○○○○していってねのblog

主に好きなホラー系DVDのレビューを掲載しています。 生粋のホラーというよりも、心霊、サイコ、サスペンス系に偏る傾向があります。 その他に音楽、ぬこ、漫画もたまに載せています。 お題目は個人的嗜好に偏っていますが、中身は極力客観視しているつもりです^^;

2013年09月

ご訪問ありがとうございます。
100万PV突破!しました〜(´∀`)。
文才無く不定期更新ですが、コメでも残していただけると嬉しいです。

ガチ心霊 呪われた投稿動画10

201309_gachi
ガチ心霊 呪われた投稿動画10
制作年:2013年(日)
制作:大江智宏
演出:桜井浩市、横溝文武
ナレーション:佐々木怜司
収録時間:56分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
8月にリリースされた作品。タイトル的にハズレっぽくて微妙な感じのまま視聴。
タイトル通り10本収録。時間的には丁度良い感じ。全て心霊系。エログロ映像は無かった。
心霊写真レベルの大人しい映像が多かった。個人的にはいくつか気に入った映像(シチュ)もあり、概ね満足出来る仕上がり。最も気になったのは映像の前置きが長過ぎること。余計なシーンが多い。モノによっては数分待たされる。いい加減飽きた頃にちょろっと心霊が出てくるのはどうにかして欲しいところ。また映像自体の出来も粗いと思った。背景と映された霊体に違和感が残る感じだ。
次作も出るみたいな雰囲気。一応観るつもり。
【チャプター紹介】

  1. 廃ホテル
    [概要]廃業した観光ホテルの映像。
    ドラマ撮影にも利用される場所。昼間。建物の中を探索する投稿者。外のバルコニーへ出てホテルを見上げると窓に青白い3つの顔。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]廃墟映像としては面白いかな。「3つの顔」とナレーションされたのでそのように書いたが、2つしかフォーカスされなかったし判らなかった。女の表情はいい感じだ。
  2. 真夜中の稽古
    [概要]舞台の練習風景を映したスタジオ映像。
    一面鏡の壁の前で稽古する2人の男性と椅子に座って指導する女性。唐突に撮影しているカメラが倒れる。その一瞬。鏡に写る背を向けた女らしきの姿。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]初見判らず。つか判りにくい。タイトルは「真夜中」とあるがスタジオに設置された時計は6:30を指してる。これも怪異なのか!?
  3. 覗き込む顔
    [概要]ラーメン屋での携帯映像。
    ラーメンを食べる投稿者達。背後の障子のガラス部分から逆さに覗き込む青白い女らしき顔。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]結構マジでラーメン食べたくなった。
  4. 祭りに潜む怪異
    [概要]お祭りを映した映像。
    夜。大きな山車の横に張り付く紫がかった人影。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]音声がないし全体モザイクでやる気が感じられない。人影が浮いたように移動しているのは不自然。
  5. 示談交渉
    [概要]交通事故の示談交渉する加害者を映した証拠映像。
    喫茶店?で加害者の男性と向き合う。徐々に語気が荒くなる加害者。談判決裂して立ち去る投稿者。カメラが振れた映像が加害者の足下を映すと、彼の両足に絡み付く無数の青白く透けた手。数週間後、加害者は別の交通事故に遭遇して片足切断したらしい。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]最初判らなかったんだけど映像は悪くない。
  6. 南アフリカの囚人
    [概要]南アへ旅行した時の映像。
    ロープウェイに乗り込んで風景を撮影する投稿者。監獄島を見下ろす。その山肌?に浮かび上がる大きな顔。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]風景がいいなあ。ニッコリ笑っていい表情をしている。しかし前置きが長い映像が多い。つか全部長い。
  7. 閉店後の客
    [概要]飲食店内の防犯カメラ映像。
    閉店後。人影なく暗い店内を映す監視カメラ。映像が数回ブレる。映像が乱れカウンターのお皿が独りでに動くと、手前から現れる白い人影。人影は奥の扉の中へ吸収されるように消えてゆく。この店では怪奇現象が続いているらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]人影がモロ人形に見える。全裸?白タイツ?ただ滑るような動きは良い。もっとゆっくり動けばなお良し。
  8. 嫉妬が招いた悪夢
    [概要]彼女を自宅に招いた時の隠し撮り映像。
    2段ベット?の上で談笑する男女。映像が乱れるとノイズに混じって天井から白い手。続いて女らしき上半身が出てくると女性にまとわりつくように両手を差し出す。この後、彼女は原因不明の体調不良となり、結果破局したとのこと。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]健康そうな彼女の太腿に目が釘付けw心霊なにそれ美味しいの状態wwコレ絶対狙っているよね?。。。ねっ!
  9. 自分撮り
    [概要]自宅で面接の練習をする女性の映像。
    カメラを前に受け答えする女性。カメラが不調なのか状態を確認する。座り直す彼女の横にある鏡に、軍服を着た男が映り込んでいた。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]軍服の男の身体が微妙に揺れているのが怖い。
  10. 火災跡
    [概要]火事を起こした廃ビルの映像。検証あり。
    昼間。死傷者が出る火災事故を起こしたビル。建物に囲まれた中庭。ゆっくりとカメラが上部を映し、次にゆっくりと下に向いてゆく。2階部分に階下に落ちる人影と、身を乗り出して喘ぐ人影。投稿者は原因不明の高熱が何ヶ月も続いたそうだ。
    検証。スタッフが現場を訪れる。昼なのか全体的に暗い映像。ビルの中に入ると重機が入っていて取り壊しが進んでいるようだ。スチール写真も使って中を撮影。カメラのピンが合わないなど、機材に異変が起きる。さらに写真を写していたスタッフが頭痛と吐き気を訴えて撤退。後日スチール写真を確認すると、帯状の白く光る物体が映っていた。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]若干フェイク臭が漂うものの映像は嫌いじゃない。検証映像はいらないかも。
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闇動画6

