィリアムズ
収録時間:91分
カテゴリ:ホラー
【キャスト】
- ケイティー・フェザーストン
- スプレイグ・グレイデン
- ブライアン・ボーランド
- モリー・イフラム
【総括】
パラノーマル・アクティビティの2作目。
1作目の主演:ケイティー・フェザーストンが引き続き演じる。
前作(パラノーマル・アクティビティ)との関連はあるのだろうか?
第二章と名されたTokyo Nightとの関連は?
予備知識無しで視聴しました。
で。感想はというと個人的には前作よりも面白かった。ただ前作を観た(ストーリーを把握している)ことが前提の評価なので、未見だったら怖さも多少減じたかもしれない。
ストーリーの詳細は「続き」にネタばれとして記載するが、前作から遡っての設定。従ってケイティもミカも健在。果たしてケイティがどう絡むのかは興味があったが「そうくるか」といった感じを受けた。振り返ればさほど驚くような設定では無いのだが。
前作を観た方ならご存知だと思うがスピリチュアル系ホラー。多くのホラー洋画にあるゾンビや殺人鬼などの流血要素、グロ映像は控えめ。なのでその手の映像が苦手な方も安心(?)して観られると思います。
【ストーリー】
ケイティの妹夫妻、レイ一家の話し。
妻のクリスティ(ケイティの妹)に男の子が生まれる。ある日夫妻が家に帰ると屋内が荒らされていた。夫のダニエルは空き巣と考え、セキュリティ業者により室内6か所に監視カメラを設置する。やがて一家に怪異が発生するようになり、それは次第にエスカレートしてゆくのであった。
- ダニエル:夫
- クリスティ:妻
- アリ:娘(ダニエルの連れ子)
- ハンター:息子
- マティーン:ハンターの乳母(ネイティブアメリカン?)
- アビー:レイ一家のペット(犬)
- ブラッド:アリの彼氏
- ケイティ:クリスティの姉
- ミカ:ケイティの彼氏
【所感】
前作同様家族を襲う怪異を映像化したモノで日本人好みのホラーだと感じた。1作目はじわじわと迫ってくる怪異だったが、今作はより大胆に一家を襲う。ただ怪異そのものは特に真新しいカラクリは無かった。少し残念。
役割も前作とニアリー。怪異を訴えるクリスティ(ケイティ)に対し、否定するダニエル(ミカ)。クリスティがケイティの妹である点を考慮すれば仕方のないことか。
これも前作同様となるが、怪異が起きる際には重低音が響きだすので、怪異を確認する際には役に立つ。逆に身構えることが出来てしまうので、ビックリ・ドッキリといった効果は半減してしまうが。
物語の早くからネイティブ(マティーン)が追い出されてしまう。『スペル』などで記憶が新しいが、ネイティブの存在は心霊(幽霊)と密接に関係があるのだろうか?洋画の心霊系(実際は異なるようだが)というとネイティブが絡んでくることが多いと感じる。
「2作目は駄作」とある程度は失敗を覚悟していただけに、その分評価が高くなったのかもしれない。結果的にTokyo Nightは絡まなかったが当然か。次作も期待したいが設定として難しいかとも思う。どうかなぁ。
【評価】
総合評価:★★★★☆(4.0)
- 面白さ:★★★★☆
- ホラー度:★★★★☆
- グロ度:★☆☆☆☆
- サイコ度:★☆☆☆☆
- ミステリー度:☆☆☆☆☆
- サスペンス度:★☆☆☆☆
- アクション度:☆☆☆☆☆
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(続き)ネタばれ
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【背景設定】
ミカ死亡の60日前としてテロップ。設定は前作の過去のようだ。
【経過と怪異】※一部割愛
- 第1夜(2006/8/7)
夜。プールの照明が消える。 - 第2夜(2006/8/8)
夜。泣き出すハンター。
