201106_sinmmimi1

怪談新耳袋 殴り込み [DVD]
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制作年:2008年(日)
収録時間:90分

カテゴリ:ホラー/ドキュメント(検証系)

【総括】

新耳Gメンwたる野郎(おっさん)8人が心霊スポットに出向いて真偽を検証する話し。口コミ評価が高かったので借りて観ました。僕が検証系が好きなこともあるが、かなーり面白かった。収録時間はチョット長い90分で6か所の紹介だが、ほぼ集中して観ることが出来ました。

訪れる場所は「新耳袋」の内容に準じて紹介される。僕は書籍として読んだことはないが、これを観て読んでみたいと思った。おそらく読むことでしょう。

出演者はおっさんのみ。色気は皆無。当然ありがちな女性レポーターを連れてキャァキャァする場面も無い。この手の映像で女の子の怖がるシーンが面白いと言う方は間違っても観てはいけない。なんせいい歳したおっさんの怖がるシーンしか入ってないので(笑)。

以下ネタばれ進行で紹介します。

【概要】

冒頭、今作は西日本メインとある。実際紹介される場所は関西以西。

  1. 狐火の城
    T城。作家の中山市朗氏が同行。狐火(UFO)が出るとの場所。雨降る夜に訪れる男たち。早速撮影開始。でもっていくつもの発光体を捕える。さらに「こんなもんなのか」と挑発すると、発光体の数が増えるwww
    静止画しか映らないのか?と思っていると、動画でもオーブのような発光体を撮っている。
    撮影終了後。車のガラスが曇る(エアコン点けても消えない)。曇り具合が女の顔に見える。
  2. 山の牧場
    恐い動画 投稿&心霊地帯スペシャル2で「現在」が取り上げられた。でもって本作がそれに対する「過去」。中山氏による当時(氏の学生時代)の回顧。前振りとして結構長いのだが苦痛ではない。編集のうまさだけでなく氏の語り口によるものだろう。
    山道を抜けた場所に現れる建物。晴れた昼。牛のいない牛舎。トイレや風呂、キッチンがない住居。そのくせ生活臭が濃く残っている。映像を通しても強い違和感を感じる。
    遠くから近付くエンジン音を聞きつけ、逃げるように撤収。
  3. 幽霊マンション
    京都のマンション。女性の幽霊が出る噂や自殺の名所とされる。また取材しようとすると、何らかの妨害を受けるとのこと。
    夜。件のマンション到着。住居者がいるようだ。問題とされる八階にも、部屋の明かりが開け放たれた窓から確認出来る。住民(?)の目を気にして中に入れず撤収。映像上の怪異はない。
    漫画家うえやま洋介犬氏の体験談。原因不明の右足不調とデジカメの不調。また持参した数珠にも異変。訪れた以降、黒ずんでゆく数珠と数珠の中に仕込まれた菩薩像(数珠に小さな穴が開いていて覗くと菩薩の絵が描かれている)が木端微塵になっていた。
    ⇒特にデジカメ不調は気持ち悪い。携帯で不調ぶりを撮影した映像が紹介されるが、ひとりでにレンズが伸びたり縮んだりする(電源を入れるとレンズが伸びるタイプ)。
  4. 洞窟魔境
    九州最大の裏心霊スポット(ちなみに表は犬鳴トンネル)として紹介されるJ洞窟。"J"は「13」という数字に関連するらしい。潜入後、カメラのライトが明滅。さらに洞窟は奥へと続いているが、最奥までは物理的リスクから断念。
  5. 死者の声が聞こえる公園
    夕方の時報と同時に死者の声が聞こえ、聞いてしまうと祟られるとされる公園。
    それらしき公園発見。そのまま6時(夕方の時報)を待つ。時報と共に「ヒヒヒヒ」といった音が入っている。
    ⇒周りを山に囲まれた場所であり、反響のようにも取れるのだが。
  6. 塞がれたトンネル
    Iトンネルと紹介されるも「犬鳴トンネル」。
    まず昼間の映像。トンネルの奥から音→足音が聞こえたと逃げるスタッフ。実は雨音。コンクリートブロックの上から内部を撮影。唸り声が聞こえたとスタッフが言うがマイクには拾っていない。トンネル内を写真撮影するとのようなものが充満。
    続いて深夜に内部潜入。コンクリートブロックの上から中に入る。
    ⇒ホントに潜入したwまぁ名前を伏せて映像にボカシ入れてるくらいだから無許可なんだろうなww
    二人組でトンネルの反対側(コチラもブロックで塞がれている)まで往復。
    次に霊が見えるとされる儀式をやってみる。壁を背にしたギンティ氏が何者かに背中を押される。またマイクも何らかの音声を拾っている。
    ⇒音声は反響のようにも聞こえた
    後日、編集時に歌声のような音を拾っている。「いったい何人いるんだ?」
    また映像特典として道中の石切場に映った変なモノを紹介。

【所感】

メインは「山の牧場」と「犬鳴トンネル」だろう。ただ他のスポットも面白く観ることが出来た。「山の牧場」は、霊的な不気味さではなく、理解できない存在に対する恐怖が伝わってくる。「犬鳴トンネル」ではバリケード内部に侵入した映像もあって満足。おっさんばかりでむさ苦しい映像ではあるが、個人的にはガチ感が出ていて良かった。

面白かったのは作家の木原氏のコメント。曰く『心霊映像取るためにお守りを持ってゆくのはいかがなものか?』。確かに「商売」とするなら頷ける。さらに「霊」を映してナンボとの話から、『霊を挑発すべき。腹が立っているなら出てきて話せ。』とまで。でもって実際に挑発しているしw

なお副音声としてオーディオコメンタリーが入っている。コチラは時間の都合上まだ観ていない。当時を振り返っての出演者コメントなので興味はある。後日視聴して観ようと思う。

結構シリーズは続いている。次作以降も視聴予定。

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