201309_yami6
闇動画6
制作年:2013年(日)
収録時間:67分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
シリーズ6作目。本作からジャケ写が和風?イラストに変わってますね。悪くないと思います。
67分。検証付き中編×3、小作×2の5話収録されていて、中、小、中、小、中の構成はシリーズで標準的。心霊×4、オカルト×1と心霊要素が濃い目。グロ映像あり。エロ系なし。
そこそこ楽しめる内容だった。予定調和的なドッキリもあったけど、物語としては退屈しない。ただ映像は雑な感じがした。幽霊は背景と微妙にズレていて浮いたような印象を受ける。またグロ映像は人形、もしくは、メイクしているのが判るようでちょっとシラケる感じ。それでもストーリーは破綻しない範囲なので良しとしよう。
【各話紹介】

  1. 死は誰も経験したことがない
    [分類]心霊
    [概要]中編。「自殺の木」を記録した映像。
    ライターである投稿者インタビュー。頻繁に首吊り自殺される木の話。林の中の木々にあって、毎回「その木」で首をくくられる。その木の幹には「入」の文字が刻まれている。自殺した人の数分刻まれているとの噂。現在その木は燃やされて存在しない。投稿者が「自殺の木」の取材過程で入手した映像。
    投稿映像。夜。「ツアー」と称して自殺の木を映す撮影者の男性。暗い道を歩いてゆくと問題の木が姿を現す。幹には沢山の「入」の文字。特に異変はなく「収穫無し」としてツアーを終了する撮影者。投稿者によるとこの映像は2年前に撮影され、撮影者は引きこもりの男性だそうだ。彼は数ヶ月に渡り「自殺の木」に通い記録していた。
    別の日の映像。「自殺の木」へ向かう途中。林の中でサラリーマン風の中年男性とすれ違う。撮影者はこんな時間に人とすれ違うことに驚くがそのまま木へ向かう。すると木には男が首を吊っていた。足下には倒れた折畳み椅子。興奮する撮影者。一通り死体を撮影して帰路へ。帰り道で林の中に佇んで撮影者を見つめる男に遭遇。驚いて立ち止まる撮影者。その男は撮影者の方を指差すと、いきなり迫ってきた。逃げる撮影者。行きにすれ違った男、帰りに遭遇した男、そして首を吊った男性が同一人物に見える。このあとしばらくツアーは中断される。
    ツアー再開後の映像。夜。いつものように「自殺の木」へ向かう撮影者。木に異変はないが、背後の林の中から人の声。振り返るが誰もいない。再びカメラを木に向けると、木の幹に無数の苦悶に満ちた顔が現れていた。途切れる映像。
    最後のツアー映像。夜。脚立を持って「自殺の木」へ向かう撮影者。木が映るようにカメラを固定して「準備」する。木の幹に「入」の文字を刻む。脚立を立てて枝にロープを垂らす。ライトを消して棄てる。ロープに首を通す。「入ります」といって脚立から飛び降りる。ぶら下がって揺れる撮影者の身体。
    投稿者インタビュー。その後、撮影者の母親と弟が「自殺の木」首吊り。精神に異常をきたした父親は「自殺の木」を燃やす。父親は病院送りとなり、その病院のトイレで首吊り自殺した。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]男の首吊り映像に軽い違和感。なんというか首を吊っているにしては姿勢が妙な感じを受けた。いやまあ実際に首吊りした人を見た訳ではないので何とも言えないが。木の幹に現れた沢山の顔は作った感満載。苦悶の表情を浮かべているけど、無表情の方が怖さ的に良いような気がした。
  2. 通行者
    [分類]心霊
    [概要]保養所でビリヤードを楽しむ家族の映像。
    結核の療養所跡地に作られた保養所。遊ぶ家族の後ろ。通路からゆっくりと歩いてくる半透明の女の姿。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]女の姿が妙に浮いていて違和感が残る。
  3. 場を乱す者
    [分類]オカルト
    [概要]ヒーリングセミナーを取材した映像。
    投稿者インタビュー。知り合いのジャーナリストがTV局の依頼を受けて取材した映像。心に傷を負った参加者を癒すセミナー。講師の女性はスピリチュアルビジネスの会社社長。セミナーの邪魔をしない条件で撮影を許可された。
    投稿映像。ビルのフロアで開催されたセミナー。出席者は講師、アシスタント、4人の参加者で計6名の女性。最初の参加者が自らの不幸な境遇を話す。妊娠時に受けた夫のDVにより流産。夫も出て行ってしまった。原因は?と優しい口調で問う講師。参加者は夫の所為であると答えるが、講師は「なぜ?」を繰り返す。徐々に声高に、威圧するように女性を責め糾す講師。講師はひたすら激しく責めて、最後に「自分の所為」と言わせる。泣き崩れる参加者。彼女が落ち着くと両頬を合わせ、「もう大丈夫」と言って終了。投稿者は参加者のプライドを叩き壊していいなりにさせる典型的なカルトのやり口と非難する。また頬を合わせる行為は、ここの教義では顔が最も神聖な部位であり、汚れが無くなり魂の浄化、再生がされたことを意味するとのこと。他の参加者も一様に自らを責めて終わる。
    最後の参加者の映像。彼女が話し出すと、突然照明が消える。照明が点くと、彼女は椅子に座りぐったりとしている。再び照明が明滅。明滅する中、数人の黒衣を纏った人影が講師の周りに現れる。半透明なその人影は講師に近寄る。気付いていないのか講師は「大丈夫」と参加者達を落ち着かせる。明かりが点き人影は消える。相変わらず項垂れている女性の身体が揺れている。講師は話の続きを催促するが彼女は応答しない。次第に語気が荒くなる講師。また明滅する照明。三度点灯すると講師の目の前に立つ参加者の女性。彼女は講師に襲いかかる。アシスタントは取材者と共に他の参加者を部屋の外へ出す。室内から悲鳴、そして静寂。アシスタントが血を浴びた姿で呆然と出てきてへたり込む。取材者が呼びかけても返事がない。恐る恐る部屋に入る取材者。入り口の扉の影にもたれて座り込んでいる(講師を襲った)参加者の女性。
