201105_1146

11:46 [DVD]
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制作年:2007年(カナダ)
原題:End of the Line
監督・脚本:モーリス・デヴェロー
収録時間:94分

カテゴリ:ホラー

【キャスト】

  • イロナ・エルキン
  • ニコラス・ライト
  • ティム・ロゾン
  • ニール・ネイピア

【総括】

クリーチャー系ホラーとの紹介文であったが、サイコホラー、カルトホラーといった感じを受けた作品。

ディセントのようにクリーチャーに襲撃される演出ではなく、人(狂信者)が人を襲うストーリー。クリーチャーは、あくまで恐怖を煽るスパイスとして使用している印象が強い。ただクリーチャーがディセントに出てくるそれと似ている点が気になるが。それなりにグロ映像も満載なので、その手の映像が苦手な方は控えた方がよろしいかと。まぁ洋画のホラーといった時点でグロ確定なイメージはあるけど。

【ストーリー】

地下鉄内に閉じ込められた人々が、狂信者集団に襲われながらも地上に向かって脱出してゆくお話。

精神科の看護師(?)として勤務するカレン(イロナ・エルキン)。ある日彼女の患者が地下鉄に飛び込んで自殺してしまう。翌日悲嘆にくれるカレンが最終電車に乗り込むと、突然列車が止まって停電してしまう。合わせるように乗客のポケベルが一斉に鳴りだすと、所持していた十字架を模したナイフでカレンを始めとする他の乗客に襲いかかるのであった。

【所感】

のっけからドッキリ観ていて不覚にもビクッとしてしまった
と。『おや。結構面白いのではないの?』と掴みはオーケーといった感じ。しかし、前半こそクリーチャーによるホラーシーンがあったが、中盤から終盤にかけては狂信者集団による殺戮メインで進行する。殺戮手段がナイフ(剣)であり、劇中を通して拳銃は一切ない。その分殺戮シーンでは、ナイフで切り刻まれたり、斧を頭につき刺されたりして血がドバドバ。クリーチャーは出ないのだが、イベントも盛り込んであるので観ていて退屈はしない。

ストーリー性が薄くB級テイストが色濃い作品であるが、失敗したとは感じさせない。B級である前提をイメージしているのであれば、それなりに面白く観ることが出来ると思う。

個人的にはロビン・ウィルコック演じるパトリックくんが良かった。名前は終盤に判明するのだが、狂信者集団の中にあって、生粋の信者というワケではなく異なった狂気の方向性を持ったパトリックくん。思い返すと彼の存在が平坦になりがちなストーリーにアクセントを付けていると感じた。彼のいかにもイカレテいそうな表情と、実際にイカレタ行動が不気味です。

総合評価:★★★☆☆(3.5)

  • 面白さ:★★★☆☆
  • ホラー度:★★★☆☆
  • グロ度:★★★☆☆
  • サイコ度:★★★★★
  • ミステリー度:★☆☆☆☆
  • サスペンス度:★★☆☆☆
  • アクション度:★☆☆☆☆

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