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201104_gurimu

制作年:1986年(米)
原題:Dead Time Stories
監督:ジェフリー・S・デルマン
収録時間:82分

カテゴリ:ホラー/コメディ

【キャスト】

  • ニコール・ピカード
  • スコット・ヴァレンタイン
  • マイケル・メスマー
  • ブライアン・デ・パーシア

【総括】

以前、似たようなタイトルの書籍(和書)を読んで面白かったのを思い出し、本作をレンタルしてみました。ある程度シリアスなホラーを想像していたためか、観終わった感想は残念なものでした。

ホラーと銘打っていますが、贔屓目に見てもコメディです。グロ映像はあるのですが、単にグロいだけの作品ですね。制作が1986年で背景もかなりレトロな雰囲気が漂っています。エッチなシーンも入っているので、家族で楽しく観るといった感じでもないです(気まずい雰囲気が想像されます)。そういう意味ではターゲットとする視聴者はどんな感じなのかハッキリしない作品だとも思いました。

タイトルにあるようにグリム童話がベースとなっています。有名な「赤ずきんちゃん」くらいしか原作を知らない僕は、どこがどう解釈されているのか判りませんでした。原作を知った上で視聴すれば、また違った感想となったかもしれません。

以下、ネタばれ進行です。

【物語】

イントロはいい感じで怖さを煽っています。きぃきぃと屋鳴りする二階へ荒い息の男が迫る。扉を開けると...

子供がベットで跳ねてましたぁ

「早く寝ろ!」と怒鳴るマイク叔父さん。暗くて眠れないからお話をせがむ子供:ブライアン。しかしてマイク叔父さんによる物語が始まります。

#1:釣り人と二人の魔女(タイトルは適当に付けた)

二人の魔女に買われた若き釣り人ピーター(♂)。妹を復活させたい魔女は、復活の魔術を行うために街の牧師を殺す。さらにピーターをけしかけて町娘を誘拐し儀式を行う。ところがピーターは町娘に一目惚れ。町娘の方もいい感じ。当然魔女を裏切って二人で逃げ、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

なのですが、ブライアンからクレームが入りました。曰く「そんな終わり方おかしい」と。
仕方なしにマイク叔父さんは、二人が復活した魔女の妹にくびり殺されるラストに変更しました。

納得して眠りにつくブライアンですが、やっぱり怖くなって眠ることが出来ずに、再びマイク叔父さんを呼び付けます。「今度はなんだ」。マイク叔父さんはヌードコンテストをテレビでやっているのを邪魔するなとブライアンを叱ります。

#2:赤ずきんちゃん
主人公は、少女というほどでもないが色気がある女子高生のレイチェル。母に祖母に薬を届けるようおつかいを頼まれます。ところが立ち寄ったドラッグストアの手違いで、他の男性客ウィリーと薬を取り違えて渡されます。そのままレイチェルは祖母の家に向かいますが、途中で彼氏と会ってしまい、二人は山小屋に寄り道。一方ウィリーは薬が違うことに気付き、レイチェルの祖母の家に向かいますが、如何にも怪しい感じなので家に入れてもらえません。家の外でレイチェルが現れるのを待つウィリーですが、やがて夜になるとウィリーに変化が。月光を浴びて彼は狼男に変身。理性を失ったウィリーは祖母を襲います。そこへコトを終えたレイチェルが現れ、狼男ウィリーに襲われます。間一髪、ナイフでウィリーを撃退するレイチェル。幸いにも一命を取りとめた祖母は病院へ。ベッドサイドには心配そうなレイチェル。その目の前で祖母が狼男に豹変し、哀れレイチェルは狼になったおばあさんにより八つ裂きにされて誰も幸せにならなかったとさ。

マイク叔父さんが話しを終えるとブライアンは眠りについていました。
ホッとして部屋を出るマイク叔父さん。でも目が覚めてしまうブライアンは「モンスター」と絶叫します。駆けつけるマイク叔父さん。

#3:3匹のベアー(タイトルは適当に付けた)
警備員を殺して母の運転する車で精神病院から脱走するベアー家の父と息子。3人のベアーはかつて暮らしていた廃屋へ向かいますが、そこには連続殺人犯:ゴルティ・ラックス(♀)が潜んでいた。超能力者(サイコキネシス)でもあるゴルティ。家には若い男の死体がごろごろしています。そこへベアー一家が押し掛けますが、すぐに意気投合します。駆けつける警官隊をスルーし、また、死体を築きながらも一家は幸せに暮らしましたとさ。

話を終えるたマイク叔父さんにお礼を言うと、ブライアンは今度こそ一人で寝ようとするのですが、暗くなった部屋の中から化け物(モンスター)が現れ絶叫と共にお終いです。

【所感】

冒頭書いたように残念な映画と思います。あえて誉めるとすると、思っていたよりもグロいかなと思われ。また、ブライアンに話す「お話」が、マイク叔父さんの心理により歪曲される点を考慮すると多少は面白くなるかと。子供にせがまれて、好きなテレビも観ることが出来ず嫌々お話をする。早く切り上げてテレビを観たいといった感情が伝わってくる。あれですね。最初からホラーではなくコメディとして観ていたらもう少しましな感想になったと思います。

総合評価:★☆☆☆☆

  • 面白さ:★☆☆☆☆☆
  • ホラー度:★★☆☆☆
  • グロ度:★★★★☆
  • サイコ度:★☆☆☆☆
  • ミステリー度:☆☆☆☆☆
  • サスペンス度:☆☆☆☆☆
  • アクション度:★☆☆☆☆

評価は期待値が大きかった分の落差も含みます。再び観ることはないでしょうが。


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