    ここで以降の映像は精神的ショックを与える可能性があると警告メッセージ。
    映像の続き。両手や口元が血まみれの参加者の女性。講師の姿を追うと、机の影に倒れている。カメラが寄る。倒れて血まみれの講師の顔面は喰われていた。映像終了。現在会社は廃業。講師を襲った女性は警察に連行されるが、その後消息不明となる。また講師の生死は不明であり、アシスタントも消息が判らないとのこと。そして事件は表沙汰にならなかった。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★★★☆☆
    [フェイク度]★★★★★
    [感想]大声で「なぜ」を繰り返すだけの簡単なお仕事ですwいかにも詐欺ビジネスっぽくて観ていて不快。これでお金がもらえるなら簡単だね。血まみれの講師はなんか人形っぽい。出てきて消える黒い人影の映像も違和感があって雑な感じを受けた。
  4. 老少女
    [分類]心霊
    [概要]結婚式、披露宴の映像。
    出席者同士が挨拶する背後に現れる黒く透けた女。カメラが反対側の入り口に振れると、同一人物と思われる女がカメラに向かって手を振っている。その白い顔は老女のように見える。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]無表情な顔は気持ち悪いけどそれだけ。
  5. 呪縛地帯
    [分類]心霊
    [概要]病院跡地の駐車場の映像。
    投稿者インタビュー。大学のサークルの先輩が持ち込んだ映像。その先輩は現在連絡が取れない。2組のカップルがテーマパークへ遊びに行った帰りに心霊スポットを訪れた映像。そこは病院跡地に残された駐車場。取り壊そうとしたが、その度良くないことがあって放置されたらしい。
    投稿映像。夜。心霊スポットの駐車場に到着した男女4人。ループ状になったアプローチを進み、噂のある地下駐車場2階へ。車を降りて探索。特に異常はない。
    彼等は面白半分にネットで調べた霊を呼び出す儀式を行う。その儀式。地下2階の駐車場で車を止めライトを消す。わらべ歌の「ひらいたひらいた」の1番を歌う。車のライトを8回点滅。わらべ歌の2番を歌うと霊が姿を現すというもの。なおライトを5回まで点滅させたら、儀式を最後までやり通さないと最悪の事態が待っているという。早速儀式を開始する男女。
    車内でわらべ歌1番を歌う。
    ライト点滅1、2、3回目:異常なし。
    ライト点滅4回目:後部座席に座った女性の1人がぐったりとしている。呼びかけても返事がない。寝ているのか?「コン」と何かが車に当たる音(映像にはノイズのような音も混じる)。男性2人が外に出て確認すると、コンクリの地面にいくつものコウモリの死骸。コウモリが車にあたった音?車内に戻る。相変わらず寝ている?女性。起きている方の女性が嫌がるが振り切って儀式続行。
    ライト点滅5回目:正面に懐中電灯の灯り。そして「何やってんだ」「危ないぞ」とのかけ声。車を降りて誰かいるのかと呼びかけるが応答なし。近づいても誰もおらず、懐中電灯が地面に落ちていただけ。もう止めて帰ろうとごねる女性。最後までやらないとと怒り出す彼氏。再開。
    ライト点滅6回目:ライトが付かない?ようやく点いたライトの灯りの中に女性が歩く姿。見ると後部座席でぐったりとしていた女性のようだ。車内を確認すると彼女の姿がない。いつの間にか同乗者に気付かれずに消えていた。彼女は突き当たりの角を曲がって姿を消す。運転手の彼氏が車を降りて彼女の後を追い突き当たりを曲がる。しばらく待つが2人の声もしなければ戻ってもこない。残された2人の男女が後を追う。彼等が消えた突き当たりを曲がるとそこは行き止まり。男女もいない。動揺する2人。女性はヒステリックに叫ぶ。(儀式を)終わらせると車内に戻る2人。
    ライト点滅7回目:異常なし。駐車場全体がざわつく気配。そしてラスト。
    ライト点滅8回目:目の前に無数の半透明の人影。人影達は車に迫ってきた。車を捨てて逃げる気配。映像終了。男女4人は全員行方不明になったらしい。
    後日スタッフがこの廃墟の特定を試みる。ネットの書き込みを頼りに現地を確認するが、別の場所だったようだ。消えた4人は異なる廃墟で儀式を行ったのではないかとナレーションされて終了。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]またこの場所かw
    儀式の形式で終盤にかけて徐々に盛り上げる過程はいい感じだ。ラストの半透明な群衆もインパクトがあるものの、切って貼ったような映像はちょっとがっかり。あと久々にギャーギャー五月蝿い女性だったな。彼氏がキレるのも納得してしまった。

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【シリーズ過去ログ】

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投稿 怨霊映像 膿篇

201309_onryou-umi
制作年:2013年(日)
制作:庄子圭、島野伸一
演出:ナベタマサユキ
収録時間:63分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
オリジナル15作目。いやぁ。ずいぶんと長いシリーズになったな。ここまで続くとは思いませんでした。次作は来月初旬に「怖篇」がリリースされるようだ。
63分で13話。投稿映像×12本、再現映像×1本で標準構成。全て心霊映像。グロ系・エロ系映像無し。
相変わらず王道というかオーソドックスというか。ストレートな心霊映像を収録している。また映像オンリーで検証が無いのも潔いし好印象。映像は前作と比較するとやや派手か。ド派手なシーンは無いモノの、いい感じで怖さ・不気味さを感じる映像があった。
【チャプター紹介】

