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霊界交信/心霊メッセンジャー 賀大峰誠(がだいほうせい) [DVD]
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制作年:2011年(日)
収録時間:94分

カテゴリ:ホラー

心霊メッセンジャーの賀大峰誠氏による、心霊スポット検証DVD。

恥ずかしながら(?)、僕は氏の存在を知りませんでした。
このDVDが初見となります。

DVD映像特典として「WEB限定エピソード“雨の日に海から現れる霊”(約30分)」を収録。これを入れると約123分になります。

賀大峰誠氏。

氏曰く「霊は何かを伝えたがっている。私はそれを伝える」とのこと。

氏の体験した3つのエピソード(特典映像含む)、を再現映像で紹介。その後、氏とレポーター:愛葉るびさんが現場を訪れ、霊との交信を試みる映像といった内容。

レビューに当たって、まず再現映像ですが、基本的には実話に基づいたお話だとしても、再現映像=フィクションですね。カテゴリはドキュメントですが、スタンスとしてはフィクションとしてレビューしようと思います。つまり映像として怖いか否か。原則ネタばれ進行です。
検証部分ドキュメントとしてレビュー、そして、「続き」に記載します。
なお検証時は、全編通してほぼ暗視カメラの映像となります。

冒頭に書いたとおり、僕は本DVD視聴まで氏を存じ上げませんでした。
先に失礼を承知で感じたままを正直に書きとめますと、見た目は胡散臭そうな感じを受けます。
作務衣、長い数珠、金髪(?)を後ろに束ねた頭。
いかにもって感じを受けます。

ちょっと異なりますが、織田無道氏を思い出しました。

まぁレビューにあたっては、霊能力者としての氏の能力を否定しません。
稲淳とかと一緒で、否定するとレビュー以前の問題になってしまいます。

だから検証部分はガチ前提です。

前置きが長くなりました。
早速本編から観てみましょう。

 

【本編1:ホテルに彷徨う女の霊】

7年ほど前に氏のところに相談に来た女性のお話です。

==再現映像==

相談者の女性が当時付き合っていた男性は二股をかけていました。
男性は相談者の女性に対し、煮え切らない様子。
そんな男女が旅行(?)で泊まったホテル(ラブホ)でのお話。
最初に断っておきますが、二股かけているとかは全然関係ありません。

あいにくホテルを予約していなかった二人。
夜道を車で走りながら、道すがらのラブホを探しますが、どこもかしこも満室です。
そんな中、やっと空室のあるラブホを見つけて泊まることになりました。

あてがわれた部屋に入るなり、女性は嫌な空気に戸惑います。
そこで心霊現象があるわけですが、怖いシーンを箇条書きに紹介します。

  • 部屋の入り口で女性がブーツを脱いで部屋に入りますが、二人は気付きませんが天井から血が滴ります。
  • 女性がシャワーを浴びに脱衣所に入りますが、鏡に映る女性の後。黒髪の青白い女が腹部を血に染めて佇んでいます。視線はねめあげるように女性を睨んでいます。女性は気付かず服を脱いでシャワールームへ。
  • 男性がシャワーを浴びている間、ガウンを纏いベットでTVを観ようとリモコンを手にする女性。その液晶画面には、女性の背後に先ほどの黒髪の女の姿が映っていました。
    ぎょっとして振り返るも、そこには誰もいません。再び画面を見ると、さらに近づいてくる黒髪の女。男性がシャワーから戻ってくると消えてしまいました。
  • やることやって(笑)寝入る二人ですが、深夜女性が目を覚ます(眠れない?)と、布団の中から何者かが這いずり寄ってきます。
    声を出せずに驚愕する女性。隣の男性はすやすやお休み中です。
    やがて布団の中の何かが女性の首元まで来ると、青白い手がにゅっと出てきて女性の首を絞めます
    突然鳴り出す目覚まし時計。
    男性が起きると同時に首を絞めていた手は消えてしまいます。
    しかし咳き込む女性の首にはくっきりと手の跡がついていました。
  • これには男性もビックリ。二人してラブホを後にします。車の中。手を握る男。うつろな女性の顔。
    誰もいなくなったラブホの部屋に忘れてきた携帯。どこからかお札が枚落ちてきます。

個人的には怖いツボでしたね。
何が怖いかというと、後ろに立っているお化けです。

結構「呪怨」の階段を這い下りてくる女とか、「リング」のテレビ画面からでてくる貞子とか平気だったリするのですが、背後に佇まれるのは苦手です。

個人的な話で恐縮ですが、鏡モノも怖かったりします。

例えばですね。
お風呂に入っていて、頭を洗っているとします。
シャンプーハットは使いませんw
普通目を閉じて洗いますよね。
もし自分以外の「手」が一緒に頭を洗ってくれたら
もし頭を洗っている手が3本あったら
そして目を開けると鏡越しに背後に何者かが立っていたら、
と考えると怖くてたまりません。