昼。子供の頃みたいというクリスティにケイティの表情が曇る。ハンターと一緒にクリスティが1階の居間にいると2階から物音。ひとりでに廻り出す玩具。 - 第5夜(2006/8/11)
夜。夫妻がパーティーに出かけて不在。物音にいぶかしむマティーン。突然外の電気が付く。マティーンが香を焚いてお清めしているところに夫妻が帰宅。
昼。怪異を悪霊の仕業として警告するマティーンに対し、オカルトは信じないとダニエルはマティーンを解雇する。 - 第8夜(2006/8/14)
夜。泣きだすハンター。クリスティがあやす。扉がひとりでに開く。 - 第10夜(2006/8/16)
夜。キッチンに吊るしているフライパンが落ちる。クリスティが元に戻す(吊るす)が再び落ちる。
昼。クリスティが怪異を疑い出す。監視カメラにプールに浮かべていた掃除機がひとりでにプールの外に出る映像。それでも笑って冗談を言うダニエルとアリ。アリが降霊術をやろうと提案するが一蹴。 - 第12夜(2006/8/18)
夜。夫妻はパーティーで不在。アリが彼氏のブラッドを招き交霊(ウィジャボード)実施。ボードは「pussy」「hunt」と描くも、お互いがお互いに故意に動かしていると思う。ブラッドが帰り、一人居間のソファーで寝るアリ。点けっぱなしのTVに雑音が入る。地下室のドア付近から寝ているアリに迫る影。アリが気付くと影は霧散しTVは何事も無かったように再開。アリは玄関のドアが薄く開いていることに気付き閉める。2回に上がろうとするとドアから物音。今度は外に出て確認すると、ひとりでにドアが閉まりアリは家から閉めだされてしまう。家の中にはアビーとハンター。ハンターの寝室。ゆっくりと引きずられ、ベットの柵を乗り越えるハンター。帰宅する夫妻。ハンターはいつの間にか柵のついたベットの中に。 - 第17夜(2006/8/23)
夜。階下から物音。カメラ片手に確認するアリ。ハンターの玩具が勝手に動いている。
昼。クリスティに相談するアリ。ケイティに相談するクリスティ。しかしケイティも意識するなと否定的。一人でキッチンにいるクリスティ。突然キッチンにある全ての扉が一斉に開く。 - 第19夜(2006/8/25)
地下室、居間の扉がひとりでに開く。察知したアビーが吠えだす。物音に気付いたグラントとアリが倒れているアビーを発見。そのまま二人はクリスティを残しアビーを病院へ。ハンターの様子を見るクリスティ。ハンターの部屋の電気が消え、いきなり「見えざる何か」に引きずられるクリスティはそのまま地下室へ。しばらくすると地下室の扉が静かに開いて中からクリスティが姿を現す。
翌朝。クリスティが起きない。ダニエルは仕事。留守番のアリ。地下室の扉に文字のようなキズを発見する。クリスティの様子を見に行くと、クリスティの足に歯型のような傷。クリスティが「何か」に襲われたことを認めたダニエルはマティーンを呼び戻す。マティーンの提案で「何か=悪霊」をケイティに取りつかせる儀式を実施。
ここら辺は異変の起きまくり。 - 3週間後
昼間。ケイティにプレゼントを渡すシーン。場面はオープンカーでミカ宅に乗り付けるケイティへ(前作の冒頭シーン)。
【ケイティの役割】
前作でケイティを襲う怪異。それはクリスティに取り憑いた悪霊をケイティに乗り移らせたためだった。
【ラスト】
「ミカは2006/10/8に殺された」とテロップ。
翌日のレイ家。居間でTVを観ながらくつろぐダニエル。そこにケイティの姿が。ケイティに気付いたダニエルだが、ケイティにより背後から首を折られ殺される。続いてハンターをあやすクリスを殴り殺す(瞬殺)。ケイティはハンターを抱き上げ部屋の外へ。「ハンターとケイティは行方不明」とテロップされて終わる。
以上です。
ちなみに放送禁止…は午前2時頃だったこともあって最初の女の子ところ油断してゾワッとしちゃいました…。
このブログおもしろいんでこれからも楽しみにしています!