  1. イッキ飲み
    [概要]友人達と路上で栄養ドリンク?をイッキ飲みする映像。
    夜。3人の男性がドリンク片手にイッキ飲み。1人の男性の背後から、横向きに突き出る顔。撮影場所にお供え物があったとのこと。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]髪の毛が重力で垂れていて、妙にリアリティのある顔だな。
  2. 父の悪戯
    [概要]自宅で息子に悪戯を仕掛けた映像。
    部屋を暗くして寝たフリをする投稿者の父親。母親に勧められて息子が起こしにくる。暗闇の中父親を呼ぶ声。父親がカメラを振ると、机の下に床に埋まった顔。驚く父親と驚いた父親に驚いて泣き出す息子。数年前に仲良かった隣りの女の子が病死しているらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]どんな悪戯なのか判らない。なんで、直前にチキチキと音がするが、それが心霊によるモノなのか、悪戯によるモノなのか判断付かない。
  3. ワタシモイレテ
    [概要]バトミントンで遊ぶ映像。
    昼の公園。バトミントンで1人羽根つきする彼氏を映す投稿者の女性。彼氏の背後、遠くに佇む透けた黒い服の女が現れる。一旦フレームアウトし、再び映ると彼氏の背後に迫っていた。2人とも気付かない。専門家曰く地縛霊だそうだ。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]洋画のゴーストみたい。女の足が消えており、単に佇んでいるだけなんだけど割りと怖かったな。
  4. 変態兄貴
    [概要]動画サイトで妹の下着を生中継した映像。
    自室でテーブルの上に下着を広げて撮影する兄。突然妹が部屋に乱入。激怒しながら下着を奪い取る。半狂乱なまま妹が部屋を出ようとした時、天井から逆さ吊りになった女性らしき姿。その存在に兄妹は気付いていない。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]これも妙に質感のある映像だな。女の表情が読み取れないのが残念。
  5. 朽ちた廃バス
    [概要]路上に放置されたバスの映像。
    路肩に遺棄されたバス。古い作りで破壊と落書きが酷い。先頭に回り込むと、バスの中で動く真っ黒な人影。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]異様に映像が粗い。古いテープなのか?バスの中に黒い影とあったが、フロントガラスに写り込んでいるようにも見える。
  6. ユニットバス
    [概要]彼氏の部屋を映した映像。
    彼氏が不在のうちに、カメラを手に浮気の証拠を探して物色する女性。ユニットバスに血痕。気持ち悪いと出る直前。鏡に写る女の顔。当日上の階の女性がユニットバスで自殺していたとのこと。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]部屋を物色する撮影者が「これは私のじゃない」と呟く方が怖いんですけど。
  7. 闇かくれんぼ
    [概要]深夜の公園でかくれんぼをする映像。
    鬼の撮影者が友人を捜して公園内の男子トイレへ。トイレの奥に佇む黒い服の女。女がコチラを振り返ると驚いて逃げる撮影者。別の男性が確認しに行くが既に誰もいない。この公園の近所の小学校で女教師の霊が出るとの噂があるらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]ありがち。
  8. ちゃんばら
    [概要]自宅で息子と遊ぶ映像。
    おもちゃの刀を手にカメラの前でポーズを取る男の子。男の子が通路影に身を隠す。母親に呼ばれ身体を出す男の子の足下に、カメラを覗くように現れた子供らしき顔。その顔はさらに突き出てきた手によって引きずり込まれる。過去に息子が壁に向かって話しかけていたことがあるとのこと。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★☆☆☆
    [感想]直前に水音みたいな音が入っているけど関係無いのかな。突き出た子供の顔を引っ込める手は大人のソレだ。
  9. 入会案内
    [概要]大学のサークル活動を説明している映像。
    夜。懐中電灯を手に暗い道を歩きながら案内するサークルメンバ。新入会員?の女性の股間に浮かぶ顔。過去サークルメンバが自殺したらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]夜道を歩きながらの説明って何のサークルだ?歴史研究会?
    心霊映像は「兄貴動画」みたいw顔が赤さんだとなお良しwww
  10. 解雇通告
    [概要]会社に仕掛けた隠しカメラ映像。
    会社の一室。ソファーに腰掛けた女性が担当者から解雇を通告されている。突然お腹を押さえて苦しみ出す女性。すぐに落ち着いて退出する時、壁に浮かび上がって消える女の姿。女は解雇された女性に似ており、彼女は自殺してしまったとのこと。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]怖さはあまり無いが、レトロ感のある女の姿は良かったな。ただシチュエーションが不自然なのが残念。隠しカメラを仕掛けたのは解雇された女性のようだが、その後どうやってカメラを回収したのだろう。そしてこの映像は誰によって投稿されたのか?
  11. 野鳥の怪
    [概要]池のほとりで野鳥観察している映像。
    昼。池のほとりの草木に留まる野鳥。誰もいないのに湖面に手をつないだ2人の子供らしき人影が浮かび上がる。その頭部が膨らんでゆく。この場所では幼い兄弟が行方不明になっているらしい。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]子供の頭部が大きく膨らんでゆくのに脱力。浦安鉄筋家族か?
  12. バラバラの森
    [概要]殺人事件現場の森で撮影した映像。
    夜。同僚の男性と2人で薄暗い森を懐中電灯を手に歩く撮影者の女性。先を歩く男性の片足、膝から下が消える。次に消えた足の部分に顔が出てくる。驚いてカメラを取り落とす女性。落ちたカメラに男の子の姿。男の子は片手に足を持ち戦利品のように掲げている。この地はバラバラ事件のあった場所らしい。なおこの後投稿者は耳元で子供の泣き声が聞こえていたとのこと。
    [怖さ]★★★★☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]短時間に3つの異変を取り込んでいてイイネ。ラストの足を振っている映像につきオマケで怖さ+1。
  13. 再現映像:ベビーベッド
    [概要]投稿を元に映像化した再現映像。
    子供部屋に設えたベビーベッド。妻はベビーベッドに縋り子供に対する贖罪と後悔を口にする。妻の背後に立つ夫は、彼女を擁護し過去を払拭するように諭す。どうやら妻が原因で生まれてくる子供を失ったように聞こえる。
    10年経過したんだぞと夫。今も子供の声が聞こえると妻は、訝しむ夫へ逆に「聞こえないのか?」と責める。言葉に詰まる夫。さらに「あの日、私にしたこと。。。」と妻が言いかけると、背後から女の子の声。
    小学生位の娘が立っていた。部屋に佇む父に向かい「部屋に勝手に入るな」と不満を訴え、「何やっているのか」と問いただす。「ベビーベッドが。。。」と言いかける父。そのベビーベッドを片付けて欲しいと父に対して言うが、「母親が駄目だと言っている」と返す父。父が言っていることが理解出来ない娘は、母は自分が幼い頃死んでいると言う。ベッドに縋る妻の姿が消えている。絶対ベビーベッドを撤去しないと言う父に、怒った娘は部屋から出て行ってしまう。
    夫の背後に俯く妻。佇む夫は妻に向かい「もう死んだんだ」と告げる。「違う。あなたに殺されたんだ」と妻。夫はノイローゼになり幼い娘の首を絞めた彼女を制止しようとしたが、妻が刃物を持って暴れたため仕方なく殺したと反論。笑う妻。彼女はノイローゼではなく邪魔だから殺そうとしたことを告げる。そして「あなたも邪魔」と背後から夫の首を絞める。部屋には1人で首を押さえて倒れ落ちる夫だけが居た。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [感想]展開読めちゃってイマイチかな。夫役と妻役の演技がワザとらしい。対して子役の演技は良かった。
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【シリーズ過去ログ】