って、コレ小説(当然怖い話)にあった話なんですけどね。

評価:★★★★☆です。


【本編2:峠に消えた少女の霊】

2年前観光スポットで起きた不思議な話しです。

==再現映像==

女性二人で旅行した時の体験だそうです。

観光名所を巡る二人の女性。
一通り観終わって宿に向かいます。
どうやらナビも無く、道に迷った模様。
道すがらに現れたトンネル前で停車して、改めて地図を確認する二人。
どうやら道は間違っていないようです。
トンネルは車一台が通れるくらいの狭さです。

さて怖いシーンを箇条書きにします。

  • トンネルで対向車を待っていると、後部座席に口元に血を付けたセーラー服を着た少女が乗っています。
  • 唖然としてサイドミラー越しに車を見ていると、その車が忽然と消えてしまいます。
  • 宿に到着し、二人は先ほどの消えた車について、見た見ないの押し問答となります。結局見た女性が、お守りを枕元に置いて就寝。
    ふと夜中に目覚めると、部屋の隅に先ほどのセーラー服を着た少女が手招きしています。ふらふらとトンネルまでついて行く女性。いつの間にか普段着です。
    振り向き手招きしながら笑う少女。口元には血が付いています。
  • 朝になり目が覚めた二人は、お守りと一緒に枯れ枝を掴んでいるのに気付いて驚愕します。

あまり怖くありませんでした。
なんでですかね?
そうですねぇ。例えば運転中にその少女が後部座席からいきなり首を絞めてきたら怖さ倍増なんですが。

評価:★です。

 

【DVD特典:雨の日に海から現れる霊】

5年前関東地方の海辺(港町)で起きた話し。

==再現映像==

浜辺でキャンプする男女4人。
夜になり酒を飲んで浜辺に座る二人の男女。

男の方が女の子を口説きにかかるのですが...
なぜか固まっている女性。

で、怖い所箇条書き。

  • 海からずぶ寝れの着物着た人が近づいてくる(女性のみに見える)
  • 男が「そんなのいない」と言ってテントに戻ろうとするが、振り向いた女性には、海から這い出てくる男の姿
  • 浜辺に建てられているトイレへ向かう男。トイレに向かう途中、背後から「コツン、コツン」と足音が聞こえてくる。振り返るとだれもおらず、足音も消える。
  • トイレの個室は、深夜にもかかわらず最奥しか空いていない。最奥の個室に入る男。
    すると再び足音が。「コツン。コツン。」
    足音はトイレの中に入ってくると、入口側の個室を「コンコン」とノック。続いてぎぃぃーと扉を開ける音
    2つめ。「コンコン」とノック、ぎぃぃーと開ける音
    3つめ。やっぱりノック、ぎぃぃーと開ける音
    4つめ。ノック、ぎぃぃーと開ける音
    5つめ。ノック、ぎぃぃー
    とうとう男の入っている個室へ。何者かがドアの隙間から伺える。
    しかしノックをしないで立ち去る足音
  • そろりと個室を出る男。他の個室の扉は全部閉まったまま。
    トイレの外を除くと、外にある屋敷に吸い込まれるように消える男の影が。急いでテントに戻る男。残りの3人に「軍人がいた」と訴える。「海軍の軍人だ」と

カウントダウンは定番ですね。

チョット不自然感が残り、再現映像としても拙いと思いました。

  1. 浜辺に建てられているトイレは、どう見ても6つも個室があるような大きさではない
  2. トイレに入った映像では個室が4つしか確認できない
  3. ドアの隙間からちょろっと袖口だけが見えたにもかかわらず「海軍」と断定できるスキルを持ってるように見えない

上記踏まえ評価:です。

 

基本的に今回のような心霊スポットを実地検証する作品(稲淳の「恐怖の現場」シリーズもそう)は嫌いじゃないです。
つか好きな部類です。

なんどいうか、リアルなドキドキ感がいいんですよね。

この際、出演者の霊能力が本物かどうかなんて、僕にとってはあまり重要ではありません。まぁ前回blogでレビューした「廃墟霊」は、あまりに露骨過ぎてチト頂けませんが。

映像として不思議現象が捉えられていれば文句はありませんが、それが無くても不気味な雰囲気を味わえれば、結構満足しちゃいます。

次回作があるのか不明ですが、出たら借りると思います(笑)

 

続きは各エピソードの交霊検証編です。
あえて続きにする意味は無いのですが、あまりに長くなりそうなんで分割しました。

 

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(続き)

賀大氏とるびちゃんによる検証ドキュメンタリー部です。

 

【本編1:ホテルに彷徨う女の霊】

==交霊検証==

結論を先に書きます。

視聴して判る現象は「オーブが映っていた」のみです。

いろいろ空気とか寒気とか匂いとか体調不良とか言っていますが、視聴者が判る不思議現象は上記のみです。

まずはロケハンがてらなんでしょう。昼間に訪れます。
件のモーテル(ラブホ)跡に到着した賀大氏(以下、氏)とレポーターの愛葉るびさん(以下、るびちゃん)。
廃モーテルです。
モーテルって呼び方も古臭くて雰囲気がありますね。