スピンオフシリーズ

封印映像 11 天井裏の呪念

201303_fuuin11
封印映像11 天井裏の呪念
制作年:2013年(日)
収録時間:65分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
封印映像シリーズの12作目。前作の特別編もカウントしているので、オリジナルとしては11作目に該当。ブログ放置中にシリーズ「14」までリリースされてしまった。残り3作も視聴は終えているので、ぼちぼち紹介したい。
65分に全5話収録。検証込みなのでシリーズとしては標準的な作り。概ね心霊ベースだが一部プラスα要素が付加されている感じ。グロ映像は多少あり。エロ系無し。
第一印象は「パーツ」が多いなと。テーマなのか人体の一部、手と足に纏わる映像が目についた。フェイク感は置いておいて、怖さは普通レベル。特に本作では家主の苦手な映像の1つである「虫系」が入っている。いわゆる都市伝説の「フナムシ」的な話で、こうやって書き起していても気持ち悪い。
【概要】

  1. 殺して
    [カテゴリ]心霊
    [概要]地方TV局の収録中に自殺現場を撮ってしまった映像。
    公害をテーマとしたドキュメント番組。屋外を歩きながら番組を総括する女性レポーター。カメラがゆっくり横に流れると、付近のビルの屋上に女性の姿。収録は終わったが、不審に思ったスタッフが女性を再度カメラで捕える。スタッフがモニタを前に訝しむ中、女性はそのまま飛び降りてしまう。驚くスタッフ。
    自殺シーン以上にその後の展開に異変があると投稿者。
    再び映像に戻る。撮影スタッフがカメラを回しながら飛び降り現場へ急行すると、路面には血だまりのような痕跡。しかし女性がいない。男性スタッフの1人が通報に向かう。そしてそのスタッフの悲鳴。駆けつけると極端に怯えた様子で踞っている。路面には点々と血痕。後をたどるカメラ。さらに赤い手形。その先に飛び降りたと思われる女性が倒れていた。カメラが一旦振れて他のスタッフに異変を伝える。すぐにカメラが戻ると、血まみれの女性が目の前に立っていた。
    後に。スタッフ全員は精神病院へ入院。その後の消息は不明。また飛び降りたとされる女性の遺体は見つかっていないとのこと。
    スタッフの現地調査。この場所が心霊スポットであることが判明。また過去に女性の投身自殺があり、発見しにくい場所であったため、彼女の遺体は数日間放置されていた。さらに即死ではなく、遺体には移動した形跡があったとのこと。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]飛び降りシーンは良かった。特に中空で消えるかのような半透明なところ。ラストのドッキリも予想範囲であったが、まあ驚いてしまった。
  2. 黒み
    [カテゴリ]心霊
    [概要]オフィスビル内に設置された監視カメラの映像。
    投稿者インタビュー。当時勤務していた警備会社で入手。
    投稿映像。暗い通路を懐中電灯を手に巡回する警備員。映像にノイズが混じり始める。床に黒い塊が落ちており、手に取ると毛髪のようだ。とっさに棄てる警備員。続いて壁を凝視。まるで何かを確認するかのように顔を近づける。突然壁から無数の手が伸びるて警備員の身体を壁の中に引き込んでしまう。残された帽子だけが床に転がる。画面が暗転して終了。
    投稿者インタビュー。会社で事件の隠蔽が図られて、テープを投稿者が処分することになった。最近この夢を見てうなされる。実はこの時の巡回は投稿者が予定されていた。しかし寝過ごしてしまい、映像の男性警備員が替わりに巡回してくれた。身代わりになった形で申し訳ないと。投稿者はこの映像の処分をスタッフ依頼して立ち去る。
    後日、映像を確認するスタッフ。映像のラストで画面が黒くなっていたのは、カメラの直前に女の顔があったためだと判明。カメラを睨んで何か話しているようでもあるが音声は確認出来ない。現在、投稿者の連絡がつかない状況。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
  3. [感想]壁に飲み込まれる警備員とかやや過度な演出ながらも悪くない。ラストの女性の表情で目玉が動いているのがいい感じ。
  4. 軋む声
    [カテゴリ]心霊+オカルト
    [概要]友人とキャンプに行った時の映像。
    冒頭、投稿者インタビュー。右耳の耳鳴りを訴える。
    投稿映像。女性2人でキャンプ。あいにくの天候でテントに戻る2人。投稿者の女性が何か聞こえると話すが、友人には全く聞こえない。音を探り外の様子を見てくると友人。テントから外に出る友人をカメラが追うと、外の宙空にぶら下がったような青白い足首。はっとしてカメラを背ける。投稿者が友人に何か(足が)見えたと訴える。しかしそこには何も無く、訳判らないことを言う投稿者に対して友人が怒り出す。気まずくなった2人はキャンプを終えたとのこと。今も耳鳴りは続いていると投稿者。
    現地取材。キャンプ場の管理人は取材拒否。近隣の聞き込みでキャンプ場で首吊り自殺の噂。キャンプ場が自殺を隠蔽しているとも。投稿者が入院。
    投稿者が退院後にインタビュー。右耳に大きなガーゼを当てて現れた投稿者。耳が腫れて病院へ行ったとのこと。その時の頭部MRIをスタッフに見せる。そこには右耳に不可思議な線上の影が写っている。手術により摘出されたのは、体長30cmもある巨大ミミズ。キャンプで投稿者が就寝中に入り込んだのではないかと。摘出後は耳鳴りも止んで普通の生活を送っているそうだ。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★★★☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]久々な感じの虫系映像。ミミズが体内とか考えると、前半の中空の足とか吹き飛んでしまうくらい嫌だ。ストーリー的に「足」と「ミミズ」との因果関係が判らない。なので不気味さが分散してしまった感じ。
  5. テガタ
    [カテゴリ]心霊
    [概要]一人暮らしを始めた弟を映した映像。
    投稿者インタビュー。面倒くさがりやの弟。連絡もよこさず心配する母親の為に、弟のビデオメッセージを撮影する投稿者である姉。
    投稿映像。弟のアパートを訪れてカメラを回す姉。カメラの前で照れながら近況を話し出す弟。突然部屋の灯りが落ちる。弟がブレーカーを上げるが復旧しない。暗い中、部屋に響く重低音。地震のように揺れる電灯。突然窓ガラスに張り付く無数の手形。驚く姉弟。やがて電気が点くが、窓には手形が残ったまま。立ち上がった弟の背中に2つの手形に驚く姉。振り返った弟は、ゆっくりと姉の背後を指差す。悲鳴を上げて部屋を飛び出した姉は、動転してそのまま帰宅してしまう。投稿者は自分の背中に手形の痣が残っていることに気付き、心配して弟に連絡するが繋がらない。後に弟の部屋を訪れるが彼は出てこなかった。スタッフが映像を検証すると、投稿者が部屋を飛び出した際、ブレるカメラの映像に赤い服を着た女性が両手を上げた姿が映っていた。
    現地調査。弟の部屋を訪れるスタッフ。呼びかけても応答が無い。不在かと思ったが窓に人影。さらに呼びかけてようやくドアを開ける弟。取材を申し込み室内へ。やつれた様子で踞る弟。問いかけに対してもダルそうに短く答えるだけ。スタッフが両親も心配して引っ越し先を探していると告げる。弟は「引っ越さない」「引っ越せない」。理由を問うスタッフ。彼は「寂しがるから」と答えると、以降ダンマリになってしまう。スタッフが部屋の空気を入れ替えようと窓を開ける。目の前には墓場。突然暴れ出し「帰れ」「開けんな」と怒鳴る弟。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]弟くんの背中に着けられた微妙に奇麗な手形に違和感。バックプリントされているみたい。あとチョット芝居がかった仕草が鼻についた。
  6. 天井裏の呪念
    [カテゴリ]心霊
    [概要]心霊検証番組の映像。
    投稿者インタビュー。映像制作会社に勤めていた兄が持っていた映像。兄は失踪中。
    投稿映像。心霊の噂がある空き家を訪れた霊能力者と撮影スタッフ。映像に軽くノイズが混じる。生活臭の残る屋内は多少劣化してるものの奇麗。問題の和室。女性レポーター曰く、ここでは人が動いていたり話し声がしたりとの噂がある。霊能者はこの家が霊道の真上に建っていて危険と語る。
    投稿者インタビュー。兄の部屋で6本のテープを発見。テープはNo.3から始まっていてNo.1とNo.2は見つかっていない。
    投稿映像に戻る。心霊現象検証中の映像。1階の異変があるとされる和室に女性レポーターを残し、2階でその様子をモニタしているようだ。モニタの前の霊能力者が咳き込み、やがて喉を押さえて苦しみ出す。女性レポーターの悲鳴。動けない霊能力者を残して、1階和室へ駆けつけるスタッフ。泣いて怯えるレポーター。「納戸から手が」と訴える。スタッフが納戸を開けるが何も無い。
    検証中のモニタ映像をチェック(別のテープ)。毛布を被り壁に寄りかかってうとうとする女性レポーター。ろうそくの火が消えるが気付かない。納戸の扉がひとりでに開く。レポーターが目を覚まして納戸に目をやると、開いた扉の奥から延びてくる手。悲鳴を上げる彼女。
    上から物音。2階へ上がるスタッフ。物音はさらに上から聞こえてくる。天井裏(ロフト)への入り口発見。映像が乱れる。天井裏の扉が薄く開いている。梯子をかけて天井裏を覗くカメラ。鮮明になる物音。懐中電灯の明かりの先にバウンドするボール。物音はボールが付かれた音だったようだ。突然転落。彼等の足下に転がり出てきたボール。梯子を上り再び天井裏を伺うおうとする背後で、霊能力者の数珠が切れる。カメラが天井裏を伺うスタッフに戻ると、天井裏の中から何者かがスタッフにしがみ付いていた。逃げ出す一同。
    投稿者インタビュー。兄の友人に聴いた所、関係者全員が行方不明であると。またこの家で女性の白骨死体が見つかったとのこと。投稿者が兄の友人に家の場所を聞いたが、決して教えてくれなかった。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]サブタイ作品だけど怖さは普通かな。天井裏でボールがバウンドしているシーンでは、明らかに暗闇に誰か居てボールをキャッチしている。まあキャッチしていても良いんだけど、それが中途半端に判っちゃう映像は興ざめ。
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【シリーズ過去ログ】