到着するなり二人は頭痛を訴えます。
その他、空気や匂いやらを語っていますが、要は昼間でも不気味で霊を感じるとのことです。

夜になり本番です。
定点で暗視カメラを4台設置します。

交霊(降霊ではない)開始です。
この場合の氏の交霊のやり方なんでしょう。
まず簡易祭壇を作り、るびちゃん神様を入れるとのこと。神様の力で霊を成仏させるようです。お札には梵字のようなものが書かれています。
なんか儀式をして、るびちゃんに神様が降りたとのこと。

といった感じで、いろいろお二人には感じるものがあったとのことです。
るびちゃんは途中リタイヤ(霊障による体調不良とのこと)しちゃうし。

まぁ冒頭書いたとおり、観てわかる異常はオーブだけです。
暗視カメラなので、空気中のほこりが反射して映り込んだとは思えないので、これはガチなんでしょう。

確かに雰囲気はある場所だと思います。

ところで、この地で起こったことは何だったんでしょう?
再現映像にあった、黒髪の女は?

うぅーん。
観終わって消化不良の感は否めませんでした。

 

【本編2:峠に消えた少女の霊】

==交霊検証==

かなり有名な心霊スポットらしいです。
場所は判りませんでした。

こちらも結論を先に。
やっぱり「オーブ」が暗視カメラに映り込んでます。
なんかカメラマンにはオーブが見えているように感じます。だってオーブを位カメラが追っているみたいなんです。
オーブは氏の身体に吸い込まれるように消えてしまいます。

さて。いきなり夜。本番です。

件のトンネルを前にする氏とるびちゃん。
例によって4箇所に定点暗視カメラ設置。

トンネルの入り口で「靄がでているような気配」を感じ取る氏。
人間だけでなく動物霊も混じっているとのこと。
二人はトンネルに入ります。
曰く「空気が違う(冷たい)」「流れてくる風が違う」。
視聴者には判りえない感覚を言葉にします。

入り口で感じた風は吹いていません。温度は冷たいようです。
壁から出たり入ったりしている霊がいると氏。トンネルの上に問題があるようなことを語ります。
氏は「胃を押しつぶされる感じ」と、徐々に調子が悪くなります。るびちゃんも同様に体調不良となり、今回もリタイヤです。

不思議なことに氏の感じる(見える?)霊体は、男性ばかりだそうです。
一人では無く複数の男性の霊体。

といった感じで現場レポが続きますが、視聴者が判る現象は、冒頭のオーブのみでした。

映像として出されたものには、検証中トンネルの中を走る車はありませんでした。規制してるのかな?それとも編集?
廃トンネルではなさそうだし...

こちらのエピソードも、再現映像と関連する検証内容ではありませんでした。残念。

また、トンネルの上に問題があるといっていたが、上には行かずに終わってしまっている。映像にはトンネルの上へとつながるような階段があったのに。

 

ここでDVD本編を終えての総括を氏が語ります。

  • 今回取材した2か所とも、霊的なモノはいた。
  • 人間だけでなく動物も含めて、霊が多かった。
  • 「見に行こうか」「感じに行こうか」といった興味本位の気持ちで行ってはいけない場所である。

本編終了。

 

【DVD特典:雨の日に海から現れる霊】

==交霊検証==

「関東地方の海辺」と紹介していますが、どうやら島のようです。
第二次世界大戦云々言ってましたので八丈島かな?

まぁ場所ははっきりしませんでした。

やっぱり結論を先に。
これもオーブが暗視カメラに映り込んでます。
またいくつか撮った写真に顔のようなものが映り込んでました。

どうやら賀大氏×るびちゃん、初タッグの映像のようで、冒頭「はじめまして」のご挨拶。

まずは昼間。

寺社??
近所に造船所+自衛隊基地??
戦時中基地があった??

みたいな感じです。

二人は寺社から、奥に広がる森へ足を踏み入れます。
「島の頂上」といったコメントから島と断定します。

しばらく歩くと防空壕発見!!(テロップでは要塞跡)
探すとあちらこちらに要塞跡が出てきます。

その中でも「嫌な空気の場所(要塞跡の防空壕?)」にあたりを付け、夜になってからこの場所で交霊検証決定。

日没後。
氏のお弟子さんが登場します。
なんやらお守りとして「徳川家康の霊力を込めた刀(模造刀のように見えます)」が出てきました。

今回も4箇所に定点暗視カメラを設置。

氏が霊気を感じた場所をカメラ(静止画)で撮影すると、人の顔のような者が映り込みました。

最終的には、沢山の霊が喋っていて何をいっているか判らないと氏。

こちらの検証でも「再現映像」と合っていない内容でした。

 

実際はこんなものなのかもしれません。

 

以上です。