闇動画5

201303_yamidoga5
闇動画5 [DVD] [DVD]
制作年:2013年(日)
収録時間:77分
カテゴリ:ホラー/ドキュメント(投稿系)
【総括】
リリース後半年以上経過してしまって今更感がありますがシリーズ5作目です。既に続く「6」「7」とリリースされており、順を追ってご紹介出来ればと思います。
77分で中編×3、小作×2の5話収録。中編の合間に小作が入っている。心霊だけで無くいろいろ合わせ技的な映像となっている。比較的カルト色が濃いかと。グロ映像あり。エロ映像は無いが一部ストーリーとして盛り込んでいる感じ。
前作よりはややマシになった感じを受ける。ただ中編は退屈とまではいかないまでもややダレ気味かな。なんせ複数のネタを盛り込んでいるので消化不良感が残る。ネタ的には悪くないので、もそっとネタを絞り、その分話数を増やして欲しいを思う。
フェイク感は前作に続いて高め。怖さを訴える映像にやり過ぎ感があって、シラケるギリギリのラインか。いっそフェイクドキュメントと割り切って観れば良いと思う。まあ魚の腹に目玉は笑うしか無かったけど。
以下ネタばれ進行です。
【各話紹介】

  1. イタズラ電話
    [分類]心霊
    [概要]中編。心霊の噂がある公衆電話でドッキリを仕掛けた映像。
    冒頭は公衆電話に携帯を貼付ける男女の映像。
    投稿者インタビュー。大学の映像サークルのイタズラ映像。イタズラの首謀者と撮影者(投稿者)の男性2人と女性1人。公衆電話に携帯電話を貼付けてその携帯に電話。あたかも公衆電話が鳴っているかのようにみせかけ、通行人のリアクションを撮影するというもの。またこの公衆電話には女の霊が出る、急に鳴り出す等の噂があるらしい。彼等は近くの建物の屋上から撮影。首謀者の男性が撮影を前にはしゃぐ。
    通行人1人目。サラリーマン(♂)。早速携帯へ電話。公衆電話の呼び鈴に恐る恐る近づく男性。受話器を取る前に呼び鈴は止まり、訝しみながら立ち去る。
    通行人2人目。サラリーマン(♂)。鳴り出す呼び鈴。立ち止まった男性は電話ボックスに入る。男性が受話器を取る直前に電話を切る。
    通行人3人目。OL風(♀)。鳴り出す公衆電話に一旦立ち止まる。しかし無視して足早に立ち去る。
    午前零時過ぎから通りも人気が無くなる。電話ボックスから道路をはさんだ反対側に駐車した車で撮影待機する投稿者達。既にイタズラに飽きてきて、もう止めようと言い出す。その時電話ボックスに人影。女性が電話しているようだ。突然首謀者の男性の携帯が鳴る。発信元は公衆電話。恐る恐る電話に出る。受話器の向こうから「ミセテヤル」との声。カメラを電話ボックスに戻すと人影は消えていた。
    午前一時。撤収することに。首謀者と撮影者の男性2人が電話ボックスに設置した携帯を回収。いきなり公衆電話が鳴る。戸惑う彼等。首謀者が受話器を取り耳にあてる。電話ボックスの外に巨大な顔が張り付きカメラを睨む。驚いた撮影者は首謀者を残して車に逃げ帰る。車内から電話ボックスを映す。首謀者が電話ボックスからゆっくりと出てくる。車道をとぼとぼ渡っていると走ってきた車に轢かれた。血を吐いて倒れている首謀者。彼は全身骨折でそのまま大学を辞める。また彼を轢いたのは彼の友人で事故の記憶が無かったとのこと。
    実は首謀者は二重のドッキリを仕掛けていた。彼と彼を轢いた友人が共謀。ドッキリの最中に本物の霊と遭遇する構図で、午前一時に幽霊役の友人が女性の霊に変装して車内の2人を驚かすつもりだった。
    スタッフが現地を調査。元となる女の霊の噂の出所が不明。付近の聞き込みでは誰も噂を聴いた事が無く、警察に問い合わせるが死亡事故の事実も無い。投稿者に確認すると首謀者から聞いた話との事。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]多少クドい感じはするが展開は考えている。轢かれるシーンも予想はついたがいい感じ。電話ボックスに張り付く大きな顔はいかがなもんか?単純にボックスの外に女が佇んでいたなど、地味目な方が怖さもリアリティも出たような気がするが。あとチャラそうな首謀者の言動にイラつくw
  2. 迎える女
    [分類]心霊
    [概要]観光地を訪れた時の映像。
    昼間。日本家屋を散策する撮影者。外に開け放たれた和室。カメラが横に振れると、誰もいなかった和室に正座する和服の女が現れる。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★☆☆
    [感想]牛抱せん夏さんに見えたw
  3. デリヘルの客
    [分類]事件+カルト
    [概要]デリヘル嬢がペンダントに仕掛けた隠しカメラの映像。
    元店員である投稿者インタビュー。この後店長は失踪。映像は店長がデリ嬢了解のもと客とのプレイを盗撮し、流出映像として売っていた。
    投稿映像。サラリーマン風の男性客。無口でデリ嬢が話題を振っても盛り上がらない。デリ嬢がプレイ前のシャワーを促すが男はそれを拒む。男の携帯に電話。電話に出て席を外す男。デリ嬢が誤って男の鞄を落とすと中から注射器。男が戻って来た。とっさにバスルームに逃げ込むデリ嬢。急いでバスルームの鍵をかけて店にメール。クスリをやってる人間など、ヤバい客の場合はバスルームにこもって店にメールする決まりで、メールを受けた店員が駆けつけることになっているらしい。バスルームをノックする男。デリ嬢は震える声でクスリやってる人にはサービス出来ないと伝える。しかし男は無言でドアを開けようとする。執拗に。徐々に乱暴に。男は一旦ドアの前から離れすぐに戻ってくる。今度は工具を使ってドアを開けようとする男。恐慌状態のデリ嬢。そこに店長が到着。男が部屋から出てゆく気配。意を決して外に出るデリ嬢。恐る恐る店長を呼ぶが応えが無い。唐突に客の男が現れる。手には注射器。デリ嬢をベッドに押さえ付けると嫌がる彼女に注射する。すぐに大人しくなるデリ嬢。男は彼女の下着を脱がすと、慣れた手つきで彼女の陰部を切り取る。立ち去る男。
    その後、デリ嬢は女性器の一部を切除された状態で発見された。店長は行方不明。店員はデリ嬢を医者に連れてゆくが、彼女は翌日病院から姿を消してしまった。なお警察へは通報していないとのこと。
    女性器の切除について「スコプツィ」が紹介。スコプツィはロシアのキリスト教一派で、この世の諸悪の根源は肉欲であるとの教義のもと、全人類の去勢を目的にしているとのこと。
    スタッフは店長の行方を調査。ダイエット食品の輸入業をしていることが判明。その事務所前で張り込んでいると店長らしき人物が出てくる。スタッフが駆けつけて取材を試みるが取り合ってくれない。ただ彼はスタッフに「人じゃない」「監視カメラを見れば良い」と言って立ち去った。
    ラブホの監視カメラ映像。部屋のドアが開いて後ずさりするように出てくる店長。続いて客の男が出てくると、男が手も触れていないのに店長が後ろに吹き飛ばされる。男の背後に一瞬現れる白くて大きな2つの顔。ノイズが混じって映像が切れる。超能力なのか?とナレーション。
    [怖さ]★★★☆☆
    [グロ]★★★☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]かなーり捻っているしネタも盛っているね。客の異常性が気持ち悪い。デリ嬢の緊迫感は出ていて良かったか。前作もデリヘルネタ(栄光の手)があったけど、スタッフ好きなのかな?まあドストエフスキーが出てくるとは思わなかったw
  4. 漁港の眼
    [分類]オカルト?
    [概要]漁港の市場で撮影した映像。
    水揚げされた冷凍マグロ?その腹に大きな目玉。まばたきする。
    [怖さ]★☆☆☆☆
    [グロ]★☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]わろす。瞳に何が反射しているか見てやろうと思ったがよく判らなかった。
  5. 奇妙なキャンプ場
    [分類]心霊+カルト
    [概要]河原でのキャンプを映した映像。
    映像制作会社から提供された映像。昼間。河原でテントを設営する2組のカップル。他の客は居ないようだ。河で遊んでいると文字の刻まれた石碑のようなものが2つ見つかる(画像が暗すぎて良く判らない)。日も落ちてバーベキューを始める撮影者達。途中ボトルオープナーが無いため、代用品を探しに車の工具箱を取りに行く1組のカップル。面白そうと後を追う撮影者の男性。暗い中、車で工具箱を探す男女。カメラがズームアウトすると、木の下に佇む白い服を着た女らしき姿。カメラが外れ、再び映すと姿が消えていた。付近を調べるが何も無い。不審に思いつつキャンプ地に戻る。
    テントで怪談を始める一同。女性が江戸時代にこの地で大きな飢饉があったと話す。その際、死体置き場が無くてこの辺りに沢山の死体を置いたとのこと。突然テントの外で水音のような大きな音。一瞬硬直する一同。再び大音。そして周りを走り回るような音。身を潜めていると、やがで静かになる。カメラを手に男性2人が様子を見に外へ。誰もいない。ふと遠くからかすかに歌声が聞こえる。河音に混じってフェードアウト。テントに戻ると女性の1人が靴を残したまま姿を消す。テント内には石のような物が映っている。居なくなった女性の彼氏が持ち帰ったらしい。
    3人で消えた女性を捜す。キャンプ場のトイレ。外から呼ぶが応答無し。中を見ても居ない。扉を閉めるとその影から大きな口の怪物(もしくはその仮面を被った人)。襲いかかられノイズまじりに映像が途切れる。撮影者達は逃げ切れたが消えた女性は戻らなかったとのこと。現在も行方不明なままらしい。
    スタッフの現地調査。映像の撮影者にコンタクトを取るが返信が無い。現在キャンプ場は閉鎖されていた。キャンプ場のある町の老人にインタビュー。この地は江戸時代は狩猟が中心であった。飢饉があったという事実は知らない。キャンプ場は経済的な理由で閉鎖されたらしいとのこと。
    この地を取材していた女性雑誌編集者インタビュー。政治家の献金問題を調べていた。この政治家に献金している宗教団体があり、現在この山はその宗教団体が所有しているはず。なぜこの山を購入したのか判らない。この宗教団体の幹部が行方不明になっている。またこの地で落雷の確率が高いなど怪現象が起るようになったとのこと。
    [怖さ]★★☆☆☆
    [グロ]☆☆☆☆☆
    [フェイク度]★★★★☆
    [感想]これもいろいろ盛り込んでいるなあ。でも「とりあえず怖いことを並べてみました」みたいで消化不良起こしている。俯瞰すると何が怖いのか判らない。最後の怪物は不気味さというよりドッキリ演出でしかないし。

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